香港徒然草

働く元駐妻の香港雑記。うまいもの、ホテル・観光情報を中心にマカオ・南部中国・アジアの情報もお届けします。

香港徒然草120:マカオでウエディングin サンチャゴホテル

2006年06月30日 16時09分40秒 | 【マカオ】
早いもので6月ももう終わりです。
6月といえば「ジューンブライド」。6月の花嫁は幸せになれるとの言い伝えから6月に結婚式をあげたいという願望の花嫁も多いはず。
でも、これはヨーロッパでの話なので、ヨーロッパの6月と違って日本や香港の6月はジメジメと暑いだけで、
「なんで6月に結婚式を挙げると幸せになれるんじゃい?!」と思いたくなることしばしばです。あ、そういえば自分も6月だった…。

香港では日本のホテルのようにホテル内に教会などのウエディング専門の設備をもっていません。(というか、日本のホテルだけが特殊なんですけどね。)基本的に教会で式を挙げるのはその信者だけで、大抵はウエディングドレスを着て結婚登記所に行き、その後披露宴という流れなんですね。
なので、日本人カップルが「香港でウエディングした~い」とかいうと、手配が滅茶苦茶大変な事になります。

ウエディングドレスやタキシードなどはレンタルでも日本よりも豊富で安くありますので問題ないのですが、肝心な挙式場の、しかも絵になる教会というのがないのです。
花嫁のヘアスタイルやメイクが香港風というようなことよりも何よりも挙式場が手配できないというのは一番困るわけで、そんな時の必殺手段として登場してくるのが、ここマカオの「ポウサダ・デ・サンチャゴ(san tiago)ホテル」です。
マカオ半島の最左端、ペンニャ教会のある丘の麓のポルトガル人が多く住んでいるあたりに位置します。

17世紀にポルトガル軍によって作られた昔の要塞をホテルに作り替えたもので、普通の近代的なホテルとは一味も二味も違う、クラッシックなポルトガル風ホテルです。現在はリスボアグループの傘下にあります。
入口からしてムード満点。何せ元が要塞ですので、開放的な入口というよりは、どこが入口だか分からないような所から、これまた薄暗い洞窟のような階段を登って入ってゆきます。

入口へと続く洞窟の階段

中は天井が高く、天井から吊るされたシャンデリアやあちこちに配された白とブルーのアズレージョが落ち着いた雰囲気を出しています。



あちこちにアズレージョ

アズレージョとはもともとは教会内部や宮殿装飾などに使われていたポルトガルの絵タイルの事で、白地に青をベースとし、黄色や赤などの差し色が加わったなどがあります。マカオのあちこちで見かけるアズレージョもこれだけはポルトガルから持ってきていると聞いた事があります。

クラッシックなホテルなのはいいのですが、ここにはエレベーターという近代的なものは一切ありません。
上り下りはすべて階段のみ!これって意外とどのガイドブックにも書かれていないのですが、要注意ポイントです。
特に高齢者や体の不自由な方が滞在しようとする場合には大変ですからね。

レストランも近代的なホテルのようにコーヒーショップがあって、ラウンジがあって、フレンチがあって…というようなものはありません。一応ダイニング、バー程度はありますが、最低限度のものなので、ここでグルメ三昧を送るには難しいかもしれません。でもそれもこの不便さがきっといいのでしょう。
なにせ客室数が24室しかないのですから…。こういう所では日頃の時間の流れから切り離されてゆっくりするのがいいのでしょうね。

メインダイニングの「オス・ガストス」

本当に雰囲気は満点。南の島のウエディングのように、青い海、白い砂、まぶしい太陽、そしてそこには君が!というようなわけにはいかないけれど、日本からわずか4時間程度のフライトでまるでヨーロッパのどこかにお忍びできて、2人だけの式をそっと挙げるの…というような女の妄想をかき立ててくれる雰囲気があります(笑)

さらにお部屋の中もアンティークな雰囲気がただよい、ロマンチック気分も最高潮!

各お部屋にはバルコニー

電話もアンティーク


新婚さん向けには「ハネムーンスイート」とそのままズバリの名前がついたお部屋があります。
天蓋付のベットがハーレクインロマンスにでてくるお姫さま気分を演出してくれそうです(笑)

ハネムーンスイートのベットルーム

肝心な挙式場ですが、ホテルの敷地内にひっそりと建っているこぢんまりしたものです。
教会というよりは懺悔しにいくような場所という感じもなくはないのですが…、いえ、とにかくここでは外国人でも挙式を挙げさせてくれる貴重な場所ですから、そんな贅沢を言ってはいけません。
そう思うと教会に続く前の細い道も苔むした感じが歴史を感じさせていい雰囲気に思えてきますからあら、不思議。


教会の入口。屋根には十字架が

教会の前の通路。ここでフラワーシャワーをやったら絵になりそう


ただ、一つだけ問題なのが、実はここの神様はキリストではなく、軍神・セントジェームズ。
軍神に永遠の愛を誓ってもいいものだろうか…??
とふと疑問に思ったりもするのですが、そういうことは案外気にしないおおらかな民族の日本人が挙式するならいいのかもしれませんね。それにある意味では結婚=戦い?みたいな所もあるわけで(苦笑)、逆に幸せになれるかもしれません。
結婚は戦いだとばかりに軍神に愛を誓うマカオのウエディング、どなたかおすすめのカップルはいませんか?

