幸いにして中小企業にしか属したことがないので、自分の乗っている船がいつ沈むかわからない泥の船、という感覚がしみついている。
どうにかしたいが、どうにもならず50歳も越してしまった。
文藝春秋で塩野七生さんが問いかけているが、日本のエリートたちがバブル前あたりから「泥の船」不安症候群のようなことに陥り、モラルの低下が企業不祥事や収賄、そして社会保険問題など今日の様相の根になっているのでは、と。
そして、ノーブリス・オブリージを、と阿弥陀さんのように手のひらを開いておいでる。
蓮の花のさく池の底は泥や水草の根で濁っている。
その池を浮きつ沈みつ、
渡る笹の葉、木の葉、泥の船。
どうにかしたいが、どうにもならず50歳も越してしまった。
文藝春秋で塩野七生さんが問いかけているが、日本のエリートたちがバブル前あたりから「泥の船」不安症候群のようなことに陥り、モラルの低下が企業不祥事や収賄、そして社会保険問題など今日の様相の根になっているのでは、と。
そして、ノーブリス・オブリージを、と阿弥陀さんのように手のひらを開いておいでる。
蓮の花のさく池の底は泥や水草の根で濁っている。
その池を浮きつ沈みつ、
渡る笹の葉、木の葉、泥の船。