香港徒然草

働く元駐妻の香港雑記。うまいもの、ホテル・観光情報を中心にマカオ・南部中国・アジアの情報もお届けします。

香港徒然草148:深センで宝塚気分♪

2006年10月10日 20時48分40秒 | 【中国】
先日、家に遊びに来ていた友人がポツリと一言。
「なんか宝塚、見たいな…。」

そう、あの「すみれの花~♪」って羽を背負ってでてくる、あの宝塚なんですが、さすがにいろいろ日本のドラマが放送されていたり、VCDがある香港でも宝塚のビデオは見かけないんですよね。。。
その昔香港に公演に来た事もあるらしく、比較的最近では数年前に広州で宝塚が公演したことがありました。

男装の麗人は見れないけれど、宝塚顔負けで羽を背負って、大階段を降りてくるレビューショーならあるじゃない!

そうだ、深センへ行こう。。。

なんだが某鉄道会社のキャッチフレーズのようになってしまいましたが、香港のお隣、深センの民俗村で「なんとなく宝塚」なショーを見れるんです。

その名も「東方衣裳」。

深センの民俗村内の室内劇場にて毎晩19:00~40分間開催されています。

内容は、オリエンタルな衣裳に身を包んだ柳腰のお姉さんが目の前で歌って踊ってくれます。お色気担当のお姉さまは妖艶な微笑みを客席に投げ、お色気担当ではないお姉さまは雑技団のごとくウルトラC級のワザ繰り出して観客を魅了します。


お色気担当?


民族衣装で勢揃い

ステージには水のカーテンのような仕掛けもあり、フィナーレは大階段(中階段?)を羽を背負って出てきたお姉さまと、民族衣装やオリエンタルな衣裳に身を包んだお姉さまが勢揃い。
一部の方は空を飛んだりして大フィナーレを迎えます。


空を飛んでみたり


大階段?を降りてきたり


水のカーテンだって登場します

さすがにきれいどころを揃えているだけあって、見ているだけでも目の保養になります。言葉が分からずとも楽しめるのと、40分という時間が短すぎず、長すぎずで調度良い具合です。
室内劇場ですので天候に左右されない点も見逃せません。

民俗村には半野外劇場にてこの室内ショーをはるかに凌ぐ規模のショーがあるので、こちらもおもしろいのですが、しばしば突然党関連のお偉いさんの訪問でチャーターされてしまい一般人は締め出しをくらったりする心配があります。
それに比べるとこの室内ショーはほぼ確実に見ることができるのもおすすめの理由です。

深センの民俗村はこれまでKCRの羅湖で降りてから、タクシーをつかまえるか、旅行会社のオプショナルツアーなどに参加するなどしないとなかなか行くチャンスがありませんでしたが、地下鉄の開通で直接民俗村まで行く事ができるようになりぐんと便利になりました。
地下鉄は広州の地下鉄と香港の地下鉄の両方を模したような、明るく近代的な作りになっていますが、まだまだ治安に余談の許さない深センでは油断は禁物です。

直接民俗村まで地下鉄で行けるようになって便利になったとはいえ、このショーを見るために民俗村を訪れる場合は夜間になりますから、できるだけ複数で、できれば必ず男性を含めた集団で行かれる事をおすすめします。

◆深セン民俗文化村
住所:広東深○特区華僑城 *○は土に川
電話:(86 755)26600626
営業時間:9時~21時30分
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香港徒然草146:矢切の渡しで国境越え

2006年10月05日 19時10分47秒 | 【中国】
「連れて逃げてよ~♪」

「ついて~おいで~よぉ~♪」


とは1982年に細川たかしさんが歌って大ヒットした「矢切の渡し」。

連れて逃げても、簡単についておいでよともいえないのが国境越えなのですが、この矢切の渡し感覚で国境を越えられる場所がマカオと珠海の間にあります。

通常、マカオと珠海の間は歩いて超えるケースがほとんどなのですが、意外と知られていない裏ワザがこの「渡し舟での国境越え」です。
渡し舟というよりはもう少し立派な船ですが、気分的にはやっぱり「渡し舟」。

渡し舟を使っての国境越えは営業している時間が基本的に日中に限られている為、利用できる時間が短いのが難点ですが、マカオと珠海のバリヤゲートが混んでいる時でも意外と空いているという点は捨てがたい魅力です。
もともと珠海とマカオは陸続きですが、場所によっては河を越えたらすぐ目の前が珠海、あるいはマカオという場所もあるので、こうした渡し舟で越えられる場所があっても不思議ではありません。

渡し舟がある場所は、媽閣廟から河沿いにある倉庫街の一画。
スタンリーホー系列のSJMが現在ホテル開発を行っている「十六浦(PONTE 16)」のそばにあります。
あまりに鄙びているので見つけるのが難しいかもしれません(苦笑)


