よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

草をひくが、雑ではない。

2007年06月10日 | Weblog
町内の一斉清掃に参加。

まもなくの梅雨入りと夏場を控えて、道ばたの草取りと水路(田舎では「みぞご」と言う)の泥をさらうのが主眼。

コンクリートで固めた側溝にわたしたグレーチングをはずして、溝の泥の上に生えている草をひいたら底の泥が草の根にくっついてごっそりはがれとれる。

なんどか繰り返すうちに、子供の頃には見たこともないような「どす黒い」蛙がぴょんと現れた。こんなところでいったい何を食べて命をつないでいるのやら。

次に砕石を敷き詰めた駐車場の周りに生えた草をひく。

この駐車場を整備したのは平成12年で、その時は相当の厚みで砕石を敷いたはずだが、今では油断をすると人や車が通らない部分には草がはびこるようになった。

手鎌で刈っただけではまたぞろ生えてくるので、細長い草のひとかたまりの株ごと抜いてやろうとするが、地上に出ている茎や葉の部分が「か細い」のに対して、抜いた根は「剛毛」というべき旺盛さで土をいくら払っても根の中に小石をしっかり抱き込んで離さない。

名前も知らない「雑草」たちだが、生きるにはしっかりしなくてはならない、というお手本だろうか。

朝方の2時間くらいの作業だったが、終わってみると手の指の筋肉がパンパンに張っている。お百姓さんの指がぶっといのも道理。ひく方もひかれる方も命がけ、か。

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