香港徒然草

働く元駐妻の香港雑記。うまいもの、ホテル・観光情報を中心にマカオ・南部中国・アジアの情報もお届けします。

香港徒然草220:おいしい料理に出会うために、私たちができること

2010年05月09日 09時30分49秒 | 【香港】食べる
香港へ旅行に行かれる方の目的の中の大きなものの1つは、やはり「食」だと思います。

では、その「香港で美味しいものを食べる!」をかなえる為に具体的にどんな事をしていますか?

「ガイドブックを買う?」
「美味しいものを紹介しているブログやネットの記事を調べる?」

そのどちらも、おそらくほとんど方が旅行前に実施をされているでしょう。

でも、それで本当に現地で美味しいものに出会えているのでしょうか?
せっかく香港まで行ったのに、有名なお店に入ったのに、期待ほど美味しくなかったという目にあっていませんか?

基本的に現在市販されているガイドブックや紹介記事は「お店の名前+メニュー名」が中心ですから、我々は美味しいものを探すというのはそういうものだと無意識にどこかで思っています。

実際に本屋さんにあふれる中国料理の本を見ても、どれも美味しそうな写真とともに作り方が書かれているものがほとんどで、「どうすれば美味しい中華料理を食べることができるか」を書いた本は見当たりません。

でも「広東料理」「北京料理」「潮洲料理」など、どのような系統のどんな料理を食べるかによってお店を選ぶことの大切さと、料理の多少の知識なくして本当に美味しい中華料理を食べることはできない、と私は思います。

知識や勉強といっても、他人に自慢するためのツールとしてではなく、要は自分が食べたいものを得意とする料理店で、自分でメニューが読めれば、注文ができる!それを目指すだけの事です。

中国料理のメニューの多くが、「材料名+材料名」や「料理法+材料名」で構成されていることが理解できれば、メニュー選びはそう難しくはないのです。

かといってプロの料理人が読むような分厚い本は我々には不要ですし、写真がいっぱい載っている本も美味しそうだけれど、体系だった知識を学ぶ上では不適当です。

そんな中で、中国料理を「勉強するため」に最適な1冊が、この「中国料理用語辞典(日経新聞社)」。
実際に私も使っていて、単なる読み物としても面白くおすすめです。
(ただし、あまり普通の本屋さんには置いていないことが多いので、下記のAmazonからの注文をおすすめします)

【おすすめ】
中国料理用語辞典―香港・台湾・中国旅行必携

この本に記載されている漢字は繁体字ですが、発音は普通語(マンダリン)ですし、メニュー例も香港ではなく、おそらく台湾のものだろうなと思われるものもいくつかあり、香港限定で活用するには100%マッチングしない部分もあるかもしれません。
 
とはいえ、これを読めば、これまで単なる漢字の羅列でしかなかったメニューが意味をもったものとして新しく見えてくるから不思議です。
中国語→日本語への解説以外に、日本語→中国語の検索もできますし、あまり大きな本ではなく、コミック程度の大きさなのでガイドブックと一緒に旅行に持って行って辞典として使うのもありだと思います。

香港徒然草ではこれからも美味しいレストランや料理のご紹介に努めてまいりますが、ここでご紹介しきれず、まだあまり知られていない貴方だけのおすすめ料理に出会うために、今回の記事がお役に立てば幸いです。
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香港徒然草214:沙田で行列のできるエッグタルト屋

2009年03月28日 11時12分31秒 | 【香港】食べる
香港徒然草213に引き続き「沙田のローカルネタ」を。

エッグタルトについては香港徒然草77で紹介したような”ポルトガル風”エッグタルトが個人的には好みなのですが、香港ではもう1つ”香港風のエッグタルト”があります。

ポルトガル風と香港風の分かりやすい違いは”焦げ目”。
こんがりとした焼き目がついていて、バターたっぷりプリンのような食感の中身に、さくさくタルト生地なのがポルトガル風なのに対し、香港風は焦げ目がなくて、きれいな黄色の中身で、ちょっとあっさり目という感じでしょうか?
香港風の方が、生地がビスケット風だったり、ほんのり塩気のある中身だったりバリエーションが多い気がします。

今回ご紹介するのは香港でも知る人ぞ知る、”行列のできるエッグタルト店”の「奇興」です。
厳密にはデザート屋ではなく、軽食も食べれる茶餐廳なので、朝早くから夜遅くまでお茶も食事もできる便利なお店です。
香港内に茶餐廳は数多くありますが、パンやこうしたエッグタルトを自分の所で焼いている所は意外と少なかったりしますので、このお店のように自家製で焼いているお店ならば、ぜひパンやエッグタルトなどを食べる事をおすすめします。

さて、この「奇興」のエッグタルト。
魅力はシンプルさ。奇をてらわないオーソドックスなエッグタルトが魅力です。
変にアレンジをせず、かつ、あまり甘すぎないので、ペロっと平らげてしまえます。
しかも焼き立てが1個4ドルちょっとですので、そのあたりも人気の秘密かもしれません。

ただいま焼き上がり♪

焼き上がり時間は特に決まっていて公表しているわけでもないのに、焼き上がりそうな時間帯にはどこからともなく、行列が。。。
そしてその行列を見て「おっ、焼き立てだね!」と判断し、並んでいるようです。。。。

この行列こそが焼き上がりの目印

場所は沙田のNEW TOWN PLAZAショッピングセンターの下のバスターミナルから歩いて2分ぐらいなので、沙田まで足を伸ばした際には立ち寄ってみてはいかがですか?

住所 : 沙田偉華中心地下1B-1D號
電話 : 2601 1511
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香港徒然草202:出前一丁は郷愁の味?

