(今回の女子力イメージ)
※画像はhttp://akb48gazou.com/から
こんにちは。
9月は大学3年生の就活スタート月。
学生の就活の悩みの中で、実は一番のボトルネックが
『親との関係をどうするか?』というコトなのだろうと思います。
自己分析をするようになると
どうしても
『親との関係』について書き出すことも出てくるんだ。
そこからいきます。
■親がリストラされちゃった!
※※※※※
お父さんがリストラされちゃって、家にずっといるんです。
お母さんはパートで働いているんだけど、それだけじゃやっていけない。
だから私がきちんと就職しないといけないコトはわかっているんだけど、
でもそういうコトで無理やり就職しなきゃいけないなんて、ちょっと・・・
※※※※※
数年前、そういう相談があったことが今でも強く印象にあるんだ。
これからは、たぶんもっと多くなるかもね。
『就活は自分の夢や希望を優先してみよう』
と就活本やガイダンスで言われているんだけど
実際は家族・親との関係によって
いろんな『現実の壁』が立ちはだかるコトが多いと思うんだ。
単純な精神論で、とにかくがんばれと言っても
カラ回りしてしまうから、注意が必要だよね。
もう少し考えてみよう。
■収入の確保という次元
リストラや就活で、悩みどころの一つは
『安定的な収入手段の確保』ということになります。
収入によって悩みの半分以上は解決するんだよね。
ここでよく言われるのが
『高収入を得られる職業(会社)に就職すればいい』
(大手・有名企業の内定)
あるいは
『高収入を得られる手段を身に付けよう』
(ロバート・キヨサキ系統の※ESBI)
※
ESBI→収入と働き方を4つのクワドラント(区分)に分ける考え方
ロバート・キヨサキ『金持ち父さん』シリーズの本に詳しく載っている。
現実の悩みの問題解決に追われて、こういう考え方に向いていく
人も多いだろうと思います。
■『何によって認められたいか』(ドラッカー)
高収入を得ることで、自分の価値を世の中で認められたい。
そのことで『自分の悩みを解決』したい。
こういう価値観はよく『成金趣味』という表現で言われます。
派手な暮らしやバブリーな生活をする人たちの存在があるので
わかりやすいでしょう。
『お金持ちがお金を使うことで景気が拡大していく現実』もあるので
彼らの『趣味』を否定はしません。
ただし成金趣味が世の中で嫌われる理由の一つは
『自分の生活の悩みを(お金で)解決しているだけだろう』
ということがあるんですよ。
■医者は医術で、芸術家は芸術で
今日のテーマは親との関係という切り口ですが
実は『職業観の涵養』ということなんデス。
?私は何のために働くのか?
ということを自分自身が納得し
またその理由を他人に説明し
他人から『なるほどあなたの考え方は理解できる』と納得してもらえるものを
優先していくのが、長い人生ではベストな態度のように思われます。
医者ならば、医療技術で『人を救うこと』
芸術家ならばクリエイティブな芸術を作り、『人を感動させること』
それが仕事のメインだと思うので
『高収入によって自分の生活上の悩みを解決』することは
どんな仕事の分野でも創意工夫によって
後からでもついてくる『結果論』ではないかと思えてきます。
★★親子の就活会話は価値観をぶつけていこう★★
親の場合は、『自分たちの経験値』でいろんな説教をしてくるでしょ?
ところが全部が全部『筋の通った意見』ではないよね。
筋が通らない、価値観が違うな、と感じたら
どこがどう違うのか、そのままにしないで
やはり徹底的に価値観をぶつけておこう。
生き方に関する部分、職業観に関する部分は
親子であっても完全に個人の領域になってくるんだ。
ここから
大人同士の『並列な関係性』が芽生えてくるのだから。
次回のイメージ
注)イメージ画像はすべてhttp://akb48gazou.com/から
ではまたね。
『私は愛読している』という人ほど、キヨサキ本の次のフレーズは『なぜか見落として』しまうらしいので注意して読んでね
↓
『世界中のどこでも、(略)・・地域社会の経済的な安定を維持するためには、四つのすべてのクワドラントで働く人々が必要だ』
(『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』第一章から)
『4つに区分したどの立場であっても、その働きは必要なものだ』というフレーズが差し挟まれているのだから
『どれか一つを特定の高収入に直結して解釈し、説明する人』がいたら、その箇所を教えてあげてね。
どんな働き方も必要なのだから、職業選択の判断はあくまで個性と能力によってベストマッチングをはかっていこう。
『どんな仕事内容によって、自分の何を、どう認められたいか』ということがポイントになってくるよ★
『どの分野の仕事でも、知恵と熱意による創意工夫で収入UPはできるものだ。「働き方という外形的なものが収入の決定打」なのではない』
そのことは世界中の有名な実業家、教育者の生き方の伝記を読めば無数の実例があるぞ。
自分の職業観がふらついている人は、彼らの主張に引きづられてしまうから危険だよ。
「自分の個性と能力」がマッチングしなければ、どんな分野でも成功はしません。
「企業就職をめざすことで企業で働き、社会を支えていくことが自分にはふさわしい職業観である」
と思うのならば、決然として就活をすることで突き進もう。
大切なのは、社会を支えるベースとなる勤労観の醸成なのだ!