船の艪をこぐ、ことをさせてもらう。
小さな船で、私一人が乗り移るだけで、重心が動き、傾きが変わるのが、私の体に伝わってくる。
陸の上にいるときは、自分の好き勝手だったが、船に乗ったら、私も「乗組員」の一人になる。
小さな船でも、思い通りに進めるのは、実は至難の業。
動かすにはまず力がいる。
エンジンやモーターに頼らないとすれば、
帆をはり風の力を受けるか、
オールや艪でこぐしかない。
力は、船の外からも加わる。
風と波は、気ままにやってくる。
それやこれやを按排しながら、
艪をこぐ。
自分一人で艪をこぐ、
ように見えて、
実はまわりのすべてのなかで、
自分が艪をこぐ役割になっている。
というのが、ありようと思える。
小さな船の、
たよりない艪でも、
ひとりで漕いでいるのではない。
小さな船で、私一人が乗り移るだけで、重心が動き、傾きが変わるのが、私の体に伝わってくる。
陸の上にいるときは、自分の好き勝手だったが、船に乗ったら、私も「乗組員」の一人になる。
小さな船でも、思い通りに進めるのは、実は至難の業。
動かすにはまず力がいる。
エンジンやモーターに頼らないとすれば、
帆をはり風の力を受けるか、
オールや艪でこぐしかない。
力は、船の外からも加わる。
風と波は、気ままにやってくる。
それやこれやを按排しながら、
艪をこぐ。
自分一人で艪をこぐ、
ように見えて、
実はまわりのすべてのなかで、
自分が艪をこぐ役割になっている。
というのが、ありようと思える。
小さな船の、
たよりない艪でも、
ひとりで漕いでいるのではない。