ここから珠海以外にも深センの蛇口、広東省の江門を結ぶ船も出ていますが、なんといっても一番便利で便数の多いのは珠海⇔マカオ間の渡し舟です。

時刻表

窓口でチケットを購入して、渡し舟が到着するまで待合場所で待ちます。
珠海行きのチケットは12.5パタカ。香港ドルなら12ドル。
一応国境越えなので、パスポートを持って出国手続きが必要です。
行き先が中国の珠海なので中国入国用のイミグレーションカードも記入が必要です。

チケット売り場の窓口

この出入り口の向こうはすでにマカオにあらず

あっけないほど簡単に出国手続きがおわると外で船の到着をまちます。
河をはさんで目の前はすでに珠海です。
くどいようですが川向とはいえ、一応違う国(厳密にはどちらも中国ですが、片方のマカオは特別行政区で、仕組みがいろいろ違います)に移動する訳です。
泳いで国境を越える人がいないか監視する為に水上警察の船があちこちで監視をしています。

これがその渡し舟

渡し舟として使われている船は2階建ての船ですが、主に1階部分が使用されています。船にのってわずか5分。
もう中国は珠海に到着です。
あまりのあっけなさに気抜けしますが、無事国境越えは終了、到着した先はそこはもう中国。
マカオとはまた違った街並みと、マカオよりもさらに安い物価が魅力的です。

中国側の波止場の名前が「湾仔」で、香港にある湾仔と同じ名前なのでややこしいですが、こちらの湾仔は香港の湾仔とは似ても似つかないのどかな雰囲気。
そのくせ、この波止場の側に巨大なサメが口を開けている入口の、怪しげ~なさびれた水族館があったりしてそのアンバランスさがなんともいい感じ(苦笑)新興都市である深センよりはどことなくのんびりした雰囲気があるので、マカオからちょっと足を伸ばして中国大陸を見てみたい人にはおすすめです。
香港在住者やリピーターの方は、普通のガイドブックにあまり載っていない、「ちょっと違う国境越え」で珠海を楽しんでみてはいかがでしょう?
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香港徒然草113:香港から四川省世界遺産の旅3(成都/臥龍パンダ保護センター編)

2006年06月07日 00時52分03秒 | 【中国】
成都に飛行機で戻ってから、いよいよ旅行のもう1つの目的地「臥龍のパンダ保護研究センター」へと向かいます。

成都市内から車で40-50分ほど行った所には都江堰(とこうせき)という2000年前のダムの名残があります。
2257年前の戦国時代に造られた中国最古のダムは、灌漑と干ばつ時の水流を自動制御する施設で、現在も67万ヘクタールもの広い田畑をうるおしています。都江堰は2000年末、ユネスコの世界文化遺産リストに登録されました。

古代の岷江は、氾濫の絶えない「災禍の川」として人々に恐れられていましたが、このダムを作ることで岷江の流れを2分し、氾濫を押さえ、下流の地域をうるおしていたのです。
現在ではコンクリートでできていますが、昔は竹で編んだカゴの中に岩を詰め、それを使って川を堰き止めていました。時に応じてその堰き止めた一部を取り除いて流れを調節したと言われています。

ここで片方を堰きとめ川を分岐させています


分岐した川は2つの流れとなって下流地域を潤してゆきます


昔の都江堰の様子を描いた絵

ちなみにこの都江堰には川にかかるつり橋があります。ガイドさんの話によれば、ここをカップルが手をつないで渡ると来世でも一緒になれるのだとか…。


都江堰までは高速道路がありますので、舗装された快適な道を移動できますが、この都江堰を過ぎると一転、舗装状態の悪い山道を走っていきます。それでもダムの建設にともなって道は順次新しく舗装されたものへとなっているとのことでしたが、お天気が良ければ土ぼこりでガラスが真っ白になるような道ですし、雨が降ったら降ったでがけ崩れが恐ろしい道です。

特に川沿いの山道はバスが2台ギリギリですれ違えるかどうかの道幅しかなく、川沿いのあちこちで建設用の川砂を採取するための採取場が作られて道を塞いでいますので場所によっては一方通行状態になってしまうところもあります。
道といっても山を発破で崩して無理やり道を作ったような所ですので、なるほど大雨の後でよくがけ崩れが起こったり、バスが崖から落ちたりというニュースが多いのもうなずけます。

口をちゃんと閉じていないと舌を噛んでしまいそうになる山道を爆走すること(ここがポイント。本当にそんな悪路なのに爆走するのです)約2.5時間。混んでいれば3時間近くかけてやっと臥龍のパンダ研究保護センターに到着です。