2008年03月23日 13時55分21秒 | 【香港】食べる
久しぶりに登場してきたかと思ったら、こんなネタでごめんなさい。
香港を去る事、早一年。去るものは日々に疎しと申しますか、私の中の香港血中濃度がどんどん薄くなってきて、時々自分は本当に香港にいたのか?と思う事もしばしば。
意識して情報収集をしなければ香港の情報は入ってこないし、けっこう寂しいものがあったりします。

そんな私を時々、香港の現実世界に簡単に引き戻してくれるのが、実はこの「香港版 出前一丁」だったりします。
そうそう朝っぱらから茶餐廳では出前一丁の麺があったよなあとか、インスタント麺の方が普通の麺より2ドルも高いのにどうしても納得がいかなかったり(笑)、一口食べれば、ほらもう気分は香港♪。(なんて安上がりな。。)

この香港版出前一丁は香港に上陸しておよそ30余年。当初は日本からの輸入でしたが、1985年より現地生産をはじめ、その後はしっかりしたマーケット分析と大胆なマーケティング手法で、たちまち香港人を虜にし、その後も香港におけるインスタント麺での絶対的な地位を確立するまでに至りました。

これは地下鉄(MTR)の尖沙咀駅入口がまるごと出前一丁に飾られた時の様子

日本のオリジナルの出前一丁とは異なり、やや太めの麺や、さまざまなテイストを出し続け、現在ではその数およそ20数種類とか。日本への逆輸入の予定もないようで、私の中ではもっぱら「なんちゃって香港土産」として活躍していました。

さまざまな種類を買い込み、自分でも食べたり、友人にあげまくったりしましたが、中でも評判が良かったのが、「XO醤海鮮麺(シーフードのxoソース風味)」や「鮮蝦麺(えびヌードル)」ちょっと日本風の「九州豚骨濃湯麺」や「札幌香蒜照焼鶏湯麺(札幌風スープのニンニクと照焼きチキン味)」でした(あくまで個人的感想ですが)。
単純に激辛好きには「極辛豚骨湯麺(激辛の豚骨ベースの麺)」「香辣海鮮麺(辛いシーフード麺)」が好評でしたね。

さらにもっと個人的にお気に入りだったのがこの「冬蔭功(トムヤムクン)湯麺」。


そう、世界三大スープの1つである、あのトムヤムクン風のピリカラスープにインスタント麺がマッチして、なんとも言えない美味しさ!レモングラスのフレーバーもきいていて、辛味もけっこう効いていて、タイ料理好きならけっこうはまると思います。

そして、最も香港らしい麺が「出前一丁中華生麺」シリーズ。

これに冷凍のエビワンタンなどを入れれば、気分は本場香港のエビワンタン麺が再現できます。最近、意外とパークンやウエルカムでどこでも見つかる訳ではなく入手にちょっと苦労しますが(それだけ人気がないのか??)

お土産として買ってきたこれらの出前一丁のストックを、大事に大事に食べていたのですが、そろそろ無くなってきました。。
しかもインスタント麺ってけっこう賞味期限が短いし。
そろそろ香港に買い出しにいかないといけないかも(笑)

次回、香港を訪れた際、トランクにすき間があったらぜひ買ってもって帰ってください。なんてったって1つ2ー3ドル。
これで香港気分が味わえるなら安いもんじゃありません?
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香港徒然草193:山椒の香りに酔いしれる!譚魚頭の担々麺

2007年10月10日 00時21分14秒 | 【香港】食べる
香港は中華でも広東に四川に上海にといろいろな地方の料理があるのですが、香港の人が辛いものがそれほど得意ではないせいか、意外と四川の専門店は数多くありません。
坦々麺だけとか、麻婆豆腐だけといった四川料理ならあるのですが、本格的に「辛~い」四川料理をだすとなると結構かぎられてくるようです。
「四川料理」と名乗るお店は数有れど、そこが本当に本格的な四川料理を提供してくれるかどうかを見極めるポイントは「お店に入った瞬間、山椒(花椒)の匂いがするか否か」だと思っています。
お店に入った瞬間になんとも言えないあの山椒の匂いがプ~ンと匂ってきたら、間違いなく本格的な四川料理を楽しめる可能性は大だと思います。

私が好きな香港にある四川料理のお店の1つに「譚魚頭」があります。
銅鑼湾の「満紅江」と並んで、香港に来ると1回は食べないと気が済まないお店でもあります。

譚魚頭は湾仔と旺角にお店があり、お店を構えている場所もローカルっぽければ、客層もローカルっぽく、いつでも地元の人で賑わっています。夜は火鍋が有名ですので、唐辛子と山椒がいっぱい入った真っ赤なスープベースの「麻辣火鍋」を楽しむのも一興。汗がダラダラでてきて、今流行りの「排毒(デトックス)」気分を満喫できます。
一口、口にいれた瞬間に山椒が「ビリビリ」して、その後にトウガラシがグワッ~と来ます。
かなり強烈です。嘗めてると大変な目にあいます。
でも、おいしい♪んです。辛いけどおいしい、でも辛い。。。
この繰り返しです。。。ただし、あまりに辛いので、辛いものが弱い人や胃の弱い人は気分が悪くなるかもしれませんので、気をつけてください。
日本に帰国して以来、さすがにこの強烈な辛さと香りを持つお店はそこいら中にゴロゴロしている訳ではないので、時々なつかしくなるんですね。。。

火鍋はやぱり最低でも3人、できれば大勢の人数で食べた方がおいしいので、昼間にこの「辛~い」のが食べたくなった時には「担々麺」がおすすめです。小さなボウルに1人前だけチョコッと入ってくるので、気分だけ満喫したい時にはもってこい!
飲茶の時間ならば、大抵はおいてあるはずです。(1人前HKD18)。


こちらは火鍋ほど辛くなく、山椒の香りを楽しむといった雰囲気ですので、辛いのがそれほど得意でない人でも大丈夫。
あと、同様に山椒の香りを楽しみたいなら「紅油●湯炒手」もおいしいですよ。


こちらのサイトにお店の住所やおいしそうなメニューの写真がありますので、詳しくはそちらからどうぞ。
お店のサイト

譚魚頭(旺角店)
九龍旺角彌敦道639 雅蘭中心5楼食閣全層
(Grand Tower Arcade 5/F, NathanRoad639 MongKok Kowloon)
2381-3999 營業時間:07:00~:02:00
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香港徒然草183:精進料理は本当にヘルシーか

2007年06月18日 23時28分24秒 | 【香港】食べる
中華料理といえば油っこいというイメージが先行しますが、そんな中で比較的「ヘルシー」だと健康を気づかう人や女性に人気なのが精進料理である”素食料理”です。
素食料理は中国料理の中でも1つのジャンルを築いている立派な料理といえます。

