風林火山「姫の涙」

風林火山「姫の涙」

後味が悪い回でしたね…。

飯富が武田の嫡男太郎（後の武田義信）のもり役になりました。
晴信「…その礼節、文武の道を太郎に余すことなく伝え授けてもらいたい。」
飯富「…長年の労が一気に報われた思いにござる」（半泣き）
後々の事は置いといて嫡男のもり役になる事は良い話。
しかし、弟の源四郎はちと口が軽い。
晴信と板垣の会話を聞いていたのは、近習の源四郎と春日源五郎の二人だけ。
諏訪の姫を晴信の側女にする話を漏らしちゃダメじゃん。
噂が立てば、火の元は直ぐにわかる…。
もしかして、義信の件も、源四郎の口の軽さが災いして発覚したのかも（笑）。

諏訪の姫が産む子供、もしくは姫さんの夫が恨みを晴らすために、武田に仇をなす可能性があるからね。
実際に平家は衰退したからなぁ～、後顧の憂いは絶たないと。
晴信の側室という選択肢は勘助には無かったのかな…？。
大井夫人がまさにその通りなんだけど…。これも血筋か。
でも諏訪の姫さんは武田嫌いだから、近くに居ると考え付かなかったのかも。
勘助は姫を逃がしてその責めを負う気だったみたい…。
でも護衛も付けずに野に放すとは、ちと思慮が足りんのでは…。
馬に乗って颯爽と現れるのは、時代劇の見過ぎ。

姫「…武田にこの頭を下げよと申すか…。…そなたにならば喜んでこの頭を下げよう。お願いしまする。お見逃しを…。」
勘助「ご見当違いをされておられまする。」
※ん～、この切り替えしはズシンと来た。折角、姫さんとイイ関係だったのにまた「鬼」呼ばわりされて…、晴信の側室になるために甲斐にお連れするとは言えずに…、姫さんの命を救いたいのにね。

姫「見苦しいのはそなたの顔では無い、心じゃ。そのそなたを私は信じた。そなたの言葉に偽りは無いと信じた。信じて生きようとした。そなたの心内をはじめて見たような気がした。あれも偽りか…。」
※『心内をはじめて見たような気がした。』…いや（汗）、付き合い浅い筈ですが…。

高遠が諏訪攻めの和睦内容を不服として武田に戦を仕掛けて来ました。
小山田の提案により寅王丸が旗印として諏訪へ出陣することに…って、赤ん坊なんですけど…ホントですかね？。
諏訪の血を引いたものでなければ治められなかった土地なのかな？？？、諏訪って。

晴信「その醜さ、このわしにも備わっておろうな。父上がわしを憎んだのはこのわしの中に己の醜さを見出し、それを忌み嫌ったからではなかろうか。裏を返せばわしを憎むことで父上は嫡男としてこのわしを認めておられたのだ。」
※台詞も良いけどＢＧＭが良い。定めと心に決めるときは、これやね。風林火山のオープニング曲ってほんと良いね。
ねね姫の涙も…かわいそうに。

平蔵達はどこに行くんだろ。村上義清のところかな？。まだ早いから真田幸隆のところか？？？。
ヒサ姫も涙かぁ…。

晴信は高遠をやっつけて諏訪全域を治めるようになりました…。
ん～、諏訪のお姫さんが居ると勘助が戦に専念出来ないからなぁ～。
人の世は生き地獄じゃ…って言われても…。しばらく人間模様が続くね。

次週、生か死か

諏訪姫が中心の話だけど、もしかしたら寅王丸とねねの身にも？。