ここ臥龍のパンダ研究保護センターは世界遺産でも何でも無いんですけどね(笑)
ただ、私が行きたかっただけなんです、はい。

どうして臥龍のパンダセンターなのか?
その答えは「パンダが抱っこできるから」。

臥龍のパンダ保護研究センターは1963年に設立され、途中に敷地が拡大され、現在20万haもの敷地を有する国家林業省直轄の大研究所です。
ここではパンダの生態系の維持やパンダの人工繁殖、パンダの養育と治療が行われています。
というのは表向きの理由で、本当は違うのではないか?なんて思ったりもします。
裏の理由は外貨獲得と党員養成?(爆)

なんてったって、パンダは中国の国宝ですから。
台湾外交でもパンダの寄贈をめぐって「パンダは党員か?」の議論が真面目に飛び出す程、外交においてパンダが果たす役割は大きく、それを分かっているからこそ保護&飼育しているのではなんて思ったりもします。
それが証拠に国宝のパンダを使ってODAを引き出させるとか、名付け親にさせて米ドルをはじめとする外貨を稼ぐとか、庶民レベルでは観光客にパンダを抱っこさせて、お金を取るというあこぎな商売をしております(笑)

はっきりいってパンダはトップセールスマン顔負けの勢いで稼ぎます。
1. 親パンダと撮影(1分ぐらい) RMB 200(パンダの資料がもらえる。寄付証明はなし)
2.子パンダ抱っこ(2分ぐらい) RMB 500(名前入りの寄付証明書がもらえる)
3.パンダのいる敷地内に入ってパンダと遊ぶ(3分?)  RMB1000!!(名前入りの寄付証明書がもらえる)

パンダのかわいさにつられて、ついつい財布の紐もゆるみがち。
ついでにほっぺたも緩みっぱなし。もう、かわいいから何でも許す。
これじゃあ、カラオケに行って喜ぶオヤジと一緒ですわ…。(はげしく自己嫌悪)

大体絶滅の危機に瀕している動物は世界中にそれこそ沢山いるのに、パンダだけがこんなに過保護な扱いを受けるのはちょっと納得ができない気がします。いくら可愛いからって差別ですわ、プンプン。
でも、どうせ中国に生まれるなら、ぜひパンダに生まれたいものです(笑)

ところで、肝心なパンダとの撮影ですが、
1の親パンダと撮影は、はっきりいってコワイです。親パンダ、デカいし…。やっぱり良く見ると熊だし…。
心なしかお腹のあたりがばっちい…。大人になると黒ずんでくるようです。

特製の餌を食べさせている間にささっと撮影(笑)


こんな感じでパンダの園内に入って撮影します。

2の子パンダと撮影は近年値上がり傾向にあります。
昔はRMB200とも言われていましたが、そこは中国。値段はあってないようなもの、たぶんその時によって上下すると思われますが近年はRMB500ぐらいが相場のようです。

パンダは熊だから熊くさいのでは?と思ったあなた。それは違います。まったく匂いません。毛も毛足の長いじゅうたんをさわっているような感じでフワフワしています。
私が抱っこしたのは8ヶ月のパンダでしたが、体重が10数キロ。けっこうズッシリしていました。
大人しく座っていてくれず隙あらば逃げ出そうとするので抱っこするのは大変…。
でもかわいかった…。1匹つれて帰りたい…。

撮影場所までつれてこられるパンダ。係員の扱いは結構荒い…。
国宝なのにいいのか?


パンダにすりすり中。幸せ満喫中

3のパンダと遊ぶは最近できたようで、人間様がパンダの遊んでいる敷地内に入っていきます。
撮影者1名の同行が許されますが、同行者は助産婦さんのような上っ張りを着させられます。
本人も同行者も靴カバーをはかされ、いざ園内に!
子パンダは好奇心が強く、人間が入っていくと我も我もとよってきて足にまとわりついたり、手を甘噛みしたりしてきます。
ただ、このパンダと遊んでいる間は衆人環視の状態なので、しかもギャラリーに自分も撮影されてしまうのがつらいですね(苦笑)

かぷっ


もひとつおまけに かぷっ。
パンダにかじられている友人…。
彼女のGパンには泥のパンダの足跡がくっきり(笑)

2005年には臥龍のパンダ保護センターでは最高記録の年間18頭ものパンダが誕生したそうです。
もうそこいら辺に子パンダがうじゃうじゃ(笑)。
ガラスなどなく、活発に動き回るパンダが見られます。
中にはやる気がなくてこんなパンダも…。(笑)


木の上で寝てます(笑)

国宝なのに抱かせてもらえるという太っ腹なんだか、何も考えていないんだか分からない方針の臥龍のパンダ保護センターですが、何せ中国ですし(苦笑)、いつこの方針が変わってパンダのストレス回避の為などという理由で禁止になってしまうか分からないので、できるだけ早いうちに訪れることをおすすめします。
悪路を往復7時間以上という苦行も忘れさせてくれるぐらい素晴らしい体験があなたを待っていますよ。

