「永遠の武士道」研究所所長 多久善郎ブログ

著書『先哲に学ぶ行動哲学』『永遠の武士道』『維新のこころ』並びに武士道、陽明学、明治維新史、人物論及び最近の論策を紹介。

横田めぐみさん拉致から30年街頭署名活動

2007-11-15 23:32:27 | 日々の出会い・感動
横田めぐみさんが拉致されて今日は30年目に当る。私が副会長を務める救う会熊本では、午後5時から7時にかけて熊本市の下通りアーケード街で署名活動を行った。拉致被害家族会の熊本在住の斎藤文代さん、平野フミ子さんと支援者13名の計15名で2時間、街行く人々に呼びかけた。

街行く人々の関心は高く、署名用の机4台には殆ど人が途切れることなく、2時間で606名の署名が集まった。チラシも1000枚以上を配る事が出来た。夏に行った時は300名位だったので、その倍以上の署名が集まった。

署名に応じてくれた人々は、ご婦人や若い女性は勿論だが、背広を着た中年の男性の姿も目立った。米朝の関係修復が北朝鮮ペースで進む中、日本を置き去りにせんとするアメリカの自分勝手さへの反感、北朝鮮への怒りなど、世代を超えて拉致問題への関心が高まり、横田めぐみさんを始め拉致被害者を絶対救い出すとの国民の強い意思を感じる署名活動だった。

夕方のテレビニュースで署名活動の様子が放映されたのを見て、急いで駆けつけて下さった方も居た。ある中年の男性は、「ヨーロッパ留学中によど号犯の妻である八尾恵から北朝鮮は良いところだから行かないかと何度も誘われた事がある」と体験を語ってくれた。ある若い青年は両手でチラシを受け取り署名に応じてくれた。

私は主にマイクでの呼びかけを担当しているが、途中で商店街の方から拡声器は使わないで欲しいとクレームがついたので、後は音を下げて断続的に呼びかけた。今回応援に駆けつけてくれた青年2人が、大きな声で呼びかけを続けてくれていたので、肉声の「署名お願いします」「拉致被害者の救出にご協力をお願いします」との声がアーケード内を響き渡っていた。

チラシや横幕を見て、又呼びかけを聞いて、自ら署名用の机に来て署名を行ってくれる人々の絶え間無い姿を見つつ「日本人は捨てたものじゃない」と胸が熱くなって来た。横田めぐみさんの事を、娘を奪われた滋さん・横田早紀江さんの悲しみを自らのものとして署名してくれていた。

救う会と拉致議連の代表がアメリカで必死の説得活動を行っている今日、日本国民の救出運動に対する絶大なる支持の声を表す事が出来た事は大きな成果であった。署名活動の反響の高さを、救う会熊本の加納会長から救う会全国協議会の佐藤会長に電話でお伝えした所、佐藤会長も大変喜ばれていたとの事である。

熊本県では12月21日に県庁の大会議室で県庁職員や市町村関係者を一堂に会して拉致問題の講演会が開催される予定である。

拉致問題、今が正念場だ。同盟国日本の大多数の国民が救出を望んでいる拉致問題を置き去りにして米朝関係修復を行わんとするアメリカの裏切りを決して許してはならない。

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