●ポウサダ・デ・サンチャゴホテル(聖地牙哥酒店)
澳門民国大馬路(Avenida da Republica) 電話:〔853〕378111
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香港徒然草119:香港にある3つの「大福」

2006年06月25日 19時18分47秒 | 【香港】食べる
香港にある3つの「大福」をご存知ですか?
え?知らない?そうでしょう、そうでしょう。
だって私が勝手に3つの大福と名付けただけですから(笑)。

とはいえ、香港好きなら知っておいても損はしない3つの大福を今回はご紹介します。

まず1つ目の「大福」は金にまつわる「大福」の話。
徒然草96でもご紹介した通り、中国の人は本当に「金(きん)」が好きです。
でも日本のように装飾品としての金に価値を見いだす場合は18Kでもいいのですが、こちらでは「金=資産」としてとらえていますので、装飾品というよりは資産的価値を強く求めますので販売されている金は「99.999%」という純度の24Kがほとんどです。
こうした純金の置物やアクセサリーなど金細工で有名なのが周大福。
企業のホームページによれば、1929年に創業し、香港、アジアを中心に100都市で421店舗を所有しています。
オーナーは鄭裕{丹彡}氏。周大福は新世界発展(ニューワールド:香港株式0017)の筆頭株主でもあり、約35%の株を所有しています。グループ全体での総資産はなんと50億米ドルを超えるとか!
そんなにすごいコングロマリット企業なのに残念ながら非上場の為、一般市民は恩恵にあずかることができません。
中国本土での出店も勢いづいていますので、いつか株式上場するような事があったら覚えておきたい企業の1つです。

お次の2つめの大福「大福証券」(香港メインボード0665)
最近日本では中国・アジア株ブームですので、ネットで中国株のトレードをしている一部の方には、実はすでに有名なのがこの「大福証券」です。ここ数年香港で最優秀証券会社として表彰されるなど、非常に注目をあつめている証券会社です。
扱っている商品もファンド、債券、先物、株式等幅広く扱っています。
日本人スタッフや日本語を話すスタッフがいることから、日本人に対して、この大福証券で口座を開くのとHSBCで口座を開く為のツアーを斡旋している会社が沢山あるほどです。
香港の株式市場では、オフショアのものを含め世界中のファンドを自由に購入できることや、株式の売却益に一切税金がかからない為、多くの投資家から人気なんです。

そして3つめの大福がこれ。

こちらは本当に食べれる大福です。
香港では日本の大福はほとんど冷凍で輸入されてきますので、和菓子やさんのあの、出来立ての柔らか~い大福はなかなか食べられません。香港に住んでいる人のお土産として、その人が和菓子好きの人だったら出来立ての大福を買っていったら喜ばれる事間違いなし。それぐらいおいしい大福には出会えないのです。。。
ところが、香港でも見つけてしまいました、おいしい大福。
厳密には焼いてあるので大福というよりも、福岡の太宰府天満宮にある「梅が枝餅(うめがやもち)」に近いかもしれませんね。上新粉でできた薄い皮の中には甘さ控えめのさらし餡が入っています。
焼き立てをその場でほお張って食べるのは最高に幸せです。


旺角の花園街の一角で衣料品店にまぎれて軒を構えるこのお店は地元でも知る人ぞ知るお店。
中華菓子専門のお店なのですが、この「焼豆沙餅」(5ケHK$13)を求めて常にお店の前には人だかり。
次から次から奥から焼き立てのお餅が出てくるのですが、出てくる片っ端から売れていきます。
この焼豆沙餅以外にも鶏仔餅など昔懐かしい素朴な中国菓子を買う事ができます。
以外に日もちするので、次の日に持って帰るぐらいなら日本にも持ち帰れるでしょう。
持ち帰ったら冷凍庫に入れておいて、食べる前にトースターで軽く炙るといいですよ。
ガイドブックにも出ていない、地元ならではの「大福」。ぜひいかがですか?

●奇趣餅家
九龍旺角花園街135号地下 電話 2394ー1727 
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香港徒然草118:香港空港でちょっと上級トラベラーズ気分のラウンジ

2006年06月23日 15時14分55秒 | 【香港】なんでも
世界の名だたる空港でもトップクラスの施設と離発着数を誇り、世界のエグゼクティブから高い評価を得ている「香港国際空港」。

今回はこの空港で、誰でもちょっとだけ上級トラベラーの気分が味わえる「トラベラーズラウンジ」のご紹介。

普通、エアラインのラウンジというのは、ビジネスクラス以上のチケットを持っている人やその航空会社の上級トラベラー認定を受けた「○○クラス」の資格を持っている人が利用するものと相場は決まっていますよね。
あとは一部のクレジットカードの一部の資格の人とか。

そんな資格やチケットは一切なくても、誰でもお金さえ払えば使えるのが、この「トラベラーズラウンジ(The Traveler's Lounge)」。
プラザビジネスセンターマネジメントという会社が運営しているもので、香港空港以外にも広州の白雲空港や北京、クアラルンプール、シンガポール、バンクーバーの空港などでもこうした同様のラウンジサービスを展開しています。

この会社が運営しているラウンジは主に2種類あります。
1つは一部のエアラインから委託をうけているラウンジ兼クレジットカードの上級会員専用のラウンジとして存在しているもので、15番ゲートの側にあります。