おまけ:日本パンダ保護協会サイト→この協会を通じてパンダの名付け親になったりできます。
ここのパンフレットのタイトルが「あなたはパンダの心の叫びが聞こえますか?
でも、なんてったってパンダの心の叫びといえばやっぱりこれでしょう?(笑)
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香港徒然草112:香港から四川省世界遺産の旅2(九寨溝編)

2006年06月04日 13時01分45秒 | 【中国】
黄龍の観光を終え、一路ホテルへと向かう我々。
目指すは九寨溝のホテルの中でも5つ星クラスの「シェラトン九寨溝」。
黄龍からは3000mを超える山道をバスで爆走する事、およそ4時間、やっとホテルに到着です。
ホテルのある場所は黄龍に比べるとかなり標高が下がっていますので、高山病症状も出にくく、体もだいぶ楽に感じます。

九寨溝シェラトン外観

九寨溝シェラトン部屋

九寨溝も黄龍同様、1992年に自然遺産としてユネスコの世界遺産に登録されているのですが、まだまだ欧米人にはあまり知名度はないようで、欧米人観光客の姿はあまりありません。そのせいか外国人が泊れるような設備を持つ5星クラスのホテルは本当に少なく、シェラトンホテルは値段や作りからしても外国人向けのホテルといった雰囲気があります。とはいっても、ほとんど唯一の外国人=日本人といってもいいぐらい、九寨溝のシェラトンホテルでは日本人が沢山!!
聞こえてくる会話が意識しなくても普通に理解できるという、中国にいながらして何か不思議な感じでした(笑)

さて、肝心の九寨溝1970年に森林伐採の際に偶然に発見された場所で、成都からは北へ400km、南坪県の岷山山脈の奥深いところに位置し、総面積は約6万haにわたります。溝(=谷)にそって9つのチベット族の村があることから「九寨溝」の名がついたと言われています。
敷地内には大小あわせて114の澄んだ湖沼と、渓流、瀑布などがあり、その美しさから「童話世界」とも呼ばれています。
九寨溝には1つの言い伝えがあって、昔々男の神様が女の神様に鏡を送った所、悪魔のいたずらでその鏡を落としてしまったそうです。その落とした鏡のかけらが114の湖になったと言われています。






九寨溝はその地形がY字型になっており、Y字の左側の一番奥にあるのが「長海」、Y字の右側の一番奥は原子森林、Y字型の分岐点の場所に諾日朗瀑布があります。
敷地内には環境保護の為という触れ込みで無料の巡回バス(なのに電気自動車ではなく、なぜかディーゼル車)が3ー10分間隔で走っているので、これを利用しながら移動してゆく形となります。例え個人だろうが団体だろうが基本的に敷地内の移動手段はこれしかないので、このバスを利用するのですが、並ばない中国人と戦いながらバスに乗るのはちょっとした苦労でもあります(笑)

巡回バスとその乗り場

朝9時前には風がほとんどなく、湖面が静止してまるで鏡のようにまわりの景色が映り込んでいる素晴らしい景色が堪能できます。できるだけ朝の早いうちにY字の左側の一番奥の方にある「長海」(標高3100m)まで行ってしまうのがポイントです。

静止した湖面に写った景色「長海」。標高3100m。

水面に写った景色。「長海」

その他、湖にはそれぞれ名前が付けられており、その昔パンダが見られたという「熊猫湖」、季節や時間で色とりどりの変化を見せる「五花海」などがあります。

五花海

水質の関係と水温が低い為、湖に沈んだ木が腐らず、目の覚めるようなブルーの湖には底に沈んだ木々が見え、独特の景観をなしています。ブルーという言葉よりは蒼、やばいぐらいの青さです。

澄んだブルーの湖には沢山の魚の姿も。「五花海」

その他、実は九寨溝にある湖の1つ「箭竹海」はトニーレオンやジェットリーなどが出演したあの有名な映画「英雄(HERO)」の撮影地でもあります。
まわりの景色が湖面に鏡のように写っている湖の真ん中で戦うシーンがあったと思いますが、これは実はここで撮影されています。撮影後にはセットをすべて壊して元通りにしたとのことですが、世界遺産に勝手に建設していいのか激しく疑問。
ストーリーは秦の始皇帝を暗殺しようとした暗殺者をめぐるものでちょっと難解ですが、映像はとてもきれいです。
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湖以外にも斜面をすべる水の飛沫が真珠のように見えることから名前が付けられた「真珠灘」とそこから続く「真珠瀑布」など素晴らしい景色が堪能できます。


