MASQUERADE(マスカレード)

 こんな孤独なゲームをしている私たちは本当に幸せなの?

『忍たま乱太郎』 50点

2011-07-29 22:43:53 | goo映画レビュー

忍たま乱太郎

2011年/日本

ネタバレ

忍たま乱太郎のメガネについて

総合★★☆☆☆ 50

ストーリー ☆☆☆☆☆0点

キャスト ☆☆☆☆☆0点

演出 ☆☆☆☆☆0点

ビジュアル ☆☆☆☆☆0点

音楽 ☆☆☆☆☆0点

 『忍たま乱太郎』を知らない人に簡単に説明しておくと、主人公は‘忍者のたまご’である猪名寺乱太郎である。摂津のきり丸と福富しんべヱという友人の三人組みである。乱太郎が通っている学校の学園長は大川平次渦正で、その学園と対立するドクタケ忍者隊首領は稗田八方斉である。ここまで書けば気がつく人もいると思うが、忍者学園を魔法学校に代えて、猪名寺乱太郎をハリー・ポッターに、彼の友人をハーマイオニー・グレンジャーとロン・ウィーズリーに、大川平次渦正をアルバス・ダンブルドアに、稗田八方斉をヴォルデモートに替えるならばそのまま『ハリー・ポッター』になるのである。
 だから私は、シリーズ完結編となる『ハリー・ポッターと死の秘宝』が公開中において、敢えて同時期を狙って『忍たま乱太郎』の実写版を公開した理由は、ハリー・ポッターのパロディーだと深読みして観に行ったのであるが、私のように多大な期待を抱いて観に行った人は大層がっかりされたであろう。出だしは悪くはなかったが全てのキャラクターが‘出オチ’のために、だんだんとグダグダになっていき、最後の勝敗のオチは『ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲』レベルのチープさである。子供向けの作品だから仕方がないのかもしれないが、『ハリー・ポッター』も子供向けではなかったのか?
 つまり忍たま乱太郎のメガネには、ハリー・ポッターのメガネのような特別な意図は見出せないのである。


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