15番ゲート側の会員専用ラウンジ「プレミアラウンジ」。

内部にはインターネット端末の他、軽食、シャワールームなどがあります。
そして、こちらがその利用資格のあるカードの一覧を示したプレート。
香港の銀行の一部のカードやアメックスのプラチナ&ブラックカードの表示が見えます。
ダイナースカードなら上級カードでなくても利用できます。
ダイナースは年会費が高いですが、こうした所で結構特典があったりします。


そして誰でもお金を払えれば使えるのは60番ゲート近くにある「トラベラーズラウンジ」。


利用料金はラウンジ2時間使用+肩のマッサージ15分でHK$250。
5時間利用ならばHK$300。同じように肩のマッサージが15分つきます。
ラウンジ内にはインターネット端末があり、ここで自由にアクセスができます。


サンドイッチやジュース、コーヒー&紅茶の他、ちょっとした温野菜やサラダ、肉料理やその場で作ってくれるヌードルコーナーなどもあります。
(もちろんこれらは料金内なので食べ放題です)





その場で作ってくれるヌードル。結構おいしい

その他、トラベラーズラウンジの近くに「シャワー&リラクゼーションラウンジ」というのもあります。
こちらはその名の通り、シャワー+仮眠をメインにした場所で飲食などはできません。
ヨーロッパからの乗り継ぎ便などの関係で夜中の待機が必要だとか、そういった場合には便利ですね。あとはホテルがどこも満室でどうしてもどこも取れないけれど、とりあえずシャワーと仮眠、というようなケースの場合でしょうか?




仮眠室。なぜか床にマットレスの布団風…。

こちらのシャワーパッケージはシャワー+仮眠(2時間)でHK$300。
夜中だけの利用(23時-朝7時まで)+シャワーとラウンジでの朝食付きプランだとHK$450となっています。

香港空港はイミグレーション通過後でもお店の数が多い為、ショッピングをしたり、食事をしたりといろいろな楽しみ方ができるので、あまり時間をつぶすのに困ることはないのですが、1度ぐらい「空港のラウンジにちょっと寄るわ」と上級トラベラーぶってみるのもいいかもしれません。

●The Traveler's Lounge
電話:(852)2261-2612
ウェブ トラベラースラウンジ ウェブサイト
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香港徒然草117:香港初のインドスパ「ヒーリングハンズスパ」

2006年06月20日 10時19分35秒 | 【香港】きれいになる
香港では最近、かなり本格的なスパが沢山登場してきました。
このあたりは徒然草の「きれいになる」のカテゴリーに入れてありますが、それにしてもその増え方たるやものすごいものがありますね。
特に高級クラスのスパの増殖ぶりは目を見張るものがあります。

今回ご紹介するのは、香港初のインド式スパという触れ込みの「ヒーリングハンズスパ」。
九龍半島はホンハムにある「ハーバープラザメトロポリス(Harbour Plaza Metropolis)ホテル」内にあります。
ホテル内にはありますが、テナントですのでホテルの直営ではありません。
あくまでインテリアやトリートメントが「インド風」であって、お店の内部が香辛料の匂いに充ち満ちているとか、インド人を使っているとかそういうのではありません。
女性が考える「ロマンチックでオリエンタルムード溢れるインド」のいい面だけを具現したエステとお考え下さい(笑)

ここの特徴はなんといってもインテリアと特殊トリートメント。

特に30分HK$150の追加料金を払う事で利用できる「VIPルーム」が特徴的です。
インド風のインテリアで部屋一面がピンクに塗られた部屋や、緑に塗られた部屋、紫に塗られた部屋などがあります。

ピンクルーム


グリーンルーム。個人的には結構好きかも。

部屋の中におかれた小物などはすべてオーナーが個人で世界中から買い集めたものだそうです。女心をくすぐるようなかわいらしいアイテムが沢山!!
いかにも高級ホテルにありそうな「ざーます」然としたアイテムよりも親しみを感じます。


特に追加料金を支払わずに普通にトリートメントを受ける場合でも、待合室やトリートメント室は雰囲気があっていい感じです。

ウエイティングルーム

通常のトリートメントルーム

施設以外におもしろいのは特殊なトリートメント。
すっぽりとテントの用に覆われた椅子に座ってうける「ハーバルスチームサウナ」。
椅子の下からハーブエッセンスのスチームが出てくるのですが、熱くなりすぎないように顔だけちゃんと出るようになっています。でも、これを受けている最中の自分の様子を想像すると、怪しげな通信販売で買ったサウナスーツをこっそり自宅でやっているような感じで、かなり笑えると思います。人には見られたくない光景ですね(笑)


こちらは「レインフォレストシャワー」。
床にごろんと横になると天井から吊るされた沢山のシャワーから落ちるお湯でマッサージ効果が抜群なんだとか。
ディズニーランドの某アトラクションのような安っぽい森林の作りが逆に落ち着かない気がするのは私だけでしょうか?