トップシーズンは8月ー10月、この時期は中国全土から中国人観光客が押し寄せる為、かなり混雑します。
それぞれの湖や滝ごとに違った魅力があるのでゆっくり見るとそれだけで時間がかかってしまいますが、駆け足で1日ですべてを見る事も難しいことではありません。

道路が舗装され、空港が出来る前までは成都から未舗装の道路を2日かけて移動しないとこれなかった秘境の観光地「九寨溝」。世界遺産の登録とともに観光地として様々に整備されつつありますが、その一方で観光地化による環境破壊も深刻な影響を及ぼすと懸念されています。
ぜひこの美しい景色がこのまま次世代に残してゆけることを願ってやみません。
人が行けば自然が汚されていくのは分かっているけれど、でもどうしても見たい…。
どうも矛盾した勝手な願いですが、それぐらい九寨溝は美しく抗いがたい魅力のある場所でした。

楽しかった黄龍&九寨溝の観光も無事終え、翌日は飛行機で成都に戻ります。
成都に戻ってからは今度の旅行のもう1つの目的、臥龍のパンダセンターへと向かいます。続きはまた次のブログで。
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香港徒然草111:香港から四川省世界遺産の旅1(黄龍編)

2006年05月31日 03時48分38秒 | 【中国】
香港のネタから少し離れて中国のネタをご紹介。

香港は国際空港として、シンガポールに次ぐ世界第2位の空港の評価を得ていますが、その施設の使いやすさ、フライトの多さでも群を抜いています。
まず台湾が中国と緊張関係にある為、台湾から中国国内へ飛ぼうとすると一旦、違う場所を経由してからでないと行けないのですが、その経由地としても香港は大変便利です。
さらに、香港から中国国内に飛ぶと国際線になりますが、ちょっと陸路で国境を超えてお隣の深センまで移動すれば深セン空港からは国内線としてさまざまな所に移動することができます。
こんなに便利な香港に住んでいるからにはそのメリットを活かして中国国内を旅行しようと決めて以来、暇を見つけては中国国内旅行にでかけているのですが、今回は四川省まで出かけて来たのでそのご紹介をしたいと思います。

四川といえば、そう、あの辛~い四川料理の本場ですよね。でも四川省は四川料理だけでなく、中国で全部で30あると言われている世界遺産のうち現在6つが四川省に属していると言われている観光名所も沢山あるんです。
まずはそのうちの1つ、黄龍(こうりゅう)からご紹介します。

四川省の世界遺産の1つ、黄龍に行くには2つの方法があります。
まず1つは四川省の省都、成都からバスで行く方法。
もう1つは飛行機で九寨溝空港まで行く方法です。
(ちなみに香港から四川省の省都「成都」までは飛行機で約2.5時間、成都から九寨溝空港まで約40分かかります)

昔、九寨溝の空港ができるまでは、雨が降ったらがけ崩れで道が通れなくなったり、バスがしょっちゅう転落を起こしているような悪路をなんと12時間以上!!も移動しないと行けませんでしたが、空港ができた現在では飛行機でわずか40分程度で行けてしまいます。
バスの場合は途中、標高3000mを超える山道を抜けて行きますので独特の風景が楽しめるのと、トイレ状況や道の舗装状況を考えるとかなり過酷な旅と言わざるを得ません。ただし体は徐々に高所に慣れて行く為、飛行機よりは適応しやすくなります。
一方、空路ならば簡単に移動ができるのと、眼下にこんな景色を楽しむことができます。ただし体が高所に慣れるのはややきついかもしれません。特に寝不足や飲みすぎなどではつらいです(苦笑)。それと場所柄、天候が悪いと飛行機が飛べなくなる為、フライトキャンセルはしょっちゅう、フライト遅延もかなりあり、定刻で飛べたら御の字です。


さて、黄龍観光の空のメインゲートとなる九寨溝空港はなんと、海抜3300mに位置します。
それも山の頂付近にドドーンと滑走路を作ってしまったという大変大胆な空港です(笑)
中国で3番目に標高の高い空港です。

眼下に見える直線部分が空港


飛行機はエプロンでなく直接タラップで乗降り



空港も周りには何もなく、ただただ空の青さと空気の綺麗さ&薄さを感じらます。
まあ標高がほとんど富士山の頂上付近という状態なので当たり前といえば当たり前かもしれませんが…。

大雨が降ったりしたらすぐに崖崩れが起きそうな山道を横目にヤクの群れを見ながら走って行きますが、途中標高4000m!!を超えていきます。


バスから見えるまわりの景色

標高が4000m手前ではまだ雪が残っています

標高4000mを示す岩(手前の丸い岩)