ではその”素食料理”とは一体何なのか?
ガイドブックなどでは良く「精進料理」や「ベジタリアン料理」というカテゴリーに入れられている通り、基本的には肉や魚を使わない料理です。
「精進」とはもともと仏教用語で、仏教では粗食を基本にして肉類を食べないようにしてきていたことから、肉類を用いない料理を精進料理と呼ぶようになりました。

日本の精進料理でも同じですが、素食料理には、さまざまな豆腐製品が活躍します。豆腐そのものをはじめ、押し豆腐、ぺらぺらの薄い押し豆腐 、それから揚げ豆腐に、生湯葉と乾燥湯葉等々。豆腐のバリエーションはかなり多いです。
さらに小麦粉のグルテンから作る生麩も重要な素材です。

野菜は基本的に何でも良いのですが、ネギやニンニクなどは精力がつくため、修業の邪魔になってしまうということで、こうした野菜は使われないのが特徴です。

“素食”に許された限りある素材を使って、どのくらい “本物そっくり”に迫ることができるか。
ここに料理人の“技”の見せ所があるわけで、それを楽しむのも一興です。

例えば、海鮮と野菜の炒め物などの場合、イカは堅めに作られたコンニャクを使用することが多く、アワビは精進料理で使うキノコを、エビは白玉に食紅でエビのシマシマ模様を書いて仕上げます。
いずれの食材も見た目も味も触感もかぎりなく本物に作られていて、その技術の高さには脱帽します。

例えば素食でいう肉料理なら、こんな感じです。

豚肉の黒胡椒風味仕立てになっていますが、実際には豆腐タンパクを使用しており、豚肉は使われていないにも関わらず、見た目や色、触感のどれをとっても本物そっくりです。

こちらは豆腐のギョウザ。
ギョウザの皮の代わりに豆腐をつかい、中には野菜がはいっています。これは比較的オーソドックスな精進料理っぽいですね。




精進料理は,一般に,低カロリー・高タンパクで,ダイエットに適しているといわれていますが、実際は豆腐や小麦粉などをつなぐ際に油を大量に使用する場合も多く、食紅などの色素で色付けをするケースも多い為、必ずしもヘルシーとはいえないのが実情です。逆に素食料理の方が高カロリーになってしまうケースもあるので要注意です。
ヘルシーっぽいからというミーハーな理由で素食料理にチャレンジする場合は、それなりのカロリーは覚悟しておいた方がいいかもしれません。

仏教徒やベジタリアンなので肉や魚が食べられない、肉や魚を使用せずいかに本物らしい料理に仕立てるかを実際に食べて体験してみたいといった場合や、普通の中華は食べ飽きた方などにおすすめの料理といえそうです。

素食料理にチャレンジしてみるならば、北京道一号ビルの中に入っている「功徳林」が有名です。
抜群のロケーションに加え、雰囲気もこぎれいですので、素食料理の導入のお店としてはいいのではないでしょうか?

功徳林ではこれが有名ですよと「特製冷麺」をすすめられますが、基本的には「単なる麺に野菜やらゴマだれや、ラー油、酢などを自由にトッピングして食べる麺」なので、個人的にはわざわざ食べるという程のものではないと思われます。
ただし、話題としてなら一度チャレンジしてみるのもいいかもしれません。


◆「功徳林上海素食」
住所:7/F., 1 Peking Road, Tsimshatsui, Kowloon
Tel:2312-7800
営業時間:11:00~23:00(毎日)
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香港徒然草182:蝦子と蟹子

2007年05月28日 12時50分01秒 | 【香港】食べる
「蝦子」「蟹子」って何だか分かりますか?

香港のレストランで料理名に良く見かけるのがこの蝦子と蟹子。
その名の通り、蝦子は蝦の子=乾燥した蝦のたまご。
じゃあ、蟹子は蟹の子なのかといえば、どっこい、違います。
正しくは飛び魚のたまごの飛びっこなんですが、なぜか香港では「蟹子」と言われ、スーパーでも飛びっこには商品名「蟹子」と書かれて売られております。

たぶん香港で一番誤解されている日本料理だと信じて疑わないのが「蟹子サラダ」。
これは細切りにしたきゅうりにカニカマを裂いたものをマヨネーズで合えたカニカマサラダなんですが、ここに例の「蟹子」を混ぜて合えるのが「蟹子サラダ」です。
日本人なら全員この「蟹子サラダ」を作れるものだと信じている香港人が多いようで、香港人相手にホームパーティーで食べたい日本食を聞いてみると、必ずといってこの「蟹子サラダ」があがってきます。

「だって日本人なら寿司(にぎり)を作れるし、蟹子サラダできるでしょ?」こういう美しい誤解(?)を聞いたのも一度や二度ではないので、西洋人の一部が未だに日本は「フジヤマ」「ゲイシャ」「ハラキリ」だと信じている人が本当にいるように、間違った認識をされている部分もあるのかもしれませんね。

さて、蝦子は蝦のたまごを乾燥させたもので、うま味調味料として比較的ポピュラーな食材です。
例えとしてはスパゲッティーのインスタントソースによくなる乾燥タラコをイメージしてもらえば良いでしょう。
高級料理店では蝦子とナマコを煮込んだものなどがポピュラーですし、蝦ワンタンメンのスープに入っていたりします。
庶民の味方の麺屋さん「麺専家」なら「蝦子のせ麺」が有名です。
ソースの中に煮込んである蝦子はいいのですが、蝦子のせ麺はゆで麺の上に惜しげなく乾燥した蝦の子が降りかかっているので、油断して食べるとむせます(笑)
おいしいかどうかの評価は人によって分かれますが、もしかするとこの口にほおばった時に一瞬「むせる感じ」がいいのかも?とマニアックな想像をしてみたりもします。

蝦子?労麺(えび子のせ麺)

蟹子(=飛びっこ)の方は先に述べた「蟹子サラダ」はもちろん、チャーハンの材料に入ってくることも多いようです。
こちらは蝦子と違い、乾燥していないので、プチプチと口の中ではじける感覚を楽しむといった所でしょうか?
香港人が大好きな三文魚(サーモン)と一緒にチャーハンになっているのが結構多いです。

こちらはサーモンと蟹子チャーハン

どちらも日本ではお目にかからないメニューなので、香港のレストランで蝦子と蟹子をメニューで見つけたらぜひチャレンジしてみてください。
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香港徒然草179:ハーゲンダッツのアフタヌーンティー