普通に興味深いトリートメントは「シロドハラ」。
なんかここに来てやっとインドっぽい感じのトリートメントがでてきました(笑)
シロドハラ=第3の目に相当する眉間の部分(三ツ目が通るの目があるところですね)に軽く温められたハーバルオイルをたらしてリラックス効果と育毛効果を狙うらしいんですが、やってみたい反面油だらけになるのもちょっとなーとか、値段が高いのもちょっとなー(45分HK$980)と思ってまだ体験できていません。
どなたか体験された方ぜひ報告をお待ちしております。

その他のマッサージは「アユールベーダハーバルマッサージ 60分HK$750」などと香港におけるちょっと高級なエステの料金ぐらい。料金は格安とはいかないけれど、他の高級エステに入っているエステに比べれば敷居が低めなので気軽にトライしやすい為、エステ初心者におすすめといえそうです。

●healing hands spa(ヒーリングハンズスパ)
level 9,Harbour Plaza Metropolis Hotel,Hung Hom,Kowloon
電話 (852)2891-5151 営業時間 10:00-23:00
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香港徒然草116:食べちゃうのがもったいない「映月楼」の動物点心

2006年06月17日 22時01分33秒 | 【香港】食べる
ビクトリアハーバーが目の前に見渡せて、高すぎない値段で、かつ小奇麗でしかもおいしい飲茶レストランという難しいリクエストが出た場合、私が良く利用するのがここ「映月楼」です。

尖沙咀の文化中心に位置し、目の前にはビクトリアハーバー以外には何もありません。
もちろん明るく綺麗な店内は大きなガラス張りの窓から香港島の景色をのぞむことが出来ます。

@美心提供写真

これだけでも結構十分なのに、しかもここ「映月楼」は香港の大手飲食グループ「マキシムグループ」の経営なので味や品質においても間違いなし。さらにほとんどの日本のガイドブックにも掲載されている有名店なので日本から来た友人やお客様を連れていっても認知度が非常に高く、ありがたがられ度(?)も格段に違います。

さてさて、ここ「映月楼」では、いわゆるちょっと質の高い定番の飲茶アイテムが楽しめるのですが、実はここの隠れたウリは「動物点心」だったりします。
動物点心や変わり種点心といえば、金龍船や鴻星レストランなどが先駆けとして有名ですよね。
その名の通り、点心を可愛らしい動物の形にしてあり、味というよりも見た目のインパクトで勝負!の1品です。

たぶん、普通のシュウマイとかチャーシュー饅などの方が間違いなくおいしいのはわかっているんだけど、どうしても頼みたくなっちゃうんですよね…。
しかもそれが出てくると自分では反応できない代わりに連れていった人の「カーワーイーイーという反応を期待しちゃったりするんですけど。

どんな動物点心があるかといえば、比較的フツーな「金魚」を型どった海老ギョウザ。


こちらは「カニ」を型どったパイ。っていっても形がカニっていうだけで中は普通なんですけどね。

@美心提供写真

こちらは「ガチョウ」を型どったもの。
首がねじれている辺りがいかにもレストランの入口付近にかかっているガチョウっぽくていいですね(笑)
決して歩いているときのガチョウをイメージしているのではなく、食べるものとして認識している「ガチョウ」をモチーフにするあたり、さすが香港です。
例えば、大きな魚が泳いでいるのをみても、日本人だと「大きいね~」という所を、香港の人だと「おいしそう~。どうやって料理して食べるか」って真面目に言いますからね。ホント。

@美心提供写真

こちらは「ハリネズミ」柔らかバージョン。中身は甘い餡です。栗餡だったり蓮の実餡だったり。

@美心提供写真

ソフトなハリネズミはお口に優しくていいのですが、お口に優しくなくて、食べるたびにほとんど拷問?と思うぐらい、ある意味では本物のハリネズミらしい(笑)点心がこちら「揚げハリネズミ」。
良く見てください。
某企業のCMじゃないけど、ハリの先がものすんごいシャープでしょ??


噛もうとすると突起部分が唇に刺さるわ、口の中でもトゲがあちこちに刺さるわで食べるのが大変!
冗談でなく血だらけになりそうです。作った人は本当に試食したのか激しく疑問。
ま、可愛いものにはトゲがある…いや、あれは綺麗なものにはトゲがあるっていいますし。仕方ないのかも?
最近では比較的、他のレストランでもこの「揚げハリネズミ」は普通にお目にかかることが出来るようになりました。
機会があれば嬉し痛しのこの揚げハリネズミ、ぜひ試してみてください。

*ちなみにこうした動物点心は基本的に事前に予約が必要です。
いきなりお店にいって「食べたい~」といってもほとんど断られますのでご注意下さい。

  ●「映月楼(SERENADE)」
住所:香港文化中心1F(尖沙咀駅から徒歩5分。YMCA前の道路を挟んだ向かい側の建物内)
電話:(852)2722ー0932 
営業時間:8時~23時30分まで(ただし飲茶ができるのは5時ぐらいまで)
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香港徒然草115:暮すように泊る「セントラルパークホテル(central park hotel)」

2006年06月13日 23時16分32秒 | 【香港】泊まる
今回は、前号で予告をした「セントラルパークホテル」のお話。

「セントラルパークホテル」は名前にセントラルパークホテルと入っているくせに、ニューヨークとも何の関係もない香港にあるホテルです。だからといってじゃあ、香港のセントラルパークという公園の近くにあるのか?といえば、ホテルのすぐ側の公園はセントラルパークなんて名前の公園でもないという(笑)、香港島の上環に位置するホテルです。

ここは前号でご紹介した「ランカイフォンホテル」と同じ経営者のフランソワ氏が経営しているホテルです。
位置的に上環の駅からも少しあるし、不便といえば不便ですが、このホテルの良い所は「暮すように泊ることができる」こと。
そう、ここならばあなたも気分は香港在住者「疑似在住者体験」ができます。

どうしてか?