富士山よりも高い場所をバスで抜けるというのはなんとも不思議な気分です。
空港から黄龍まではバスで約1.5時間、やっと黄龍に到着です。

黄龍は石灰岩層が侵食されて出来た、美しいエメラルドブルーの水をたたえた棚田のような自然景観が売りで、1992年にユネスコの世界自然遺産に登録され、現在に至ります。
世界遺産に登録されたせいかどうかは分かりませんが、入場料はなんと200元。自然の風景以外にはいっさいなく、自力でハイキングしなければいけない観光地だというのにけっこういい値段です(笑)


入口の標高が約3120m、ここから標高3569mの頂上にある「五彩池」まで往復約7kmの道を約4時間かけてハイキングします。ハイキングといってもただのハイキングではありません。
なんといっても富士山の頂上付近を登るようなもんですから、頭痛などの高山病症状が出やすくなり、道々には酸素ボンベを片手に登る人々も見かけます。途中には無料の酸素吸入ポイント(吸入ノズルだけ購入=1元)もあるので、休憩しつつ、とりあえずはゆっくり登っていきます。途中にはこんな標識があります。(五彩池まであと3500m。遠い…。)

カゴ(約400元)に乗って頂上を目指すという手もあるのですが、近いうちにはケーブルカーができるとかで(噂)、カゴはほとんど見かけませんでした。実際にハイキングしてみると分かりますが、誰かが運んでくれるなら、400元払っても高くないと思います。

私が訪れたのは5月の上旬ですので、まだ岷山山脈の雪解け水が十分でないため、途中、水のない場所がかなりありました。

水があったらかなりきれいなはずの景色

やはり一番水量が豊富なのは9月頃だそうです。この頃には紅葉も見れるので一番良い時期かもしれませんが、かなりの寒さとなりますので覚悟して行ってください。

途中いろいろと見るポイントはあるのですが、ここは何といってもハイキングの終点、標高3500m以上の場所に位置する、「五彩池」が一番の見どころです。
残念ながら高山病でここまで来れずに途中脱落する人も多いようですが、ここを見ずして黄龍を語る事なかれ、ぜひ終点まで頑張って欲しいものです。
眼前に雪宝頂〔5588m)の山を背景にしたこのお寺、「黄龍寺」が見えたら終点はもうすぐそこです。

後ろは雪宝頂(5588m)

つらいつらいハイキングの後に眼前に広がるエメラルドブルーの水をたたえた棚田のようなプールのような景色は感動もの。
それはそれは息を飲む美しさです。




あまりの美しさに思わず、底が水色のペンキで塗っているんじゃない??とか、
その辺に「スポンサー by ツムラ順天堂」と書かれた看板があったりするんじゃないか??とか疑ったりもしてみましたが、正真正銘、石灰岩層が侵食されて自然にできたもので、人工的なものではありません。

総面積21056平米、全部で693の池を持つと言われているこの「五彩池」は厳冬の期間、黄龍の他の場所がほとんど凍ってしまう中でも凍らずに1年中水をたたえていると言われています。
途中の道のつらさや、空港からここまでの往復バスでの移動時間などの苦労を考えても、十分見合うだけの観光地だと思います。ぜひ自分の目で確かめて見てください。中国の広さと自然のすごさを体感できるはずです。

無事、黄龍の観光を終え、バスは一路宿泊先のホテルへと向かいます。翌日は九寨溝の観光が待っています。
続きの九寨溝観光はこの次のブログでご紹介します。どうぞ、お楽しみに!
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香港徒然草94:民俗系ホテルと防煙マスク

2006年03月29日 16時40分42秒 | 【中国】
中国へ旅行する場合に問題なのが、滞在先のホテル選び。
どういうホテルを選ぶかでそれこそ、その旅行自体がものすごいものになるってしまう可能性が大なのでここは慎重に選びたいものです。

まず、中国のホテルは大きく分けて「外資系」と「民族系」に分れます。

外資系ホテルは皆さんにおなじみのシェラトンホテルやセントレジスホテルなどのブランドを有する米スターウッド系やインターコンチネンタルホテルズグループなど大手のホテルチェーンで、中国における5つ星クラスの高級ホテルでは、なんと7割がこうした外資系のホテルで占められています。

じゃあ、外資系ホテルを選んでおけば安心♪というと、そうともいえません。

世界に名だたる外資系ホテルであっても、北京や上海などの超大都市を除いてはおよそその名前からは程遠い施設&サービスであることも珍しくありません。
というのももともとあった民族系のホテルを外資系が居抜きで買い取って改修&運営している場合も多いのと、従業員もそのまま引き続き雇用している場合が多いため、名前は有名なホテルチェーンの「○○ホテル」であっても、中身はお粗末というケースがあるようです。

