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お盆休みの期間は
自宅でのんびり過ごされている人も多いと思います。
そんな中でも、将来の情報収集のために
耳をそばだてておくのも大切かと。
情報収集というキーワードでいきます。
★★★定期更新は★★★
原則週2回(水・日)+増刊で予定です。
8月もファイト
★★★☆☆☆☆★★☆☆
■耳こそ戦力
帝国陸軍で大本営の情報将校だった堀栄三の言葉から。
※※※
昔、ドイツで読んだある本の中に、「兎の戦力は、あの速い脚であるのか、あの大きな耳であるのか?」という設問があった。
答えは、いかに兎が速い脚を持っていても、あの長い耳ですばやく正確に敵を察知しなかったら、走る前にやられてしまう。だから兎の耳は、兎にとって自分を守るための最重要な戦力だというのである。
ますます複雑化する国際情勢の中で、日本が安全かつ確乎として生きていくためには、なまじっかな軍事力より、情報力をこそ高めるべきではないか。
長くて大きな「兎の耳」こそ、欠くべからざる最高の“戦力”である。
※※※
堀栄三「大本営参謀の情報戦記」文春文庫版1996年より。
帝国海軍で予備学生出身の大尉だった作家の阿川弘之も
情報の重視について書いている。
※※※
非常に大切なものでありながら、日本の軍隊が軽んじたのは、第一にlogistics(兵站補給)、第二にcommunication(通信及び情報)だと言われる。
海軍で情報の元じめは軍令部第三部だが、ここのことを「腐れ士官の捨てどころ」と称して、兵学校出身者の大多数は行きたがらなかった。
communicationを馬鹿にした結果、ミッドウェー沖で、大勢泳がされることになるのだけれど、それでも敗戦まで眼がさめなかった。
※※※
阿川弘之「海軍こぼれ話」光文社知恵の森文庫1990年版より。
個人単位で考えて、また就職活動で考えても
情報不足で突き進むのは非常に危険なわけだね。
■耳を活かす静寂(情報を意識して遮断すれば聞こえてくる)
というわけで耳(情報のキャッチと分析)を活かす方法を考えていこう。
※※※
昭和16年秋、日本が対米英戦争を決意するに際して、参謀本部や軍司令部は可能な限り情報を集めたことは当然である。当時の軍首脳部は、一般の人とは比較にならない量の情報を持っていたわけだし、それに基づいて考えれば、絶対に勝てないことが、簡単に理解できたはずである。
にもかかわらず、戦争を始めてしまった。専門家でありながら、しかも具体的な情報を持ちながら誤った判断を下してしまったのである。重要なのはデータの量ではなく、次元の違う、しかも断片的なデータから物事の本質を読み取る能力であろう。“想像力”と言っていいかも知れない。
戦時中でも牢屋に入っていた囚人たちには、戦局の推移が、外の世界にいる人たちよりもはっきりわかるということがあったという話もあるのだ。情報力を強化するには、時として情報を遮断するのが最も確実な方法という逆説的状況も生ずるのである。
※※※
渡部昇一「指導力の研究」PHP文庫1986年版から抜粋。
・・・・tarebon的な耳(情報分析)の活かし方・・・・
気になる情報があれば、その情報についてあれこれ「想像力」を働かせてみよう。
その間、他の情報は遮断して、その情報について「だけ」考えるのだ。
静寂の時間を確保し、想像力を働かせていくうちに、その情報を補完するような
別の情報を「自然にキャッチ」する瞬間があるのだ。
お盆の季節に
静寂な時間を過ごして
秋からの活動に必要な情報力を鍛えよう。
2014.8.13
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答えは、いかに兎が速い脚を持っていても、あの長い耳ですばやく正確に敵を察知しなかったら、走る前にやられてしまう。だから兎の耳は、兎にとって自分を守るための最重要な戦力だというのである。
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にもかかわらず、戦争を始めてしまった。専門家でありながら、しかも具体的な情報を持ちながら誤った判断を下してしまったのである。重要なのはデータの量ではなく、次元の違う、しかも断片的なデータから物事の本質を読み取る能力であろう。“想像力”と言っていいかも知れない。
戦時中でも牢屋に入っていた囚人たちには、戦局の推移が、外の世界にいる人たちよりもはっきりわかるということがあったという話もあるのだ。情報力を強化するには、時として情報を遮断するのが最も確実な方法という逆説的状況も生ずるのである。
※※※
渡部昇一「指導力の研究」PHP文庫1986年版から抜粋。
・・・・tarebon的な耳(情報分析)の活かし方・・・・
気になる情報があれば、その情報についてあれこれ「想像力」を働かせてみよう。
その間、他の情報は遮断して、その情報について「だけ」考えるのだ。
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別の情報を「自然にキャッチ」する瞬間があるのだ。
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