Carly Simon - That's The Way I Always Heard It Should Be - 1971
カーリー・サイモンといえば「うつろな愛(You're So Vain)」だろうが、デビュー曲である
「幸福のノクターン(That's The Way I Always Heard It Should Be)」も素晴らしい。
決して幸福ではないけれど以下、和訳。
「That's The Way I Always Heard It Should Be」 Carly Simon 日本語訳
私の父親は夜中に明かりも点けずに座っていて
暗闇の中でタバコだけが赤く光っている
リビングルームは静かで
私は音も立てずに部屋を横切る
私は夫婦の寝室もつま先歩きで通り過ぎて
そこでは母親が雑誌を読んでいる
私は「良い夢を」という母親の声を聞くが
私は夢の見方を忘れていた
でも一緒に新居に引っ越し
あなたと私で自分たちの家庭を持つ時期が来たとあなたは言う
それはそうするべきだと私がいつも聞いてきていたこと
あなたは私と結婚したいのね
私たちは結婚するのね
大学時代の友人たちは今みんな結婚している
みんな庭付きの家を持っている
みんな静かな正午と悲しい夜と
嫌悪な夜明けを過ごしている
彼女たちの子供たちは
本来あるべきの両親の姿ではないことから彼らを嫌っている
子供たちは自分たちのあり方そのものも嫌っている
それでも両親は飲んで笑って
傷口を塞いで傷跡を隠す
でも一緒に新居に引っ越し
あなたと私で自分たちの家庭を持つ時期が来たとあなたは言う
それはそうするべきだと私がいつも聞いてきていたこと
あなたは私と結婚したいのね
私たちは結婚するのね
僕たちの愛は生き続けられるとあなたは言う
私が知っていることは私が見るものだけ
カップルというものは抱き合いながら引っかき合い
愛の瓦礫の中でおぼれ死ぬのだ
僕たちは雲を突き抜ける二羽の鳥のように飛び立つとあなたは言うけれど
すぐにあなたは私をあなたの棚の上の籠に私を閉じ込めるだろう
決して私は最初に自分で私が何者なのか学ぶことはないんだ
でも良いわ
一緒に新居に引っ越し
あなたと私で自分たちの家庭を持つ時期が来たのね
それはそうするべきだと私がいつも聞いてきていたこと
あなたは私と結婚したいのね
私たちは結婚するのね
私たちは結婚するのね