それはこのホテルのロケーションとインテリアに秘密があります。
まず、まわりにはいかにも繁華街の中心にあるホテルと違って普通の住宅のマンションがあったりするので、近所を散歩しているだけでもなんとなく、自然と旅行者気分でなく在住者のような気になってきます。

ホテルのフロントもいかにもフロントというよりは、マンションの入口にいる警備員のお兄さんがちょっとお洒落なユニフォームを着ているかな?ぐらいですし、何よりもホテル自体が全142室と大きすぎない点や入口付近のロビーの雰囲気がホテルっぽくなくて、いい感じです。

ホテル入口

エレベーターを降りればまるでここは香港政府観光局(HKTB)の事務所?と思うようなモノクロでおしゃれな香港の夜景写真が壁に描かれております。そしてそのモノクロの空間にみずみずしい生の青リンゴが色を添えています。

エレベーターホール

さらに室内のインテリアもまるで友人の家に泊めてもらっているかのように、ホテルっぽくありません。
色使いやシャワールーム、備品などがまるで「IKEA」のショールームを見ているような感じがします。

普通のホテルだといかにもホテルという感じの机があったり、テレビが無機質にデーンと置かれていたり、ものすごくお高そうなベットが中央に鎮座していたりするのですが、ここではそういう雰囲気がありません。

ベットも高さが低いし、白を基調とした内装に差し色として添えられたアップルグリーンオレンジ色のクッションをはじめ、テレビはベットの横という、本当に香港の若者のおしゃれな部屋を再現したらこんな感じ?という雰囲気なので、ホテルのいかにもといった雰囲気が嫌いな人にはぴったり!

室内ベットルーム


ベットから部屋の入口を見た所。ホテルの部屋というより普通の家のよう。

全室バスタブがなく、シャワールームだけなのもいかにも香港の住宅っぽいです。
香港で1人暮らしをするような小さな部屋を借りた場合、バスタブがなくてシャワールームだけというのも結構多いので、このあたりも香港の住宅に住んでいるような感じがしますね(笑)
お風呂に浸かるのが三度のご飯よりも好きな人には無理だけど、浴槽が無くても死なないわ、シャワーがあれば十分という若者志向の方ならまったく問題なしです。


また館内にある朝食をとれるラウンジは外光がたっぷり注ぐ明るいつくりになっており、外には水をはった小さなプールのある
デッキもあるので、お天気が良い日などはそのデッキでくつろぐ事もできます。

サンデッキ。けっこう気持ちいい。

ホテル内にいくつもレストランがあるわけでもないし、ジムやエステなどの施設があるわけでもないけれど、豊富なアメニティやドライヤー、セーフティーボックスなど最低限のものは完備されていますし、NHKもローカルのテレビも見れます。
セントラル(中環)などにはホテルの無料巡回バスが出ているのでそれを使えば繁華街にも10分程度です。

せっかく香港に来たのだから100万ドルの夜景が目の前に広がるような高級ホテルでの滞在が好きな方には向きませんが、ある程度旅慣れていて、超がつくほどの香港リピーターなど香港上級者にはおすすめです。

いかにも「ホテルです」といぐらいゴージャスな内装や備品のスーパーデラックスホテルから蚕棚のようなゲストハウスまで、ホテルの選択肢が幅広くあるのが香港の良い所ですが、こうした「暮すように泊ることができる」ホテルというのもなかなかありそうでないもの。
今度の香港旅行はここでプチ在住者体験してみません?

セントラルパークホテル(中環麗柏酒店)ウェブサイト
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香港徒然草114:お洒落なブティックホテル「ランカイフォンホテル」

2006年06月10日 02時12分02秒 | 【香港】泊まる
はっきりいって香港にはお洒落でこぢんまりとしていて、手ごろな値段のホテルというのが少ないです。

「お洒落なホテル」というのは確かに存在します。
5星クラスのスーパーデラックスホテルというのはあらゆる意味で「お洒落」です。ただし、その分だけ高くなります。

では、「こぢんまりとしたホテルは?」といえば、こぢんまりしているだけなら沢山あります。
何せ狭い香港。場所の良さを取れば、値段を押さえる為に部屋数を増やす→どうしても狭くなってしまうという風になる訳です。じゃあ、こぢんまりとしているホテルがその狭さどおり安いか?といえばそうとも限りません。

逆に「手ごろな値段のホテル」というのも沢山あります。
ホテルとはとても言い難いけれど、重慶マンションの中のゲストハウスをはじめ、大陸の中国人客ご用達の2星&3星ホテルなどは間違いなく安いです。でも間違いなくひどい状態で、バックパッカーで全然平気という日本人を除いて、普通の日本人が満足ゆくレベルは維持できていません。

「お洒落」「こぢんまり」「手ごろな値段」という3つの相反するリクエストを満たすようなホテルはじゃあ、香港にあるのか?といわれたら、「それが実はあるんです。」と最近は言えるようになりました。
それが最近香港に登場してきた「ブティックホテル」と呼ばれるジャンルに相当するもので、お洒落でこぢんまりとしていて手ごろな値段な為、旅慣れた人を中心に人気があるようです。

そもそもこの「ブティックホテル」というのがいまいち良く分かりにくいのですが、ブティックホテル=デザイナー系こじゃれたホテルで部屋数が大きすぎないものと理解していただければ良いと思います。日本だとお洒落なラブホをなんとなくブティックホテルなどと呼んでいるケースも多いようですが、世界的にもあいまいではありますがブティックホテルというカテゴリー分けはありますので、上記の解釈で良いと思います。

