講談社 2010年
9歳で比叡山に入山することを志し、ツブテ
の弥七やらの手引きで無事、入山を許され、
数々の修行を果たしていく。
あるくぐつ女と出会い、その女のことを忘れ
られず十年経って、ツブテの弥七の手引きで
その女と再びめぐり逢い、その女の胸の中に
飛び込もうとすると、黒面法師の矢で當麻御前
となり、歌姫となった女は矢の為、心の臓を
射抜かれて死んでしまう。そこいら辺は、涙
なくしては読めない展開になっている。うーん、
おもしろいのと、同時に、修行僧の気分にも
なれる一冊。((下)は女がどうのこうの、とあり
得ない展開に、あまりにもあれなんで、ほっぽり
出してしまった)
(読了日 2024年6・10(月)14:59)
(鶴岡 卓哉)
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