
RHEL 7クローン/CentOS 7の配布が始まりました
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は「RedHat Enterprise Linux(RHEL) 7クローンのCentOS 7の配布が始まった」ことを紹介します。
企業向けLinuxサポートベンダーとして著名なRedhatはRedHat Enterprise Linux 7を2014年6月10日にリリースしました。CentOSはそのソースコードからRedHatが再配布の対象としていない部分を取り除いて再配布しているLinux OSで、2014年7月7日UTC付けでリリースされています。
CentOSとしては、開発の支援をRedHatから受けるようになり、初めてのメジャーアップデートです。この6から7へのアップデートに要した期間は一ヶ月弱で、5から6へのアップデートに要した240日程と比較すると、1/8程度の日数でリリースされています。今後も、この程度の日数でアップデートが行われれば、5から6へのアップデートの際に感じた「リリース遅延への不安」は解消します。
CentOS 6 Kernel 2.6.32
CentOS 7 Kernel 3.10.0
となり、カーネルは2005年にリリースのCentOS 4が採用した2.6系統を離れました。CentOS 7は10年ぶりの大きな変化点で、前例にならうと、今後10年ほどは同系列のカーネルが使い続けることになります。
CentOS 7から、標準のDBMSはMariaDBに変更になりMySQLではなくなりました。
CentOS 4,5,6,7各リリースの比較はこちら(英語)

CentOSプロジェクトはこちら(英語)