2007年03月23日 18時27分30秒 | 【香港】食べる
香港といえば、「アフタヌーンティー」というイメージの強い方も多いと思いますが、この香港徒然草の中でもご紹介済みの
徒然草45徒然草141でご紹介したアフタヌーンティーなどがあります。

マンダリンオリエンタルはラウンジの改装にともない、内容的には同じような感じですが、徒然草45でご紹介しているような銀の3段トレーではなく、現在はもう少しモダンな器で提供されているようです。

今回ご紹介するのは、アフタヌーンティーでも変わり種の「ハーゲンダッツのアフタヌーンティー」。
最近香港内のあちこちに増殖中のハーゲンダッツですが、そこでアフタヌーンティーが楽しめるんです。
とはいえ、ハーゲンダッツのお店ならどこでもいいかといえばそうではなく、カフェが設置されている所でなけれなばりません。といってもカフェのすべてで楽しめるのでもないようで、尖沙咀のスターフェリーターミナルの側のハーゲンダッツではあるけれど、HMVの側のハーゲンダッツではないといった状態でした。
とりあえず、尖沙咀のスターフェリーターミナルの側のお店では楽しめるので、そちらをおすすめしておきます。

ハーゲンダッツのアフタヌーンティーセットは、12時~18時までと楽しめる時間も長め。
最上段にはケーキが数種類、真ん中の段には好きなアイスクリームを4種選べるようになっていて、最下段にはフルーツ盛り合わせ、お茶が2人分ついて130ドルとちょっとなので結構お得です。



最上段


中段。アイスクリームは数十種類の中から4つ選べる。サイズは小さめ。

なんてことのないアフタヌーンティーですが、香港ならではのアイテムとしてたまにはこんなものもいいですね。
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香港徒然草177:とろける焼肉

2007年03月15日 18時11分13秒 | 【香港】食べる
ブログ主旅行中によりしばしの間、更新が遅れており、申し訳ありませんでした。
その分、がんばって更新してゆきたいと思います。

さて、本日の話題は「焼肉」。
焼肉といえば、韓国料理や日本式の焼肉が頭に浮かびますが、広東式で言う所の「焼肉」はいわゆる日本人がイメージする焼肉とは少々趣がことなります。
その為、香港の友人に「おいしい焼肉を食べれる所があるから行こう!」と行って見たら想像していたのと違ってがっかりなんていう事もしばしばあるようです(笑)

ここでいう焼肉=豚肉の三枚肉の部分をカリカリにローストした肉の事をさします。
外はカリカリサクサク。中の脂身と肉はとろけるように柔らかく、ご飯のおかずとしてもビールのつまみとしても最高です。
「広東焼名」と頭に名前がついているレストランならば大抵は食べる事ができると思いますが、今回ご紹介するのは、わざわざそこまで食べに行っても価値のあるローカルレストランです。

その名は「容記小菜王」。
コンピューター製品で有名な深水{土歩}(シャムソイポー)にあるローカルレストランで、あまり日本のガイドブックには載りませんが、香港の人でも知る人ぞ知るおいしいローカルレストランです。

「容記小菜王」のシェフはその昔、前フィリピン大統領マルコス夫人のお抱えコックとして活躍していた人物だそうです。
店内には10名がけぐらいの大テーブルが2ー3ヶ、あとは3ー4人用の小テーブルが数ヶ所とそれほど大きなレストランではありません。それも常に予約でいっぱいになってしまうので、できれば事前に予約を入れる方が安全です。予約が出来ない場合は6時頃の早い時間に行けばなんとか席が確保できるかもしれません。


壁いっぱいに張られた蛍光色のメニューといい、にぎやかな店内といい、ローカルレストランの雰囲気が大好きな方には「これぞ香港!!」という雰囲気で食事が楽しめます。

おすすめは冒頭にも紹介した焼肉の 「焼{月南}肉」。
通常は黄色い辛子が添えられてくるのですが、香港人が大好きなせいか、時にはなぜがワサビが添えられて来る事もあり、そんな時は香港式にワサビで試してみるのもわるくないもんです(笑)


それから、海南チキンというか、いわゆる蒸し鶏の「天下第一鶏」。
鶏まるごと一羽が頭付きででてきます。しょうがのタレで食べるも良し、そのままでもgood。
骨付きなので少し食べづらいかもしれませんが、やっぱり肉は骨付きの方がおいしいですね。
鶏肉料理は鶏が新鮮なせいか、香港ではたいてい日本よりも味わいがありおいしいですが、この料理は名前どおり「天下一品」ですよ。


ちょっとチャレンジャブルな人は「鶏蛋{火局}魚腸」をどうぞ。
淡水魚の腸をタマゴでキッシュ風に仕立てたもので、1つの料理で魚の腸を数十匹分使用するとかで、手間がかかり、1日たしか30食限定だったと思います。ミカンの皮を干した「陳皮」の風味が効いたもので、これもナカナカいけますよ。
淡水魚の腸なんぞというものは日本では食べる機会もほとんどないでしょうから、試してみてはいかがですか?

肝心なお値段の方は店構え同様、気取らないので、お腹いっぱいたべてもお財布は安心です。
レストランや観光地のこぎれいで高級なレストランに厭きたらたまにはこんな所にもどうぞ。

●容記小菜王(Yung Kee Siu Choi Wong)
九龍深水{土歩}福華街118ー120号地下 桂林街交界(地下鉄D2出口よりすぐ)
電話:2387ー1051
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香港徒然草169:北角の鶏蛋仔

2007年02月05日 15時07分22秒 | 【香港】食べる
香港の街中には買い食いの誘惑がいっぱい。
しょっぱいもの系から甘いもの、女の子らしいものから、オヤジ色たっぷりのものまで、ちょっと小腹がすいた時に満たすものはあちこちにあふれています。

一番お手軽なのは、街中のいたる所にある揚げ物屋台。
イカゲソ揚げやら、カレー味の魚団子を串に刺したものなど様々な揚げ物を売っています。
といっても揚げ物だけでなく、ワッフルなどの甘い系のお菓子なんぞも売っていたりします。
冬場はまだいいのですが、夏場なんぞはもの凄い暑さと湿度の中で売っていますので、買う時はくれぐれも人だかりがしていて、商品が回転しているようなお店を選んで下さいね。さもないとお腹の弱い方はお腹をこわす可能性があります。

