2024.06.27(金) 環境問題報道から 山火事
<増える大規模山火事>
21年間で2倍 温暖化影響強く
・極端で大規模な山火事が、過去21年間に倍増したことがわかったと、オーストラリアのタスマニア大学の研究チームが24日付の科学誌『ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション』に発表
21年間で2倍 温暖化影響強く
・極端で大規模な山火事が、過去21年間に倍増したことがわかったと、オーストラリアのタスマニア大学の研究チームが24日付の科学誌『ネイチャー・エコロジー・アンド・エボリューション』に発表
・特に規模の大きかった6件は、2017年以降に発生していたという
・大規模な山火事は、人命、財産、家畜、野生生物、生息地の損失につながり、経済的にも大きな損害を引き起こす。
・大規模な山火事は、人命、財産、家畜、野生生物、生息地の損失につながり、経済的にも大きな損害を引き起こす。
・19~20年にかけてオーストラリアの各地で発生した山火事では34人が死亡し、民家とビルがそれぞれ数千棟焼失。
・またコアラなどたくさんの野生生物が死ぬなどの被害が出た。
・このように、世界各地で大規模な山火事が多く発生していることが伝えられているものの、時間的な傾向はあまり把握されていない。
・研究チームは、03~23年にかけて、人工衛星がとらえた山火事によるエネルギー放出に関する観測データなどをもとに、大規模な山火事発生件数の変化を調査
・このように、世界各地で大規模な山火事が多く発生していることが伝えられているものの、時間的な傾向はあまり把握されていない。
・研究チームは、03~23年にかけて、人工衛星がとらえた山火事によるエネルギー放出に関する観測データなどをもとに、大規模な山火事発生件数の変化を調査
・結果、この21年間にエネルギー的に極端な山火事の発生頻度が年間100件程度から2・2倍に増加していたことが判明。
・これらの山火事は南極を除くすべての大陸で発生しており、オーストラリアの19~20年にかけての山火事を含む特に規模の大きな6件は17年以降の7年間に発生していたこともわかった。
・極端で大規模な山火事の発生は、地球温暖化で乾燥が進んでいることなどとの関連が指摘され、山火事で放出された大量のすすなどは、地球の気候にも影響を与えると懸念されている。
・研究チームは、「極端な山火事の頻度と規模の増加は地球温暖化と歩調を合わせており、極端な山火事が発生しやすい気候に適応する必要がある緊急性を浮き彫りにしている」と警告している。
以上
・これらの山火事は南極を除くすべての大陸で発生しており、オーストラリアの19~20年にかけての山火事を含む特に規模の大きな6件は17年以降の7年間に発生していたこともわかった。
・極端で大規模な山火事の発生は、地球温暖化で乾燥が進んでいることなどとの関連が指摘され、山火事で放出された大量のすすなどは、地球の気候にも影響を与えると懸念されている。
・研究チームは、「極端な山火事の頻度と規模の増加は地球温暖化と歩調を合わせており、極端な山火事が発生しやすい気候に適応する必要がある緊急性を浮き彫りにしている」と警告している。
以上