香港徒然草

働く元駐妻の香港雑記。うまいもの、ホテル・観光情報を中心にマカオ・南部中国・アジアの情報もお届けします。

香港徒然草182:蝦子と蟹子

2007年05月28日 12時50分01秒 | 【香港】食べる
「蝦子」「蟹子」って何だか分かりますか?

香港のレストランで料理名に良く見かけるのがこの蝦子と蟹子。
その名の通り、蝦子は蝦の子=乾燥した蝦のたまご。
じゃあ、蟹子は蟹の子なのかといえば、どっこい、違います。
正しくは飛び魚のたまごの飛びっこなんですが、なぜか香港では「蟹子」と言われ、スーパーでも飛びっこには商品名「蟹子」と書かれて売られております。

たぶん香港で一番誤解されている日本料理だと信じて疑わないのが「蟹子サラダ」。
これは細切りにしたきゅうりにカニカマを裂いたものをマヨネーズで合えたカニカマサラダなんですが、ここに例の「蟹子」を混ぜて合えるのが「蟹子サラダ」です。
日本人なら全員この「蟹子サラダ」を作れるものだと信じている香港人が多いようで、香港人相手にホームパーティーで食べたい日本食を聞いてみると、必ずといってこの「蟹子サラダ」があがってきます。

「だって日本人なら寿司(にぎり)を作れるし、蟹子サラダできるでしょ?」こういう美しい誤解(?)を聞いたのも一度や二度ではないので、西洋人の一部が未だに日本は「フジヤマ」「ゲイシャ」「ハラキリ」だと信じている人が本当にいるように、間違った認識をされている部分もあるのかもしれませんね。

さて、蝦子は蝦のたまごを乾燥させたもので、うま味調味料として比較的ポピュラーな食材です。
例えとしてはスパゲッティーのインスタントソースによくなる乾燥タラコをイメージしてもらえば良いでしょう。
高級料理店では蝦子とナマコを煮込んだものなどがポピュラーですし、蝦ワンタンメンのスープに入っていたりします。
庶民の味方の麺屋さん「麺専家」なら「蝦子のせ麺」が有名です。
ソースの中に煮込んである蝦子はいいのですが、蝦子のせ麺はゆで麺の上に惜しげなく乾燥した蝦の子が降りかかっているので、油断して食べるとむせます(笑)
おいしいかどうかの評価は人によって分かれますが、もしかするとこの口にほおばった時に一瞬「むせる感じ」がいいのかも?とマニアックな想像をしてみたりもします。

蝦子?労麺(えび子のせ麺)

蟹子(=飛びっこ)の方は先に述べた「蟹子サラダ」はもちろん、チャーハンの材料に入ってくることも多いようです。
こちらは蝦子と違い、乾燥していないので、プチプチと口の中ではじける感覚を楽しむといった所でしょうか?
香港人が大好きな三文魚(サーモン)と一緒にチャーハンになっているのが結構多いです。

こちらはサーモンと蟹子チャーハン

どちらも日本ではお目にかからないメニューなので、香港のレストランで蝦子と蟹子をメニューで見つけたらぜひチャレンジしてみてください。
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香港徒然草181:風水と噴水

2007年05月20日 12時34分44秒 | 【香港】風水・縁起
風水と噴水。
一見、語尾が韻を踏んでいるのでオヤジギャグ?と思われそうですが、実は風水においては噴水というのは結構重要なポイントを占めています。

中華圏におけるちょっとしたビルの正面玄関付近によく噴水がありますが、あれも美観だけを考えて作っているわけではありません。風水の考え方に基づくと水=お金と考えますので、お金が貯まるようにという意味合いも込めて噴水が作られていることが多いようです。

じゃあ、ただ噴水を作ればいいのかというと、そんな事はありません。
噴水の吹き出す水の向きが重要です。
おもしろい事に日本における噴水というのは比較的内から外に向かって水を噴き出すタイプが多いのですが、よーく観察してみると中華圏のビルではほとんどの噴水が外側から内側に向かって水を噴いています。