さて、このたび香港に登場したブティックホテル「ランカイフォンホテル(LAN KWAI FONG HOTEL)」。
名前にランカイフォンと入っているくせに、場所はほとんど上環というちょっと地理的にはやられた感があるのですが、昔ながらの飲茶のスタイルを提供してくれている「蓮香楼」のすぐ近くにあります。

部屋数は全部で163室。33階建てのホテルで、1フロアあたりの客室数は7室しかありません。
入口を入るとすぐ右側に仏像のオブジェを置いた西洋人が好きな感じのオリエンタルな雰囲気のロビーがあります。

フロント


ロビー

客室で一番小さな部屋は19平米。ちょっと小さめですが、窓から見える景色がハーバービューもマウンテンビューも解放感がある為、それほど狭さは気になりません。デラックスルームは33平米ありかなりゆったりしています。

ちょっとお姉な雰囲気ただよう総支配人のMR.フランソワのこだわりから、部屋の中の内装をはじめ、インテリアにはかなり力が注がれています。
ランプやクッションなど東洋風のものを多くつかいながらもモダンな雰囲気。






窓辺でお茶を飲めるようなちょこっとしたコーナーがあったり、部屋においてあるカップなども良くある白い無地のカップなどではなく、中国風のカラフルなカップだし、バス&トイレの木の扉も昔の木でできた「かんぬき」風だし、アメニティも石鹸はおしゃれにスライスソープ(私には昔懐かしい紙石鹸にしかみえないのだけれど…。)

噂のスライスソープ。使いにくそう…。

21インチのテレビに、豊富なアメニティー。ドライヤーもスリッパもあるし、セーフティーボックスだってあります。
ついでにNHKの衛星放送だってみれます。朝食も含まれ、7階の小さなコーヒーショップで取る事ができます。
これでラックレート(定価)がHK$1000。香港の多くのホテルがコンベンションの開催時期に値段が恐ろしく上下することを考えるとけっこうお得だと思います。7日以上連泊した場合は1泊800ドルぐらいまで下がります。

その他、全部で5室あるスイートルームにはバルコニーがついており、ビル越しにビクトリア湾が眺めることができます。
でもこちらのスイートは1泊HK$3500とかなり強気。広さがそれほどあるわけでも無いのに、ただバルコニーがあるというだけでその値段はいかがなものか?それだけの予算があれば5スターホテルに泊れます(笑)
こちらはおすすめしません。

ロケーションはいい所がいいのだけれど、あんまり高いのも、いかにも「ホテル」という雰囲気があまり好きでない方におすすめのホテルです。
もっと友人の家にとまっているような、暮すような感覚のホテルがいいという方にはこのホテルの姉妹ホテル「セントラルパークホテル」がおすすめ。次回はこちらのホテルについてご紹介します。
*ランカイフォンホテルのウェブサイトはこちら
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香港徒然草113:香港から四川省世界遺産の旅3(成都/臥龍パンダ保護センター編)

2006年06月07日 00時52分03秒 | 【中国】
成都に飛行機で戻ってから、いよいよ旅行のもう1つの目的地「臥龍のパンダ保護研究センター」へと向かいます。

成都市内から車で40-50分ほど行った所には都江堰(とこうせき)という2000年前のダムの名残があります。
2257年前の戦国時代に造られた中国最古のダムは、灌漑と干ばつ時の水流を自動制御する施設で、現在も67万ヘクタールもの広い田畑をうるおしています。都江堰は2000年末、ユネスコの世界文化遺産リストに登録されました。

古代の岷江は、氾濫の絶えない「災禍の川」として人々に恐れられていましたが、このダムを作ることで岷江の流れを2分し、氾濫を押さえ、下流の地域をうるおしていたのです。
現在ではコンクリートでできていますが、昔は竹で編んだカゴの中に岩を詰め、それを使って川を堰き止めていました。時に応じてその堰き止めた一部を取り除いて流れを調節したと言われています。

ここで片方を堰きとめ川を分岐させています


分岐した川は2つの流れとなって下流地域を潤してゆきます


昔の都江堰の様子を描いた絵

ちなみにこの都江堰には川にかかるつり橋があります。ガイドさんの話によれば、ここをカップルが手をつないで渡ると来世でも一緒になれるのだとか…。


都江堰までは高速道路がありますので、舗装された快適な道を移動できますが、この都江堰を過ぎると一転、舗装状態の悪い山道を走っていきます。それでもダムの建設にともなって道は順次新しく舗装されたものへとなっているとのことでしたが、お天気が良ければ土ぼこりでガラスが真っ白になるような道ですし、雨が降ったら降ったでがけ崩れが恐ろしい道です。

特に川沿いの山道はバスが2台ギリギリですれ違えるかどうかの道幅しかなく、川沿いのあちこちで建設用の川砂を採取するための採取場が作られて道を塞いでいますので場所によっては一方通行状態になってしまうところもあります。
道といっても山を発破で崩して無理やり道を作ったような所ですので、なるほど大雨の後でよくがけ崩れが起こったり、バスが崖から落ちたりというニュースが多いのもうなずけます。

口をちゃんと閉じていないと舌を噛んでしまいそうになる山道を爆走すること(ここがポイント。本当にそんな悪路なのに爆走するのです)約2.5時間。混んでいれば3時間近くかけてやっと臥龍のパンダ研究保護センターに到着です。



