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通信機器のスペックおよびベンチマークと「実装性能」について考える-第一回

2013-08-28 22:15:08 | 通信ネットワーク
匠技術研究所
通信機器のスペックおよびベンチマークと「実装性能」について考える-第一回


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
先般お客様を訪問した際に「このような比較表があるのですが、どう思われますか?」と、初めて見るルーターの性能、機能の比較表を提示頂きました。後ほど調べた結果、メーカーが出した比較表ではなく、専門的な知識を持った方と思われるコンサルまたは調査会社が作ったCiscoとヤマハルーターRTX1200との資料でした。ざっと眺めると、機能の比較、運用性の比較、性能の比較等があります。

お客様のネットワークでは、比較資料中性能が低いとされている点は、ネットワーク構成上、全く問題にならないことでした。お客様にとって必要なことは「お客様のネットワークでの実装性能」です。どこの製品を使おうとも、その点が十分であるかどうかに尽きます。

お客様には「身体測定みたいなもので身長、体重、靴の大きさから、その方がどのような方で、どのような能力があるかは判らないのと同じです。お客様のネットワークでは提案のヤマハRTX1200で問題ありません。」と答えました。理由は比較表で示されている伝送速度の実測値、ルーティング速度の実測値共に、実際に利用するケースを上回っているからです。その他の機能評価も実際の利用では使わないものでした。

資料の中で、明らかに、性能差を出すための試験はルーティング速度ですが、65,000の宛先と同時に通信した場合、Ciscoはルーティング速度の低下を起こさず、ヤマハは大幅に通信速度の低下が起こったという結果が示されていました。もちろん、このCiscoの性能は素晴らしく、特許技術になっているとのことです。65,000経路を必要とする場合は確かにCiscoを選択する方が良いでしょう。

実際にお客様の利用するケースでは、50台程度のPCが同一セグメントでLAN接続され、インターネットにアクセスします。PC一台で100セッションを同時利用すると仮定した場合、5,000セッション程度です。ヤマハのファーストパスルーティングキャッシュに充分に収まり(ヤマハ公開情報からの計算値)、資料にあるような極端な性能低下は発生しない範囲内に収まります。

どこの会社のルーターでもルーティング遅延は必ずあります。現実のネットワークではルーター内部の処理による遅延時間よりも、PCからサーバーに伝わるまでの伝送時間の方がルーティング遅延より遙かに長く常時変動します。

私も技術者の一人として思うことは、比較は大事なことですが、現実を近似したネットワークモデルを定義した上での比較により、正しい推察を行うことができると考えています。

私たち匠技術研究所は「お客様に適したネットワークを実装する」ことが使命です。これまでのネットワークの構築経験からネットワークを設計し、実装し、運用の支援をします。必要があればヤマハ以外のルーターやスイッチ、Linuxルーターなども提案します。

引き続き、書いていきます。


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谷山 亮治
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