さて、こうした屋台で売っているおやつの中でも、個人的に好きなものが「鶏蛋仔」。
広東語の先生に怒られるのを承知で、音階を無視してあえて日本語表記をするとすれば、「ガイタンジャイ」という音になるでしょうか?
読んで字のごとく、「鶏の卵のちっちゃいの」という名前のおやつですが、日本でいえば、ベビーカステラが繋がったようなものといった感じです。
たこ焼きを作る時のような、小さなくぼみがついた2枚の鉄板に生地を入れて、合わせて焼いただけのシンプルなお菓子です。
焼き立てをクルッと半分に丸めて、紙袋に入れてくれるので、それを手でむしりながら食べます。


これが鶏蛋仔

大抵の揚げ物屋台でも売っているのですが、北角(ノースポイント)にある、この鶏蛋仔の専門店のものはさすがに、鶏蛋仔だけを専門に売っているだけあって、通常のものとはひと味もふた味も異なります。
通常は原価を下げる為、卵の使う量は減らして、替わりに卵の黄色を出す為に人口色素を入れたり、いろいろするのですが、ここのものはそんなものを使わずとも、卵をたっぷり使っているのできれいな卵の色がでています。
なんと1日に売る鶏卵仔の数は500個、使用する卵の量は数百個とか!
それだけではなく、お店独自の生地のブレンドの仕方や火力、焼く時間というのももちろん関係してくると思うのですが、たかが卵と粉と牛乳といった素材を混ぜて焼いただけのシンプルなお菓子なのに、焼き上がりを食べ比べてみるとこうも違うのかというぐらい違うのが驚きです。

まずは歯触り。まわりはサクサクしているのに中はしっとり。他店のものはフニャっとしていたり、固過ぎたり。
齧ってみると中半分は空洞で、半分は生地になっています。
甘さは甘すぎず、しつこすぎない適度な感じがなんとも言えません。

中を半分かじった所

わざわざここの鶏蛋仔を買い求めに北角まで行く人も多く、昼だろうが夜だろうが行列ができています。
次々と焼いていくのですが、焼いてゆくそばから売れていくので常にアツアツを買う事ができます。
あまり大事にしすぎて持って帰ってから食べようとすると、焼き立てのあのサクサク感が失われてしまいますので、ちょっとお行儀は悪いですが、ぜひその場でアツアツを堪能してください。

ノースポイントまで出かけた際にはぜひ立ち寄ってもらいたいポイントです。
でも、これだけを食べに北角まで行ってもそれなりの価値はありますよ。まだの方はぜひ!

住所:北角英皇道492号B(場所はMTR北角駅のB3出口から太古城方面に徒歩5分ほど。アイランドプレイス(港海城)ショッピングセンターそば。HKSPACE の入口の対面。)
TEL:2590-9726
営業時間:12時頃~21時頃
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香港徒然草168:とかげのスープ

2007年01月25日 01時43分54秒 | 【香港】食べる
いきなりですが、これ何だか分かりますか?



そう、とかげです。
香港の街中の至る所にある漢方薬屋には大抵おいてあって、いつも気になる存在でした。
ピンと張られた手足、なぜかいつも対で売られていて、かなりゲテモノちっくな雰囲気がプンプンなのですが、漢方薬屋においてある以上、きっと薬には違いないと思っておりましたが、具体的な効能は不明のまま。
こうしたゲテモノちっくなものというのは大抵回春薬(=精力剤)であることも多いので、おそらくまたこれもおおっぴらにとかげの効用を聞いてよいものかどうか迷っていたある時、本屋で立ち読みをしていた時にみつけたレシピにその答えはありました。

香港人の、お金持ちで美人の料理家の奥さんが、家族の健康を考えてつくりました!という雰囲気の「ママの愛情スープレシピ」本の中に、きれいなエプロンを身に付けて微笑む奥様の手元には煮込まれた「とかげ」。。。
うーん、とってもシュール。

実はとかげは「補肺腎・止喘咳」の効能があり、咳止めとして使われる場合も多いようです。
だから乾燥した冬の時期、家族で咳をしている人がいたらお母さんはとかげのスープを作ってあげるわけですね。。。
とはいえ、他にも咳止め作用のある食材や漢方薬は沢山あるので、すべての家庭がとかげスープを作る訳ではないので、念のため。
(その一方でとかげはやっぱり精力剤として使われるという用途も間違っていないのですが、どうしても話題がそっちへ行ってしまう気が。。。)

広東人は本当にスープが好きで、広東人にとって、スープは食卓に欠かせない一品です。
まずスープを一杯飲んでから、おかずを食べだすのが一般的です。
レストランでメニューを選ぶ時でも、広東人にメニューを選ばせると必ずといっていいほどスープを注文します。
広東人の家にお嫁に行くにはスープが作れなければならないと言われるほどで、日本人でいうならおふくろのみそ汁に相当するのが「お母さんのスープ」なんですね。
北京など北の地方の人はそれほど食事の際にスープ、スープといわないので、広東人ならではの食習慣といえそうです。
有る意味では、高級広東料理レストランでよく目にするような「ふかひれスープ」ではなく、どちらかというと家庭料理的な要素が強い「スープ」こそが、もう1つの広東料理の特徴ではないかと思います。

ここでいうスープというのは肉や魚と野菜、漢方素材を長時間ことこと煮込んだだけのシンプルなもので、季節によって中身には変動があります。夏ならば体内の余分な水分を除く作用の強いものを、冬ならば乾燥している時期なので潤す作用の強いものなどが好まれます。

作り方は至って簡単。
すべての材料を陶器の鍋に入れ、水を入れて蓋をして弱火で2ー3時間煮るだけ。
甘味はトウモロコシや蜜棗、人参からでる自然の甘味を利用しますので、砂糖などは一切使いません。
仕上げには塩を少々入れるのみ。
それだけのことなのですが、長時間煮込んでうま味と滋養がたっぷり出たスープは体に染み込むおいしさで、これを知ってしまうと市販のMSGだらけのスープなどはおいしく感じなくなってしまいます。
香港の人達がMSG(化学調味料)に敏感なのもこのあたりに秘密があるかもしれませんね。

