人気ブログランキングへ
にほんブログ村
こんにちは。
★★
2012年2月は週2回の更新を予定しております。
★★
※建国記念の日特別更新です。
自分の歴史を振り返ることは、就活の自己分析でも大切な事ですが
日本の歴史を振り返ることも、社会に出ると大切になってきます。
目先の就活だけにとらわれず
今日はそんな気分でちょっと考えてみよう。
■復元工事の東京駅駅舎から
※※※
19世紀の西欧は、西洋建築の歴史様式の展覧会場の様相を帯びていた。
日本が意識的に西洋建築を学び始めたのは、西欧がそんな時代の時だった。
明治、大正の建築家達は、西洋建築の全歴史を射程に入れた建築の様式を真剣に学び、国家を飾るに相応しい様式をその中に探し、個々の建物に相応しい様式の選択と達成に全精力を注いだのである。
(西田雅嗣)
※※※
高井潔「日本の名景 洋館」光村推古書院から
企業訪問で東京駅周辺に来るときに、見る機会が多い赤レンガの東京駅駅舎は
ただいま創建当時のスタイルに修復工事中です。
(2012年2月9日撮影)
近代的なオフィスビルが立ち並ぶ周辺で
まるで新築のように立派な駅舎が見えてきました。
■必要な知識技術と、仕事の遺産
東京駅を設計した辰野金吾が、もし今、大学生で就活をしていたら
どんな進路をめざしたんだろう?
理系で院卒の技術職志望だとして、ちょっと考えてみよう。
西欧建築は明治の日本にとって必要な知識技術の一つでした。
今ならば、どんな知識技術が一番必要とされるのだろうね。
~・~・~・~・
「自分の知識技術は、これからの世界では必要不可欠なのだ」という
「強い信念」と「時代とのマッチング感覚」を大切にしよう
~・~・~・~・
就職するということの先には
その仕事で何をして
世の中に役立っていけるか?
ということを、いつでも考えておく態度も大切かと思う。
~・~・~・
これからの時代に、何をしたら世の中の役にたてるだろうか?
そしてどんな「仕事の遺産」を残せるだろうか?
春休みに自分を振り返り、静かに見つめなおす時間も大切にね。
~・~・~・
2012年2月11日
明日は定期更新です★
(2月は水・日で予定)
人気ブログランキングへ
にほんブログ村
東京駅駅舎のような建築物や、仕事上の業績など「あとに残る仕事」も立派なものですが
そういう遺物は誰にでも残せるものではないので
、これを目標にするのは難しいよね。
それで内村鑑三は「立派な生涯を送ることで、その生涯を後世へ遺物として残せ」といいました。
★内村鑑三「後世への最大遺物」岩波文庫★
本屋さんに並んでいる派手な広告の人生論の本より、こういう古典のほうが役に立つと思うこのごろデス。文庫といってもページ数が少ないから1時間くらいで読めます。オススメします。
その後の保存運動で1999年に創建当時に戻す復元計画が出されたと思います。
復元計画が出されたときに
「この復元が完了する頃には、日本のプライドが完全に回復するのだろう」と思いました。
すでに法務省の赤レンガ庁舎や丸の内の三菱一号館(レンガ)が復元されていますが、東京駅が完全に復元できれば
明治~大正の名建築が元通りになって、当時の日本が持っていた品格が21世紀に戻ってくるような気がします★
もちろん昔に戻ればそれで良い・・というものではなくて
「文化遺産」を見ることで、当時の時代精神を現代に生かすきっかけであればいいと思うんです。
このテーマで次回更新をしてきますのでよろしくお願いします★