ただし、北京や上海などの大都市にあとから進出してきて外資系が建てたホテルなどはハード面はもちろん、サービス面でもだいぶ向上してきているようです。
なので、まあ大都市ならば外資系ホテルを選んでおけば、普通にまともなホテルライフがおくれるでしょう。ただし値段は中国国内とは思えない、国際レベルのお高さですので出費の程は覚悟しましょう。

それに対してリーズナブルかつ危険度大なのが「民俗系ホテル」
「民族系」というのは中国資本のホテルをさします。
目安としてはホテルの名前に英語が入らず、「△△飯店」「○○賓館」などの場合、民俗系のホテルの可能性が大です。特に「賓館」はほぼビンゴで民俗系でしょう。

民俗系のホテルの場合、フレンドリーなサービスや洒落たおいしい洋食などは期待してはいけません。そのかわり普通では考えられない体験ができる可能性は大ですのでそれに期待しましょう(笑)

さて、民俗系のホテルにはいくつかの特徴があって、不思議と大体どこでも似たようなつくりになっています。

1)電気を節約しているのか外光のみで、昼間入ると薄暗い雰囲気のロビー&フロント

2)白またはベージュの大理石をベースに木を使ったフロントまわり

3)とりあえずお約束の赤くめでたい飾りor木か石でできた置物系を配置

4)部屋のじゅうたんは深緑や赤など濃い色も多い

5)インテリアにマッチしていない自己主張の激しい柄のベットカバーやシャワーカーテンがある

6)お湯が出ない、備品が壊れている等はごく日常的な出来事

7)朝食バイキングは基本はコテコテ中華。洋食はお粗末。

試しにランダムに民俗系のホテル写真を並べてみると良く分かります。
ホテル選びの参考にしてみてください。


深セン フェリシティホテル


中山温泉ホテル


広州 麗江明珠酒店


桂林 桂湖酒店


恵洲 西湖賓館

<おまけ>
民俗系ホテルでも高級クラスのホテルには防煙マスクなどを配備している所も多いのですが、不思議な事に広東省のホテルのあちこちでみかけるのがこのマスク。



…なぜにそんなにオドロオドロシイの?!
なんかものすごく怖いんですけど。


これを見るたびに不安に襲われるのは私だけでしょうか?
どうかこれを使う事態にだけは遭遇したくないものです。

広東省の民俗系ホテルに滞在した際はぜひこの防煙マスクを探してみてください。
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香港徒然草82:パンダ美美 心の声

2006年02月17日 10時25分04秒 | 【中国】
香港から飛行機でおよそ1時間。

水墨画の景色そのものの「桂林」に到着です。

カルスト地形によって作られた奇岩が作り出す独自の風景は、桂林を流れる「漓江」の川下りをしている時に最も堪能できるでしょう。
冬場は水位が下がる為、川下りの時間もゆっくりとなりますが、鈍色(にびいろ)の空に霞む山々との対比がなんとも言えません。
夏は夏で水量を増した川と青々とした緑、青い空の対比が素晴らしく、これはこれで代えがたく、「漓江下り」は1度で十分といいつつも、季節によってまったく違う印象を考えるとまた乗ってもいいかもしれません。

さて、その桂林。
観光スポットは「漓江下り」をはじめ、内部に巨大なドーム状の空間を持つ素晴らしい鍾乳洞の「芦笛岩鍾乳洞」、象の形をした奇岩の「象鼻山」、山の上の岩の中腹にぽっかりと丸い穴の開いた「月亮山」、トン族など中国少数民族の建築や生活様式を再現した桂林版民俗村の「世外桃源」、桂林市内を見下ろすことのできる「石畳彩山」など様々です。
桂林の景色はこちらから

中でも「七星公園」は必見の観光スポットです。なぜ必見か?

それはこいつはもしかして党員なのでは?と疑う程、妙~に腰の低い、かつ国家への貢献を果たすパンダ美美のつぶやきがあるからです。

最初これを見たときはあまりの強烈さにめまいがしたほど(笑)。
いったいこれを書いた人はどんな人なのか、ぜひ会ってみたいです。

どのあたりがすごいのか、どうぞたっぷりお楽しみ下さい。
(以下、青の文字は桂林の七星公園に実際に掲載されていたもの。原文ママ)


パンタ美美の心の声
→( ̄ー ̄?).....??ありゃ??
 のっけからパンダじゃなくて「パンタ」。やってくれます。

わたしは中国四川省臥龍パンタ保護地区から参ったものです。
→妙に丁寧(笑)

わたしは人々に中国の国宝と呼ばれています。
16年前、わたしの故郷の竹が花を咲き、枯れてしまったので、わたしの多くの同類は姿がこの世から消えました。幸いわたしは早あに救助と治療を受けたあ、無事に暮してきました。その後わたしは国家林業分の特別許可を頂いて、綺麗な七星山のふもとに住み着いてしまいました。

