
Linux/CentOSのDHCP設定を固定IP設定に変更
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
Linux/CentOSのDHCP設定を固定IP設定に変更しました。このCentOSは二つのEtherインターフェイス(eth0/eth1)を持ち、eth0はLAN接続、eth1はPPPoEでインターネット接続しています。eth0を社内LANにつなぎDHCPで使ってきましたが、固定IPに変更したときのメモです。このLinux/CentOS5をインターネットルータとして使うようにするための準備です。
以下の設定は、CentOS4/5での設定です。Redhat Enterprise Linux (RHEL)4/5でも、近年のFedraでも一緒です。この設定では、過去バージョンとの互換性の為の記述を無くし、最も簡明な設定にしました。
■変更前のDHCPデフォルト設定
インストール時のネットワークの設定でデフォルトのIPアドレスの自動取得(DHCP)を選択し、自動設定したものです。
[root@takumigiken ~]# less /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=dhcp
HWADDR=00:30:1B:BF:74:40
ONBOOT=yes
DHCP_HOSTNAME=takumigiken
TYPE=Ethernet
■設定ファイルのバックアップ
設定を変更する前に現在の設定をバックアップします。私はタイムスタンプの関係で、現在設定のファイル名を変更した後、新設定用のファイルのコピーを作ることにしています。
[root@takumigiken ~]# mv /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 /etc/sysconfi
g/network-scripts/ifcfg-eth0.dhcp
[root@takumigiken ~]# cp /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0.dhcp /etc/sys
config/network-scripts/ifcfg-eth0
■自身がPPPoE/ppp0でインターネット接続している場合
PPPoE/ppp0側がデフォルトゲートウエイとなりPPPで取得したDNSを使うので、LAN側のゲートウエイ、DNSの設定がありません。
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=none
HWADDR=00:30:1B:BF:74:40
ONBOOT=yes
NETMASK=255.255.255.0
IPADDR=192.168.0.5
TYPE=Ethernet
IPV6INIT=no
■自身がLAN経由でインターネット接続している場合
一般的なLAN接続ではこの設定が標準です。DNSを記述し、PEERDNS=yesとしておくと、DNS設定ファイル/etc/resolv.confが自動的に設定されます。ネットワーク関連の設定を集中し、変更の際もこの設定ファイルのみ調整すれば良いので見通しが良くなります。
DEVICE=eth0
BOOTPROTO=none
HWADDR=00:30:1B:BF:74:40
ONBOOT=yes
NETMASK=255.255.255.0
IPADDR=192.168.0.145
GATEWAY=192.168.0.1
DNS1=192.168.0.1
DNS2=192.168.0.2
TYPE=Ethernet
USERCTL=no
IPV6INIT=no
PEERDNS=yes
■PPPoEでのインターネット接続のためのeth1の設定
PPPoEに使うLANインターフェイスにはIPアドレスが不要です。ただ、起動時にリンクアップする必要があるのでONBOOT=yesになっています。
DEVICE=eth1
BOOTPROTO=none
ONBOOT=yes
TYPE=Ethernet
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