コンサルタントのネタモト帳+(プラス)

ビジネスにも料理にも役立つ“ネタ”が満載!社労士・診断士のコンサルタント立石智工による経営&料理ヒント集

納豆:「あるある捏造」報道以後の店頭は・・・・

2007-01-27 | マーケティング
人気(だった)テレビ番組「あるある大辞典II」における“捏造”問題。既に各所で散々報道されているので経過については皆様ご存知かと思いますが、スポンサー降板・番組打ち切りというところまで一気に追い込まれました。(「不二家」と違って、ここで留まっているという印象も受けますが・・・・)

この番組については、このブログでも以前のエントリの中で触れております。
需要の安定的な拡大は喜ばしいことですが、急激な変化はかえって「体力」が奪われる結果にも繋がりかねないため、非常に慎重な対応が必要であると感じました。

当初の意図とは異なる形でしたが、この懸念が正に「最悪のシナリオ」で具現化されてしまったということです。

先日、夜の9時過ぎに近くのスーパーに立ち寄った際に、ふと納豆コーナーを見たところ、
「これでもか!」と言うぐらいの、山ほどの納豆
がうずたかく詰まれていました。TV番組以後の「極端な品薄=需要過多」に対応するため、納豆メーカーは大量の在庫を確保してフル操業で生産した結果、今回の“捏造”報道で「在庫積みあがり=供給過剰」になってしまったという、目も当てられない状態となってしまいました。

発酵食品である納豆は「生産リードタイムがかかる(3日ほど?)」食品ですし、在庫の確保などはもっと長いリードタイムの中で考えなければならない問題です。動き出した船(=会社)をすぐに止めることは出来ません。strong>極端な需要の変動は、例えそれが上ブレであっても、リスクを抱えることになるということを、如実に示した今回の「事件」であったと私は考えます。


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