原題:『Final Account』
監督:ルーク・ホランド
脚本:ルーク・ホランド
撮影:ルーク・ホランド
2020年/アメリカ・イギリス
非情のライセンスについて
自身の祖父母が強制収容所で殺されたことを知ったルーク・ホランドは2008年から10年かけて300以上の、元ナチス親衛隊将校を始めとする関係者の証言を集めて本作が完成した直後の2020年6月にホランドは癌で亡くなったということで、彼の執念が完成にこぎ着けたと言えると思う。
しかし一方で、老いて自分の死を前に自分の犯した罪を認めるということはなかなか出来ないのではないかとも感じた。認めるくらいならば強弁してでも自己正当化したまま死んでいきたいという思いも理解できなくはない。取り返そうにも時間がないからである。
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