伊藤仁斎④「倹は善の基、嗇は欲の叢、倹にして施すことを好む者は、真の倹なり。倹にして施すことを知らざるは、亦嗇のみ。」

仁斎は「倹約」と「吝嗇」の違いについて、「人に施す事を好むか否か」にあると言い切った。 . . . 本文を読む

済々黌先輩英霊列伝⑫吉村 学「火砲と運命を共にすべく、復員後の昭和２１年８月１５日に自決した砲兵隊長」

砲兵隊長だった吉村大尉は、敗戦後火砲と運命を共にせんと自決を志すも、部下の帰国の為に責任を果たす可く留まった。帰国後の敗戦の日に自宅にて従容として自刃した。その遺書全文を紹介する。 . . . 本文を読む

伊藤仁斎③「仁の成徳、其の利沢恩恵、遠く天下後世に被るに足って極まれり。」

「仁」を最高道徳とする仁斎だが、その意味する「仁」には、深い意味があった。 . . . 本文を読む

済々黌先輩英霊列伝⑪友枝二人「ニュージョージヤ島ムンダに眠る若き通信隊長」

昭和１１年卒の秀才。陸士を出て新連隊編成の時には連隊旗手に選ばれている。南方ニュージョージア島での戦闘で指揮官先頭の言葉通り真っ先に突貫して戦死した。 . . . 本文を読む

伊藤仁斎②「慈愛の心、渾淪通徹、内より外に及び、至らずという所無く、達せずという所無うして、一毫残忍刻薄の心無き、正に之を仁と謂う。」

伊藤仁斎の号となった、「仁」の言葉に仁斎は如何なる思いを込めたのか。仁斎の言葉に学ぶ。 . . . 本文を読む

済々黌先輩英霊列伝⑩「硫黄島・ニューギニアに散った済々黌剣道部黄金期の剣士達」

昭和８・９年は済々黌剣道部第二次黄金期で、幾度も全国大会で優勝している。その時の主将の金津は硫黄島で、翌年の主将島田はニューギニアで戦死している。特に、激闘で知られる硫黄島では済々黌出身者７名が戦死し、その内の４名は剣道部出身である。 . . . 本文を読む

伊藤仁斎①「人として礼譲の心無きときは、則ち他の美有りと雖ども、皆観るに足らず。故に天下譲りより善きは莫く、譲りを知らざるより善からざるは莫し。」

伊藤仁斎は学問によって徳を成した人物で、論語や孟子の中の教えを自らの日常生活に活かす事が学問であるとして、古義学を打ち立てました。人徳者、仁斎の言葉に学びます。 . . . 本文を読む

済々黌先輩英霊列伝⑨田邊章一（Ｓ２卒）「映画脚本『大日本帝國史』が金賞に輝く程の文才の教師、戦後シナ大陸で病死す」

田邊章一は、昭和９年東京日日新聞等が募集した「映画脚本『大日本帝國史』」で見事第１等に入選を果たした。その感動的な歴史記述は徳富蘇峰等も高く評価した。熊本第一高女で教鞭を執った田邊は女学生の生き方に強烈な感動を与えた。出征・敗戦後、シナ大陸でマラリアで戦病死。その３３回忌に教え子たちが追悼集を出版した。 . . . 本文を読む