よれよれ日記

谷晃うろうろ雑記

ちさな船、頼りない艪の吾

2012年06月23日 | 雑事万端
船の艪をこぐ、ことをさせてもらう。

小さな船で、私一人が乗り移るだけで、重心が動き、傾きが変わるのが、私の体に伝わってくる。

陸の上にいるときは、自分の好き勝手だったが、船に乗ったら、私も「乗組員」の一人になる。

小さな船でも、思い通りに進めるのは、実は至難の業。

動かすにはまず力がいる。

エンジンやモーターに頼らないとすれば、
帆をはり風の力を受けるか、
オールや艪でこぐしかない。

力は、船の外からも加わる。
風と波は、気ままにやってくる。

それやこれやを按排しながら、
艪をこぐ。

自分一人で艪をこぐ、
ように見えて、
実はまわりのすべてのなかで、
自分が艪をこぐ役割になっている。

というのが、ありようと思える。

小さな船の、
たよりない艪でも、
ひとりで漕いでいるのではない。
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