峠を越えてもまだ先がある

谷 和也 シニアの挑戦 ゆっくりマイペースで

備えあれば…

2009年06月24日 | 日常と健康
 新型インフルエンザは感染が世界に広がったが、どうやら終息しつつあるようだ。感染者が確認された兵庫・大阪で4月下旬に「学校の1週間の休校措置が感染拡大を防いだ」。そんな評価もされている。しかし、“第2波”がないとも限らない。池田市役所のロビーには必要な「備蓄品」のサンプルが展示されたまま。注意を促し、警戒と準備を呼びかけている。

 日本では6月23日現在「死者0」。メディアの報道もほとんどなくなった。ただ、WHOの警戒レベルは6月11日、世界的流行を意味するパンデミック期「フェーズ6」に引き上げられている。20世紀初めのスペイン風邪でも、第2波の致死率が異様に高かった。安心は禁物だろう。

 感染力の強いウイルスによるインフルエンザ流行のさい、不要不急の外出を抑え、自宅待機のケースが生じるのは、今回の騒動で多くの人が体験した。手洗い・うがいの励行のほか、食品や日用品、医薬品などを備蓄も考えた。「のど元過ぎれば熱さ忘れる」ではよくない。意見はいろいろあるだろうが、後で慌てるよりは「備えあれば、憂いなし」である。

 ところで、いつまでも“新型インフル”の呼称が続くのか。当初は豚インフル(英語はswine flu)と言われた。WHOは4月30日に頭につけていたswine(豚)を外し「Influenza(H1N1)」にしている。メキシコ・北米で(2~3月に)発生し、6月22日現在99カ国で感染者52,160人、死者231人。「09年インフル」か。発生地を含め感染者最多の「北米インフル」となるかもしれないが、これは米国が反対するか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする