よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

岡豊城跡から塩の道へ

2005年06月06日 | Weblog
土曜の午後、すこし時間が空いたので、岡豊城跡にある県立歴史民族資料館に行った。

 目当ては「四国遍路」についての企画展示だったが、行ってみたらケース一個分の展示しかなくあてはずれ。ロビーに貼ってあるポスターで愛媛でも同じような展示があることを知ったが、そこまでは行けない。

 資料館を出て岡豊城跡に登ってみた。まったく人影がない。誰に文句があるわけではないが、風が吹いても寂しい、日が指しても寂しい。つわものどもの夢の跡、と思った。
http://www4.airnet.ne.jp/kmimu/castle/sikoku/okou.html

 車で香北町美良布まで行き、そこから山越えして香我美町に下りてみた。細い山道を十数キロ走ったが、人も車もほとんど見かけない。一枚一枚がせまい田んぼがいくつも重なり、田植えが済んだばかりなのがわかるが、人影はない。山の奥のほうでこうやって米を作っていることをどれくらいの人が知っているのかしらと思う。
 途中香北町側から香我美町側に越える峠で、「塩の道」の案内を見かけた。
http://www.pref.kochi.jp/~chiiki/katsudo/16th/040220502.html
車で走ってしまえばあっという間だが、塩を積んだ荷車がこの坂を登ったかと思って振り向くとなかなか難儀なことだったろうと思われる。

人の居たところに人が居なくなる。なんでだろう。道が出来て、車が走り、人も荷物も暮らしも街中に押し流してしまったのかしら、と思いつつ、自分も車の流れと一緒になって高知市内に帰ってきてしまった。
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