→「特別許可を頂いて」というあたりの文体に国家への配慮が感じられます。

わたしの同類の平均寿命がわずか25歳ですが、わたしは今年はもう高齢の32歳になりました。(人間の99歳に等しい)
わたしは36歳の世界記録を打ち破ろうと思います。
けれども、
天命は誰が知るもんか。
→キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!
 「誰が知るもんか」ときましたね。
 まさしく美美の「心の声」にふさわしいシャウトです(爆)

ただいま、皆様は私のたあに寄付を募っていらっしゃって、私も心から非常に感激しております。また、体の都合が好ければ、寄付なさいました個人と記念に写真を取りします。
→パンダの身ながら国家への献金活動に余念がありません(笑)
 微妙な誤字もいい味だしてます。

寄付なさった団体に対して、わたしは応接間(外の運動場)へ皆様を迎えいたしまして、記念に写真をお供に写しいつぃます。
そればかりでなく、皆様の寄付公道(寄付額は百元以上なら)及びにお名前をインタネットのwww.Guilintravel.comで発表いたします。
心から皆様の愛心献上を深く感謝いたします。

→寄付をといっておきながら、ちゃっかり「100元以上(約1500円)」という辺りに商売根性を感じます。

桂林市七星公園は皆様のご寄付金をパンタ美美に全部残って、使用すると丁重に承諾します。
→寄付金はぜひ美美の為に使っていただきたいものです。

これが噂のパンダ「美美」。
大上段なコメントの割にはまったくやる気なし…。いや、高齢のせいか…?


本来ならばぜひこのパンダ「美美」を見ていただきたい所ですが、「天命は誰が知るもんか」のシャウトもむなしく、美美ちゃんは2005年の7月12日の17時37分に齢36にして他界されました。(合掌)
その後、七星公園には12月18日より新しいパンダが1頭登場したようです。
肝心のパンダの美美ちゃんは剥製となって展示の予定だとか。

果たしてパンダの美美ちゃんが亡くなった今、この表示が未だにあるのか甚だ疑問です。どなたか確認された方はぜひご報告下さい。
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香港徒然草79:うさぎキャッチャー

2006年02月12日 15時30分13秒 | 【中国】
私の場合は仕事で中国に行く事はそれほどないのですが、それでもたまに仕事で行った際や、プライベートで中国に旅行に行った際などに思わぬものにでくわすことがあります。

なにせ中国はとにかく広い!
思いもよらぬ珍品・奇品などなどに時々お目にかかるわけです。

中には香港徒然草56でご紹介したような、思わず笑ってしまうようなものもあれば、
一部の方にはすでにご紹介ずみのこんなもの(パンダ盆栽??)など

たいていは版権無視のあやしいデザインであったり、独自の美的センス?によるものだったりするのですが、
これは見た時に言葉を失いました。

うさぎキャッチャー!!

マジですか!? 本物のうさぎですよ?
しかも肝心のうさぎは隅でぐったり…。


日本でも縁日では「動物くじ」という類いのものがありますが、いくらなんでも「うさぎキャッチャー」はひどいんでないかと。
動物愛護協会の人が見たらもう烈火のごとく怒りそうです。
1回10元と中国の他のゲームからすれば恐ろしく高い値段です。
しかも中国語で「この機械はうさぎを傷つけません」ってありますが、そんなわけないでしょう。
だいたいうさぎを傷つけないほどの装置でうさぎがキャッチできるわけがない。
いや、そもそもキャッチされては困るのか…?
だいたい、キャッチしたうさぎはペットではなく、十中八九食べられる運命なのではないかと。。。
食べる為なら市場でうさぎを買えば良いものを、なぜ「うさぎキャッチャー」なるものでとるのか、疑問は深まるばかり。
ウーン。。。。

いずれにせよ、私の理解を超えていたものの1つとして強烈な印象があります。
最近では中国でも大都市では少なくなりつつあるようですが、ちょっとはずれに行くとまだ普通にあるそうです。
あなたはこの「うさぎキャッチャー」どう思いますか?
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香港徒然草56:起こさないで下さい

2005年12月03日 21時27分52秒 | 【中国】
あまり意味はないのですが、このドア札は、広東省の中山という所にある4つ星ホテル「中山国際ホテル」のものです。

どうみてもこれ、秘密のアッコちゃんでしょ?!
しかもびみょーに崩れたラインが怪しげな、アッコちゃんもどき(笑)。
でも、何故にアッコちゃん??…謎です。
このポーズといい雰囲気といい、確かに「起こさないであげよう」という気にさせるから、まあ、良しとしますか。

泊る機会があったら、起こしてもらいたくてもぜひ、この「起こさないで下さい」をドアにかけてもらいたいものです。
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