これも水=お金なので、外側に向かって噴き出すものだと、お金を外に向かって放出してしまうんですね。
だからお金は自分の所に溜まるようにということで、必ず外から内にむかって水が噴き出すデザインになっているんです。

例えばこれはマカオのサンズカジノの前の噴水。
ちゃんと内側に向かって水が噴き出していますよね。サンズカジノはカジノの中にも巨大な滝がありますが、これも風水的見地の水=お金を考慮してあちこちに水をつかった演出をしていると言われています。


そしてもっとすごいのがこのシンガポールの巨大噴水。


別名「富の噴水」とも呼ばれるサンテックビルの所にある噴水でシンガポールの観光名所の1つでもあります。
ここは、一定時間になるとビルの2階相当の高さに配置されたリング状の所から地下に向かって水が滝のように流れます。
それ以外の時間は写真のように中央にやはり、内側に向かって噴き出す噴水があり、ここで手を水にかざしながら3回まわると願い事がかなうとも言われています。
この噴水がすごいのは、高い所から水が噴き出してくることではなく、実はもっと壮大な風水的見地から作られている所にあります。

サンテックのビルは全部で5つありますが、このビル自体が人間の手のひらを表しています。イメージとしては手のひらを上にむけて何かをつかもうとしている感じなのですが、親指に相当するビルが一番高さが低く、それ以外のビルはすべて同じ高さになっています。手のひらがイメージですから、すべてのビルが少しづつ違う角度で内側に向いています。そのビル群の中心にあるのがこの「富の噴水」であり、周りのビルはお金をつかもうとする指ということになるんですね。
ビル同士が少しづつ違う方向をむいているため、同じ系列のビルでありながらビル同士の移動はものすごくしにくいのですが、
人間の利便性よりも風水を重要視してしまうあたりの感覚は日本には無い感覚で、すごいですよね。
でも、風水のせいかどうか定かではありませんが、実際にこのビルに入っている企業の業績はいいようで、人気のあるオフィスビルのようです。

中華圏とはいっても華僑が多い所が比較的風水を重要視する傾向が強いようで、香港、マカオ、シンガポールなどではこうした風水を考慮して建てられたものが大変多いです。
次回こうした地域に旅行に行かれる際、噴水を見つけたらよく観察してみてください。
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香港徒然草180:ある日それは突然に

2007年05月19日 15時17分55秒 | 【香港】なんでも
皆様お久しぶりです。ブログ主です。
この香港徒然草をかなりの間放置プレイしてしまいました(汗)

その理由はもしかすると、うすうす気付いていらっしゃる方もいるかもしれませんが…
そう、夫に帰任辞令が出てしまったのです(涙)
香港に来た当時からいつかは来る日とは分かっていたものの、いざ出てみて香港を離れる事になると結構ショックです。

食生活も考え方も、すっかり日本人ではなくなって来つつある今日この頃、果たして無事日本人に戻ることはできるのでしょうか?
ゴミの分別が不要な香港で長年暮すと、あの細かい日本のゴミ分別なんてできる自信がありません。
マックで食べたらそのままにして席をたってしまったり、タクシーのドアを自分で開けてしまったりしたらどうしよう。
電車では携帯で話してはいけなく、静かに耐えないといけないわけで…。
いろいろ考えたらマジ、ブルーになってきました。

とはいえ、香港&マカオネタでまだ発表していないものも山盛りですし、香港駐妻ではなくなるものの、香港&マカオファンで
あることには間違いありませので、このまま香港徒然草は継続させていただくつもりでおります。

今までのように現地に住んでいたからこそできたタイムリーな情報発信はやや少なくなりますが、仕事の性質からして、その分他のアジア地域の情報などをお届けできるのではないかと思います。

まずは香港徒然草のご心配をしてくださった方に、ブログ主からのお詫びとお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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