これも我が団地の風景。棟と棟の間のちょっとした空地に“移動青空市”がオープンする。週に2度、月曜と金曜日だけ。軽トラックでやって来て、車体(荷台)を利用して、商品の食料品が並ぶ。野菜、魚、果物、パン、ラーメン…。日除けのパラソルも置く。食料品ならだいたい何でもそろえたコンビニエンス・ストアである。
青空市の開店時間は午前9時から午後3時すぎまで。9時前には団地中に車で回ってアナウンスするので「おっ、今日は来ている!」と分かる。足の悪いお客のために、電話で注文があれば、自宅まで商品を出前して届ける。そんな“常連”の人は、ちゃんと青空市の主人の携帯番号を教えてもらって、知っているのだ。
団地内にかつてあった「常設市場」(トップセンター)が、団地の建て替えと共に消滅した。もう10年になる。日常の買い物は駅前などに出かけなくてはならなくなった。そこで、いつごろからか、この移動青空市が登場した。吹田に住む年配の民間の夫婦が「朝3時に起き、中央市場で仕入れて来る」という。需要をみて供給を図る、立派な商売である。
値段はそう安くはない。それはコンビニも同じだ。ただ、買う側は丘陵地の団地から坂道を登り降りしなくていい。バスで買い物に出かけなくて済む。長く続いているのは、商売が成り立っているからだ。
団地住民の高齢化が進んでいる証拠でもある。
青空市の開店時間は午前9時から午後3時すぎまで。9時前には団地中に車で回ってアナウンスするので「おっ、今日は来ている!」と分かる。足の悪いお客のために、電話で注文があれば、自宅まで商品を出前して届ける。そんな“常連”の人は、ちゃんと青空市の主人の携帯番号を教えてもらって、知っているのだ。
団地内にかつてあった「常設市場」(トップセンター)が、団地の建て替えと共に消滅した。もう10年になる。日常の買い物は駅前などに出かけなくてはならなくなった。そこで、いつごろからか、この移動青空市が登場した。吹田に住む年配の民間の夫婦が「朝3時に起き、中央市場で仕入れて来る」という。需要をみて供給を図る、立派な商売である。
値段はそう安くはない。それはコンビニも同じだ。ただ、買う側は丘陵地の団地から坂道を登り降りしなくていい。バスで買い物に出かけなくて済む。長く続いているのは、商売が成り立っているからだ。
団地住民の高齢化が進んでいる証拠でもある。