ここ臥龍のパンダ研究保護センターは世界遺産でも何でも無いんですけどね(笑)
ただ、私が行きたかっただけなんです、はい。

どうして臥龍のパンダセンターなのか?
その答えは「パンダが抱っこできるから」。

臥龍のパンダ保護研究センターは1963年に設立され、途中に敷地が拡大され、現在20万haもの敷地を有する国家林業省直轄の大研究所です。
ここではパンダの生態系の維持やパンダの人工繁殖、パンダの養育と治療が行われています。
というのは表向きの理由で、本当は違うのではないか?なんて思ったりもします。
裏の理由は外貨獲得と党員養成?(爆)

なんてったって、パンダは中国の国宝ですから。
台湾外交でもパンダの寄贈をめぐって「パンダは党員か?」の議論が真面目に飛び出す程、外交においてパンダが果たす役割は大きく、それを分かっているからこそ保護&飼育しているのではなんて思ったりもします。
それが証拠に国宝のパンダを使ってODAを引き出させるとか、名付け親にさせて米ドルをはじめとする外貨を稼ぐとか、庶民レベルでは観光客にパンダを抱っこさせて、お金を取るというあこぎな商売をしております(笑)

はっきりいってパンダはトップセールスマン顔負けの勢いで稼ぎます。
1. 親パンダと撮影(1分ぐらい) RMB 200(パンダの資料がもらえる。寄付証明はなし)
2.子パンダ抱っこ(2分ぐらい) RMB 500(名前入りの寄付証明書がもらえる)
3.パンダのいる敷地内に入ってパンダと遊ぶ(3分?)  RMB1000!!(名前入りの寄付証明書がもらえる)

パンダのかわいさにつられて、ついつい財布の紐もゆるみがち。
ついでにほっぺたも緩みっぱなし。もう、かわいいから何でも許す。
これじゃあ、カラオケに行って喜ぶオヤジと一緒ですわ…。(はげしく自己嫌悪)

大体絶滅の危機に瀕している動物は世界中にそれこそ沢山いるのに、パンダだけがこんなに過保護な扱いを受けるのはちょっと納得ができない気がします。いくら可愛いからって差別ですわ、プンプン。
でも、どうせ中国に生まれるなら、ぜひパンダに生まれたいものです(笑)

ところで、肝心なパンダとの撮影ですが、
1の親パンダと撮影は、はっきりいってコワイです。親パンダ、デカいし…。やっぱり良く見ると熊だし…。
心なしかお腹のあたりがばっちい…。大人になると黒ずんでくるようです。

特製の餌を食べさせている間にささっと撮影(笑)


こんな感じでパンダの園内に入って撮影します。

2の子パンダと撮影は近年値上がり傾向にあります。
昔はRMB200とも言われていましたが、そこは中国。値段はあってないようなもの、たぶんその時によって上下すると思われますが近年はRMB500ぐらいが相場のようです。

パンダは熊だから熊くさいのでは?と思ったあなた。それは違います。まったく匂いません。毛も毛足の長いじゅうたんをさわっているような感じでフワフワしています。
私が抱っこしたのは8ヶ月のパンダでしたが、体重が10数キロ。けっこうズッシリしていました。
大人しく座っていてくれず隙あらば逃げ出そうとするので抱っこするのは大変…。
でもかわいかった…。1匹つれて帰りたい…。

撮影場所までつれてこられるパンダ。係員の扱いは結構荒い…。
国宝なのにいいのか?


パンダにすりすり中。幸せ満喫中

3のパンダと遊ぶは最近できたようで、人間様がパンダの遊んでいる敷地内に入っていきます。
撮影者1名の同行が許されますが、同行者は助産婦さんのような上っ張りを着させられます。
本人も同行者も靴カバーをはかされ、いざ園内に!
子パンダは好奇心が強く、人間が入っていくと我も我もとよってきて足にまとわりついたり、手を甘噛みしたりしてきます。
ただ、このパンダと遊んでいる間は衆人環視の状態なので、しかもギャラリーに自分も撮影されてしまうのがつらいですね(苦笑)

かぷっ


もひとつおまけに かぷっ。
パンダにかじられている友人…。
彼女のGパンには泥のパンダの足跡がくっきり(笑)

2005年には臥龍のパンダ保護センターでは最高記録の年間18頭ものパンダが誕生したそうです。
もうそこいら辺に子パンダがうじゃうじゃ(笑)。
ガラスなどなく、活発に動き回るパンダが見られます。
中にはやる気がなくてこんなパンダも…。(笑)


木の上で寝てます(笑)

国宝なのに抱かせてもらえるという太っ腹なんだか、何も考えていないんだか分からない方針の臥龍のパンダ保護センターですが、何せ中国ですし(苦笑)、いつこの方針が変わってパンダのストレス回避の為などという理由で禁止になってしまうか分からないので、できるだけ早いうちに訪れることをおすすめします。
悪路を往復7時間以上という苦行も忘れさせてくれるぐらい素晴らしい体験があなたを待っていますよ。

おまけ:日本パンダ保護協会サイト→この協会を通じてパンダの名付け親になったりできます。
ここのパンフレットのタイトルが「あなたはパンダの心の叫びが聞こえますか?
でも、なんてったってパンダの心の叫びといえばやっぱりこれでしょう?(笑)
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香港徒然草112:香港から四川省世界遺産の旅2(九寨溝編)

