香港徒然草

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香港徒然草164:ペニンシュラに新型ロールスロイスが登場!

2006年12月15日 22時24分20秒 | 【香港】見る
2006年の12月14日にペニンシュラ香港にて14台の「ロールスロイス・ファントムEWB」が納車されたお披露目パーティーが開催されました。

14台だから14日を選んだの?なんて短絡的に考えてみましたが、おそらくペニンシュラの事ですから、お披露目パーティーも印象に残るよう日付も十分考慮したことでしょう。

さて、会場はペニンシュラホテルのグランドフロアにある「ザ・ロビー」と正面玄関周辺のエリア。
この日は朝から車寄せ部分を閉鎖し、ロビーも閉鎖してせっせと会場作り。

パーティー当日の昼間

パーティー当日の昼間の「ザ・ロビー」の様子

通常はアフタヌーンティーを楽しむ人でにぎわうロビーラウンジもこの日はテーブルと椅子をすべて撤去して夜のカクテルパーティーにそなえます。
ペニンシュラホテルがこのように通常のお客様を排除して、特別なパーティーアレンジをするのは数年前のペニンシュラホテル75周年記念パーティー以来です。

いよいよ夜になりパーティー開始。
メインエントランスまではレッドカーペットが敷かれ(苦笑)、正面玄関の前にはペニンシュラグリーンに塗装された、光り輝く「ロールスロイスEWB(エクステンディット・ホイールベースの略)」が鎮座してらっしゃいます。
横にはロールスロイスのシンボル、羽を広げた精霊「Sprit of ecstasy」の巨大像も。さらに背後のボートにはペニンシュラホテルをバックに14台のロールスロイスがずらりと並んでいるという、現実にはありえない合成写真まであります。

これが今回目玉のロールスロイス「ファントムEWB」




このロールスロイスEWBは今後、ホテルゲストやVIPの送迎に使用されるようで、仕様は特別仕様の総革張りの室内、パネル類には木目の色調と調和を重視するために、クルミの木1本を丸ごと使ったり、後部座席にはスクリーンがついていて、他にも、うんたらかんたら…(笑)

ペニンシュラ香港独自のカスタマイズポイントはフロントドアに香港上海ホテルズのロゴを入れてある他、ペニンシュラのロゴ入りの特注乗降用踏み板、おしぼり入れを付けたとか、ゲストの大きな荷物でも楽に入るようトランクスペースを大きくとっているとか、まあ…ようは、「こんなにこだわりました!」ということなんでしょう。このあたりはペニンシュラ香港のホテルのウェブサイトに日本語でも書かれていますのでそちらをご参照下さい。

ところで、ペニンシュラホテルによれば、今回一挙に14台も購入したロールスロイスはすべてこの「ロールスロイスEWB」で、1台なんと9000万円もするとの事。
9000万円×14台=12億6000万円!!
うーん、ペニンシュラホテルって儲かっているんですね~。

本来のロールスロイスEWBの新車価格は1台4500万円から5000万円ぐらいなんですが、ペニンシュラが独自の改良を加えたことに加え、恐ろしく車への関税が高い香港(車の登録税が車体価格の35%必要)なので、トータルすると価格の2倍ぐらいになってしまうんですね。それで1台9000万円なのだと、ひとまず納得。

さて、会場内ではシャンパンをはじめ、赤白ワインや各種の飲物とカナッペが振舞われ、ライブバンドが音楽を奏でています。中央のステージ上にはペニンシュラホテルが1台だけ所有している「ペニンシュラファントム(1934年式)」が展示されています。
きっとクラッシーックカーマニアには垂涎の的なんでしょうね…。

後半からはバンドの周辺で西洋人は踊りだしてました…。


これが噂のロールスロイス「ファントム(1934年式)」



香港空港からお泊りのホテルまで、空港バスを利用すれば通常はHKD40ぐらい(約600円)、エアポートエクスプレスだとHKD100程度(約1500円)。
ちょっとリッチにタクシーでもHKD300程度(約4500円)。
それを考えれば、ロールスロイスの料金が片道HKD850(約13000円)なのは意外にお得?なのかも。
もちろんこのロールスロイスに乗るためにはペニンシュラ香港に泊まらなければいけませんが(笑)、それほどべらぼうに高額な料金でもないので、何かの記念日やここぞという時には利用してみるのもいいかもしれません。

あなたはこのロールスロイスの送迎代、高いと見ますか?安いと見ますか?
コメント (6)
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