Web動画会議が一般化して、無線LAN/Wi-Fi環境の改善は必須となった。私が実装するときのインターネット速度の目標値は100Mbps程度だ。実際にはほとんどのネットワークが200Mbps以上、直近のヤマハWLX413での実装では上下600Mbpsほどを観測している
私の場合、スピードテストは、測定した時の結果なので、数度測定して概ねの速度を把握する。テストでは、高速なほど多くのデータを流すので、必要以上に繰り返さないようにしている
無線LAN/Wi-Fiを改善するポイントは
- 企業用のアクセスポイント(AP)を使うこと
- VLANを使い複数のSSIDをAPに集約すること
- Wi-Fi 4/11n以降の規格を使うこと
- テザリングの影響を減らすために「ゲストWi-Fiを設ける」こと
一部のネットワークでは、2.4G帯のWi-Fiを意識的に「停波」している
2.4G帯はワイヤレスイヤホンのBluetooth、無線キーボード、マウス等、無線LAN以外の通信も重なっている。さらにテザリング、モバイルWi-Fiルーターと直接的にWi-Fiに干渉するデバイスもある。2.4G帯は5G帯と比較して、到達距離が長く周辺からの到達の影響も大きい。2.4G帯はもはや、Wi-Fiの条件を整えることができないのが実態だ
今どきの、企業ネットワークに使うPCはWi-Fi 4/11n以降の規格に対応しており、それ以前の規格は不要だ。それなら、古い規格がある、2.4G帯を「停波」する方がよい。5G帯は設計も新しく、2.4G帯が無くても充分に高速に通信ができる
実際に、Wi-Fiの通信状況が間欠的に悪化する場所で、2.4Gを停波して通信状況を改善している
■ヤマハWLX413
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