2006年06月04日 13時01分45秒 | 【中国】
黄龍の観光を終え、一路ホテルへと向かう我々。
目指すは九寨溝のホテルの中でも5つ星クラスの「シェラトン九寨溝」。
黄龍からは3000mを超える山道をバスで爆走する事、およそ4時間、やっとホテルに到着です。
ホテルのある場所は黄龍に比べるとかなり標高が下がっていますので、高山病症状も出にくく、体もだいぶ楽に感じます。

九寨溝シェラトン外観

九寨溝シェラトン部屋

九寨溝も黄龍同様、1992年に自然遺産としてユネスコの世界遺産に登録されているのですが、まだまだ欧米人にはあまり知名度はないようで、欧米人観光客の姿はあまりありません。そのせいか外国人が泊れるような設備を持つ5星クラスのホテルは本当に少なく、シェラトンホテルは値段や作りからしても外国人向けのホテルといった雰囲気があります。とはいっても、ほとんど唯一の外国人=日本人といってもいいぐらい、九寨溝のシェラトンホテルでは日本人が沢山!!
聞こえてくる会話が意識しなくても普通に理解できるという、中国にいながらして何か不思議な感じでした(笑)

さて、肝心の九寨溝1970年に森林伐採の際に偶然に発見された場所で、成都からは北へ400km、南坪県の岷山山脈の奥深いところに位置し、総面積は約6万haにわたります。溝(=谷)にそって9つのチベット族の村があることから「九寨溝」の名がついたと言われています。
敷地内には大小あわせて114の澄んだ湖沼と、渓流、瀑布などがあり、その美しさから「童話世界」とも呼ばれています。
九寨溝には1つの言い伝えがあって、昔々男の神様が女の神様に鏡を送った所、悪魔のいたずらでその鏡を落としてしまったそうです。その落とした鏡のかけらが114の湖になったと言われています。






九寨溝はその地形がY字型になっており、Y字の左側の一番奥にあるのが「長海」、Y字の右側の一番奥は原子森林、Y字型の分岐点の場所に諾日朗瀑布があります。
敷地内には環境保護の為という触れ込みで無料の巡回バス(なのに電気自動車ではなく、なぜかディーゼル車)が3ー10分間隔で走っているので、これを利用しながら移動してゆく形となります。例え個人だろうが団体だろうが基本的に敷地内の移動手段はこれしかないので、このバスを利用するのですが、並ばない中国人と戦いながらバスに乗るのはちょっとした苦労でもあります(笑)

巡回バスとその乗り場

朝9時前には風がほとんどなく、湖面が静止してまるで鏡のようにまわりの景色が映り込んでいる素晴らしい景色が堪能できます。できるだけ朝の早いうちにY字の左側の一番奥の方にある「長海」(標高3100m)まで行ってしまうのがポイントです。

静止した湖面に写った景色「長海」。標高3100m。

水面に写った景色。「長海」

その他、湖にはそれぞれ名前が付けられており、その昔パンダが見られたという「熊猫湖」、季節や時間で色とりどりの変化を見せる「五花海」などがあります。

五花海

水質の関係と水温が低い為、湖に沈んだ木が腐らず、目の覚めるようなブルーの湖には底に沈んだ木々が見え、独特の景観をなしています。ブルーという言葉よりは蒼、やばいぐらいの青さです。

澄んだブルーの湖には沢山の魚の姿も。「五花海」

その他、実は九寨溝にある湖の1つ「箭竹海」はトニーレオンやジェットリーなどが出演したあの有名な映画「英雄(HERO)」の撮影地でもあります。
まわりの景色が湖面に鏡のように写っている湖の真ん中で戦うシーンがあったと思いますが、これは実はここで撮影されています。撮影後にはセットをすべて壊して元通りにしたとのことですが、世界遺産に勝手に建設していいのか激しく疑問。
ストーリーは秦の始皇帝を暗殺しようとした暗殺者をめぐるものでちょっと難解ですが、映像はとてもきれいです。
英雄 ~HERO~ 通常版発売日:2005/01/28おすすめ平均:
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湖以外にも斜面をすべる水の飛沫が真珠のように見えることから名前が付けられた「真珠灘」とそこから続く「真珠瀑布」など素晴らしい景色が堪能できます。


トップシーズンは8月ー10月、この時期は中国全土から中国人観光客が押し寄せる為、かなり混雑します。
それぞれの湖や滝ごとに違った魅力があるのでゆっくり見るとそれだけで時間がかかってしまいますが、駆け足で1日ですべてを見る事も難しいことではありません。

道路が舗装され、空港が出来る前までは成都から未舗装の道路を2日かけて移動しないとこれなかった秘境の観光地「九寨溝」。世界遺産の登録とともに観光地として様々に整備されつつありますが、その一方で観光地化による環境破壊も深刻な影響を及ぼすと懸念されています。
ぜひこの美しい景色がこのまま次世代に残してゆけることを願ってやみません。
人が行けば自然が汚されていくのは分かっているけれど、でもどうしても見たい…。
どうも矛盾した勝手な願いですが、それぐらい九寨溝は美しく抗いがたい魅力のある場所でした。

楽しかった黄龍&九寨溝の観光も無事終え、翌日は飛行機で成都に戻ります。
成都に戻ってからは今度の旅行のもう1つの目的、臥龍のパンダセンターへと向かいます。続きはまた次のブログで。
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