クレソンと魚を煮込んだスープや、大根、人参、トウモロコシと豚肉を煮込んだスープ、レンコンとスペアリブ、小豆のスープなど家庭で簡単にできるものが多いのですが、外国人である私にとってはこの組み合せが難しくて分かりません。どれとどれを組み合わせるのか間違えてしまうと、それぞれの素材の効能を打ち消してしまいますから、適当という訳にもいかず。
大抵はローカルスーパーで売っている1回分のスープの材料が全てパックされているスープパックを買ってその組み合せを覚えるか、本屋でスープのレシピ本を買って覚えることになります。

そうこうしているうちに気がつけば、私の食べ物に対する思考回路もビタミンやカルシウムがといった従来の栄養素の考え方から、この食材は温める作用が強いとか、冷ます作用が強いとか、肺を潤すといった思考方法になって、すっかり現地化が進んでいるのでした。

この広東風家庭スープ、本当においしいのですが、難点は煮込むのに時間がかかるということだけ。また日本で作ろうと思うと骨付き肉や漢方素材が手に入れにくいので難しいかもしれません。でも、日本で簡単に手に入る食材でも作る事が出来ますので、本屋さんで写真付きのレシピ本を購入して作ってみるのも香港気分が味わえておすすめです。

または、レストランで堪能するという手もあります。次回、旅行で香港にいらした際、ローカル色の強い広東料理レストランに行ったらぜひ「利湯(本日のスープ)」というものを注文してみてください。出てきた薄茶色や灰色のスープに一瞬ぎょっとするかもしれませんが、日本ではなかなか味わえない、広東料理の奥深さを堪能できると思いますよ。
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香港徒然草166:環龍閣の味を再び!!

2007年01月09日 00時23分22秒 | 【香港】食べる
今は昔、カオルーンホテルの地下に「環龍閣(ワンルンコート)」という広東料理のレストランがありました。
ここは特に飲茶が有名で、ホテルに入っている正統派の広東料理レストランらしい点心が楽しむことができました。

と、ここまで書いていてなぜ過去形なのかといえば、カオルーンホテルはかつてはペニンシュラホテルの経営傘下でしたが、その後ハーバープラザグループの傘下になり、その際にレストランの名前も「環龍閣」から「海逸軒」へと変わってしまって今は存在しなくなってしまいました。
「海逸軒(ホイヤッヒン)」といえば、ウォンポアにあるハーバープラザの中に入っている広東料理レストランも「海逸軒」ですが、ハーバープラザの中の海逸軒が美心(マキシム)グループの経営だったのに対し、カオルーンホテルの中の「海逸軒」はホテルの直営という、なんともややこしい状態でした。
つまり、カオルーンホテルの中の「海逸軒」はホテルがオーナーチェンジでレストラン名を変えたけれど、シェフはそのままだったので、ひきつづき「環龍閣」の味が楽しめたという訳です。

ところが、そのレストランもここ最近、カオルーンホテルの地下に「西武」デパートが入る為の工事でレストランが閉鎖されてしまい、もうあの味は堪能できないのかとショボーンしておりました。
普段は見向きもしないくせに、なくなってしまうと寂しくなるのが世の常でして、恐らく同じように感じている人も多かったのではないでしょうか、

なんと!!
ランチ時間のみですが、環龍閣の点心が「Middle Row レストラン」で楽しめるんです!

あまり大きく宣伝していないので知らない人も多いのですが、以前の環龍閣が地下で窓がなかったのに対し、「Middle Row Restaurant」は地上階なので外の景色が見渡せます。
インテリアこそ中国色はほとんどありませんが、以外とゆったりしてそれほど混んでおらず、落ち着ける点もポイント高です。

ミドルロウレストランの店内。窓からはペニンシュラホテルとネイザンロードが見える。

環龍閣名物の「サクサクチャーシューパイ」も、
兔の形をしたかわいらしい「ホタテギョウザ」も、
名物の「マンゴプリン」も
み~んな元もままの味とクオリティを保っています。
移り変わりの激しい香港にあって、懐かしい料理がそのままの味で楽しめるというのは結構貴重なもんです。

ここの一番のおすすめは「チャーシューパイ」。

いろいろとチャーシューパイも食べ比べてみましたが、このサクサク度合いに関しては他から群を抜いて秀でていると思います。個人的にはチャーシューパイならば間違いなくここに軍配をあげます。
ここに来てこのチャーシューパイを食べないのは絶対損ですよ。ぜひお試しあれ♪

あとはお土産品として人気のホテル特製XO(エックスオー)ソースもいけるので、大根餅などに付けて食べてもgood!


包んだ形がウサギの姿をしている可愛らしい「ホタテと豆苗の蒸しギョウザ」も健在。形も味も昔どおりです。


また、ここのマンゴプリンも昔からおいしいと評判なのですが、表面にクリームがかかっているのが特徴で、一見しただけではマンゴプリンの黄色が見えず、間違ったオーダーをしたのかと一瞬心配になります(笑)。
そんなにクリームをかけてしまったらしつこくないのか?とよけいな心配したりもするのですが、そこはローカルレストランのえばみるくたっぷりの甘甘マンゴプリンとは違い、絶妙なバランス。こちらもおすすめです。


ここでかつての環龍閣の点心が楽しめることは、まだあまりガイドブックに載っていないので知っていると少しだけ「ツウな気分」で、案内できますよ。
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香港徒然草156:マンダリンオリエンタル香港の新しいケーキショップ

2006年11月17日 01時45分03秒 | 【香港】食べる
日本でもお使いものとして人様に差し上げるにはやはり名の通ったお菓子などを選ぶように、香港でも気張ってお菓子を持っていくような際に活躍するのがホテルのケーキショップ。

特に名の通った高級ホテルのケーキなどは、値段が高いことを誰もが知っているので、香港人の受けが大変良かったりします(笑)香港のケーキは日本のケーキに比べるとスポンジに繊細さが欠けるし、大きさがやたらと大きいだけで、値段が高いわりには「また食べたい!」と思わせるものが少ないのが現状です。
その中で香港でケーキを食べるなら比較的失敗しないのが、なぜかティラミスとチーズケーキ。
どちらもチーズ系なのでチーズ嫌いの人には大変ですが、このどちらかを選んでおけば、大抵のお店でもはずすことはありません。香港ではレアチーズ系のケーキは少なく、中身がいっぱいつまったニューヨークチーズケーキ系のチーズケーキが多いのですが、中でも1、2を競う評価を得ているのが、マンダリンオリエンタル香港のチーズケーキ。
高級ホテルのケーキ&チーズケーキ好きの香港人からも高い評価を得ているだけでなく、日本人が食べてもおいしいと思えるチーズケーキだと思います。

