メダカはメダカ(2012.5.29日作)
膨大な費用を湯水のように使い
膨大な人員を抱え込み
膨大な時を費やして
何事も決める事の出来ない
政治
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国家による公正な制度の下
国民 一人一人から選ばれ
国政の場へと
送り出された 者たち
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この国の行く末を思い
今現在 この時を生きる この国の
国民 一人一人の安寧 安泰を心に
公僕の頂に立つ者として 範の道を歩み
この国の形を 最良に形造るべき
責務を負う者たち その彼等を
今 この国で 選良と呼ぶ事は
可能なのか?
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泥田の中で互いに
足を引っ張り合い
泥にまみれた身を 臆面もなく
国民一人一人の前にさらしながら
自身こそは 正道を歩む賢者 と
信じて疑わない 厚顔無恥愚鈍
自身を映す鏡など
薄紙一枚分も持ち合わせず
自身の非を顧みる 謙虚さなど
朝露の一滴ほどにも 心に宿さず
ひたすら
泥田の中を泳ぎ 跳ね廻る
メダカたち
彼等 一人一人 各々
自身は 鯉魚(りぎょ) と
気取ってみても
メダカの群れにいる限り
メダカはメダカ メダカである事に
変わりはない
鯉魚は滝を登ってゆく