10月はハロウィンにちなんで
仕事に関係する「不思議な世界」をとりあげてます。
■話は複数で聞くルール
tarebonが女子大勤務の時の話ですが
学長クラスの偉い先生に話を聞きにいくときは
“複数名で話を聞く”という仕事のルールが存在していました。
学生の就職やキャリア教育について
学長から質問があるのですが
(“諮問”という表現を使うことがあります)
学長が質問する内容を正確に聞き取って
それを報告する義務があります。
(“諮問”に対して“答申”するという表現が使われます)
“答申”する側として“諮問”内容を
複数で確認するわけです。
■意図がどうなっているか?
偉い人たちというのは
自ら文章を書いて指示するよりも
指示内容について話をするだけのことが圧倒的です。
部下にあたる人たちが
偉い人の考えを理解して文章にまとめ上げるわけです。
こういうとき、部下は偉い人の話を複数で聞きあって
“ああいう言い方をしたけど、これをどう受け取った?”
“私は、こんな意味でしゃべったと思いますが・・”
という具合にダブルチェックしていきます。
■会社説明会で会社がしゃべる内容
会社説明会で
全員に同じパンフレットや同じ資料を渡しても
内容の理解度は学生によってまちまちなんです。
まして説明でアナウンスされる内容も同じです。
自分が理解した内容について、他の人にも確かめてみるのが
ダブルチェック上、望ましいということですね。
福利厚生に関心がある学生は、その部分の内容はよく覚えていて
他の内容が聞き取れていません。
業務内容に関心がある学生も、その部分の内容はよく覚えていて
他の内容が聞き取れていません。
つまり人間には聞く人の関心のバラエティによって
“同じ内容の話が違って記憶される”ことがあるんです。
■自分が“複数いるように”聞いてみよう。
会社の説明会や、就活のガイダンスで担当者がしゃべる内容も
自分の興味関心ある部分だけ覚えて
他のことが記憶できないことがあります。
時には“自分を二人に増やすようなイメージで”
「説明で聞いた内容を、もう一人の自分がチェックするような意識」
をもっておくことも必要かもしれない。
★★★
ハロウィンのお化けたちは簡単に自分の分身を増やして人を驚かすようです。
人間だって、実は自分をもう一人増やせるものだよ。
「感情の自分」と「理性の自分」の二人で
いろんな物事にダブルチェックで対応していこう。
ではまたね。
『偉い人たちの話の聞き方』
仕事の知恵だよね★
打ち合わせ、話し合いの『議事録』を作る訓練をすると、他人の話の聞きとり方ができるようになります。
こういう能力は秘書的なんだけど、就活でもビジネスでも武器になるよね。
うまく身に付けるといいと思うよ★
★前回記事のハロウィンイメージがリラックマだったのでその続きです★