さて、そのマンダリンオリエンタル香港の濃ゆ~いチーズケーキを味わうには香港徒然草45でご紹介したアフタヌーンティーがてっとりばやいですが、ケーキショップでテイクアウトをして食べるという手があります。

マンダリンオリエンタル香港改装前のケーキショップは、プリンスビルディングに面した地上階にあって、ホテルの前を通りがかった時にふらっと立ち寄るのに大変便利でした。

改装前のマンダリンのケーキショップ

改装後はこれまで路面にあったケーキショップはホテル内へと移動してしまいました。ふらっと立ち寄るには不便になってしまいましたが、移転したことによって良い点もあります。

それはイートインスペースが出来た事
これまでのケーキショップに比べ売り場面積が大きくなった為、ちょっとしたカウンターができ、その場でパンやケーキを食べる事ができるスペースが登場したのです。
わざわざコーヒーショップに入って食べるほどではないし、かといって外で食べるには何だし。。。という時にはこのコーナーは便利です。カウンター風になっていて相席でなく座れるのも1人の場合はありがたい限り。


加えて、ガラスケースに入れられた、パティシェが作成した芸術品のような砂糖菓子の展示を楽しむ事ができます。
この作品類はけっこうマメに入れ替えているので、行くたびに違う作品が飾られていたりしますから、これを見るだけでも楽しいですよ。

息を飲むような美しさの砂糖菓子。ロゴはもちろん昔のマンダリンのもの。

肝心のパン&ケーキは朝はパンが豊富にそろっており、ケーキ類が揃うのは午後になってからのようです。朝はキッシュ類が、昼はサンドイッチ類が豊富にならびます。昔のショップに比べると、展示されているパン類がショーケースの奥の方にいってしまい見づらくなってしまったのが難点ですが、見せてくれというといろいろ親切に見せてくれますから、遠慮なく言ってみましょう。


マンダリンオリエンタル香港は約9ヶ月におよぶ閉鎖期間を経て大改装を終え、全面的に新しくなりました。かつてのマンダリンオリエンタル香港が持っていた淫靡な雰囲気はやや失われたような気がしますが、マンダリンオリエンタル香港が持つレトロなイメージはそのままに、よりオリエンタルな雰囲気が強くなっています。これについてはまた別の機会にご紹介します。
まずは新しくなったマンダリンオリエンタル香港に行ってみるきっかけとして、ケーキショップはおすすめです。
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香港徒然草154:そろそろ鍋の季節到来、体あたたまる鍋はいかが?

2006年11月09日 11時33分57秒 | 【香港】食べる
香港もだいぶ涼しく?なってきました。
朝晩はさすがに半そでだと寒いぐらいで、やっと長そでが必要になってきて、そろそろ鍋の季節という感じになってきました。
もともと一年中クーラーをガンガンに効かせた中で鍋をやっているので、はっきりいって冬だから鍋もへったくれもあったもんじゃないんですが(笑)、寒くなってくるとやっぱり「鍋もの」という感じになるのは、私の中にかろうじて残っている日本人の感覚のせいでしょうか。

香港の鍋=火鍋は日本で言えば寄せ鍋に近い感覚ですが、まずベースとなるスープが日本に比べるといろいろ種類があります。
有名な所では酔っ払い鶏の漢方ベースのスープや、豚骨ベースでトマトやトウモロコシを入れたもの、少し香辛料が強めのサテー風味などがあり、好きなものを選びます。このスープベースにこそお店のこだわりがあり、各お店によっていろいろと味も種類も異なります。選べるスープベースは1種類でもいいですし、欲張って2種類選んでも構いません。
2種類選んだ場合は真ん中で仕切りのある鍋を持ってきてくれます。

思いっきりあったまりたいならば、片方はこんなふうに辛~いスープベースを選んでみるのも手です。
汗がどんどんでてきて排毒効果も満点!
普通の鍋屋さんでも辛いスープベースはあるようですが、本格的なのは四川料理で食べるものが辛さも満点。
通常のトウガラシの辛さに加え、山椒の痺れる辛さも体験できます。
温まる事は間違いなしですが、半端な辛さではないので、食べる際は覚悟が必要です。

中央に仕切りのある鍋=通称「鴛鴦鍋」。片方は辛い四川風スープベース

辛い鍋以外に温まる鍋といえば、「羊しゃぶしゃぶ」。
羊肉自体が漢方の概念で言えば、体を温める作用があり、気や血を補う作用があるので、体が弱っている時や冷え症、生理不順、精力減退、腰がだるい、疲れやすいなどの悩みを抱える人には特にぴったり。
羊肉はコレステロールも低い点も見逃せません。でも、羊肉って臭いんでしょう?と敬遠する方におすすめなのが「小肥羊(LITTLE SHEEP)」の羊しゃぶしゃぶ。
ここの羊肉は柔らかく、もともと臭みが少ない上に、ベースとなるスープに配合されているスパイスでほとんど消されてしまうのか、中国の西の方で出てくる羊肉のような臭さは感じません。


小羊鍋、銅鑼湾店の入口



この「小肥羊」は1998年8月に創業の内モンゴルの中国企業の羊しゃぶしゃぶチェーンで、現在中国に700店舗近くあります。特に2006年6月には、「中国で最も価値のあるブランドトップ500」のうちの95位に入るなど、中国大陸では大変有名なお店となっています。
香港には現在、銅鑼湾をはじめ4店舗あり、どの店も常に混んでいます。
値段も手ごろですし、火鍋屋というのはだいたいどこも夜中~明け方まで営業しているように、この「小肥羊」もご多分に漏れず夜遅くまで営業していますから、宵っぱりにもうれしい限り。
これから寒くなる季節には羊しゃぶしゃぶで温まるのもおすすめです。

ただし、店内のあちこちのテーブルで名物の羊しゃぶしゃぶがグツグツしているせいか、そのスープベースの香辛料(ちょっとカレー風)が漂っており、店から出てくると自分が香辛料の香りがしてなかなかぬけません。
決して嫌な匂いではないのですが、ここの羊しゃぶしゃぶを食べに行く時は、匂いがついても気にならない服装で行く事をおすすめします。

●「小肥羊 LITTLE SHEEP」
香港銅鑼灣駱克道463-483號銅鑼灣廣場第2期2樓 2893 8318
九龍旺角亞皆老街16號地下至4樓 2396 8816
九龍尖沙咀金巴利道26號1樓 2722 7633
ツェン灣ツェン安街68號ツェン灣城市中心1期5樓5B號舖 2940 7678
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香港徒然草152:マンゴプリンいろいろ

2006年10月25日 22時23分28秒 | 【香港】食べる
香港スイーツの定番、マンゴープリン。
たかがマンゴープリン、されどマンゴープリンというほど、同じ様なレシピでありながら、お店によってもビミョーに違っていてこれを食べ比べるのが楽しみの1つであったりもします。

誰もが好きなデザートのようですが、意外とマンゴーなど熱帯のフルーツ系が苦手な方も多く、好きな人はクレージーに好きだし、嫌いな人は見向きもしなかったりといろいろ。ただ、香港に来たからには飲茶とマンゴープリンを食べないと香港に来た気がしないアイテムの1つかもしれません。

さて、このマンゴープリン。レシピはお店によって異なるとはいえ、基本的にはマンゴー、牛乳、ゼラチン、砂糖はどのお店にも共通するもののようで、ここに生クリームを加えるのか、エバミルクを加えるのか、はたまた卵黄を入れるのかなどで差がでてきます。また使用するマンゴーも酸味の強いフィリピンマンゴーを使うのか、それともアップルマンゴーを使うのかなどでも風味はかなり違ってきます。そこが食べ比べていて面白い所なんですけどね。

マンゴプリンといえば、典型的な形は徒然草76で紹介した糖朝のようなハート形。ここにエバミルクを好みでかけて食べるタイプです。

そしてお上品系のホテルのマンゴプリンは徒然草65で紹介したインターコンチネンタル香港のヤントーヒンやグランドハイアットのワンハーバーロードのように、味がおいしいのはもちろんですが、器に凝っていたりします。
ちなみにグランドハイアットのワンハーバーロードはジノリの器に入ってきます。

ワンハーバーロードのマンゴプリン

ローカル系のレストランで良く見かけるのはこの鯉型のマンゴプリン。通常のマンゴプリンよりも型が大きいせいか、食べ過ぎちゃうのが困りものです。


漢方的見地からするとマンゴーは「熱気」の食べ物なので、体質が熱の人は食べない方がよく、通常でも食べ過ぎるとニキビがでたりするようなので、おいしいからといってくれぐれも食べ過ぎには注意して下さい。
食べ過ぎたら熱気をさます涼茶を飲んだりしてバランスをとると香港人気分が味わえますよ。
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香港徒然草147:中秋節終了 今年の月餅は?

2006年10月08日 17時32分38秒 | 【香港】食べる
10月6日は旧暦の9月15日にあたり、いわゆる「お月見の日=中秋節」でした。

中秋節といえば、こちらでは家族円満を願い、月を見立てた月餅を家族で食すのが習慣になっています。
夜遅くまでお月見をするからなのかどうかわかりませんが、中秋節の翌日は祝日という心憎い配慮まであります(笑)

毎年、気が早いお店は8月頃から、たいていは中秋節の1ケ月前ぐらいから「月餅」の販売に熱が入り始め、あちらでも月餅、こちらでも月餅、最後はそこいら中で月餅の状態になります。

会社にも「季節のご挨拶」として果物籠やら月餅やらが届くので、中秋節の直前になると月餅はもう「見るのもカンベンして~」と言いたくなるほど。
月餅といっても日本でおなじみの月餅のように小さなものではなく、たいていがこんなサイズ。重さもずっしり…。



しかも、中には月を見立てた「アヒルの卵の塩漬け」が入っているのでボリュームたっぷり。中には塩玉子1ケではなく、2ケ入り、3ケ入りまで登場する始末。
ローカルスタッフに聞いた所によると、香港の人に一番人気があるのは、レトロなパッケージで有名な「栄華」の月餅と、「美心」の月餅なんだとか。

今年の美心の「塩玉子2ケ入り蓮の実餡月餅」。
缶に2006の文字が入ってます。


栄華の月餅の外箱


中身

もちろん人それぞれ好みがありますから、オーソドックスなタイプの月餅に多い、塩玉子が入っているのが嫌いな人もいれば、蓮の実あんが嫌いな人もいます。
そうした人に人気なのは変り種月餅が人気です。

変り種月餅の1つとして、最近のヘルシー志向をうけて、「冰餅」という通常の月餅のように焼いておらず、冷蔵庫で保管するタイプの月餅が出てきました。
それ以外の変わり種月餅で定番なのは、ペニンシュラホテルの「カスタードミルク餡月餅」やスターバックスのコーヒー月餅など。
中にはハーゲンダッツの月餅型アイスクリームなどもあります。
このあたりになってくると月餅というよりはちょっと高級な西洋菓子の様相を帯びてきますね。



スタバの月餅

ちなみに今年のスターバックス月餅は「チーズ&マカダミアナッツ風味とコーヒー味」でした。一瞬「チーズとマカダミアナッツ~??」とひるみましたが試食してみたらけっこう悪くない味だったので1箱購入。毎年スタバの月餅は味が変わって一定していないのが困りもの。せっかくお気に入りの味があっても来年に登場する保証がないですからね。。。

私個人としては今年一番のお気に入り月餅はこれ。

リアルな子豚型月餅。

どこから見ても子豚。
愛くるしい瞳で見つめられたらナイフを入れられません。


正面

横から

キュートなお尻

しかも笑っちゃうことに、お尻の穴がちゃんとあいているんです(笑)
そこまでリアルに作らなくても…と思わなくもないんですが、このセンス、個人的にはツボでした。

◆中秋節が終わってしまって大抵のお店では月餅は販売終了ですが、栄華では通年月餅の購入が可能です。まだ塩玉子入りの月餅を試したことのない方はぜひ、蓮の実あんの甘さと塩玉子のしょっぱさが微妙にマッチングした味を香港のお土産として買われてみたはいかがですか?
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