上東区 保健環境通信

上東区における、健康増進活動、資源リサイクルやゴミ問題への取り組み状況等を、できるだけリアルタイムでお知らせします。

2024.4.26(金) 環境問題報道から プラ

2024-04-27 23:05:25 | 環境保護
2024.4.26(金) 環境問題報道から プラ

<プラごみ56社半分超>
商標判明 最多はコカ・コーラ

・世界84カ国で行われた環境保護団体による調査で商標が判明した環境汚染プラスチックごみの半分以上が、飲料や食品などの世界的企業56社に関連したものであったことがわかったと、米カリフォルニア大学などの国際研究グループが米科学誌『サイエンス・アドバンシズ』(24日付)に発表。

・調査は、2018年から22年にかけて各国の海岸や水路、公園、繁華街などに落ちている環境汚染プラスチックごみを対象に行われ。
・1576回行われた調査には10万人以上が参加し、同じやり方で約200万個の環境汚染プラスチックごみのデータが集められた。

・アメリカやオーストラリア、フィリピンなど12カ国の大学の18人の研究者のグループがこのデータを解析した結果、100万個近くの環境汚染プラスチックごみの商標が読み取られていたことが判明。
・それらの半分以上は、世界的な飲料、食品、たばこなどの企業のものだった。

・最も多かったのはコカ・コーラ社のもので商標が判明した環境汚染プラスチックごみの11%を占め、ペプシコ社が同じく5%、ネスレ社とダノン社が同じく3%、アルトリア/フィリップモリスインターナショナル社が2%など。

・プラスチックの生産量が増加するのに見合って環境汚染プラスチックごみも増加することがわかったという。
・研究グループは、環境汚染プラスチックごみを減らすには、生産量の削減が重要で、とりわけ、世界中を汚染している企業による生産の削減が効果的であることが明らかだとしている。
以上
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2024.4.22(月) 環境問題報道から プラ

2024-04-22 20:35:12 | 環境保護
2024.4.22(月) 環境問題報道から プラ

<プラで海洋動物危機>
英大学 胚が死滅、繁殖阻む恐れ

・海に流出したプラスチックによって、沿岸にすむさまざまな動物の胚が死滅する可能性があることがわかったと、英エクセター大学が16日、発表。
・製品に加工される前の原料を使って調べたもので、海水中に溶け出した、プラスチックに含まれるさまざまな化学物質の影響とみられるとしている。

・海には、さまざまな経路でプラスチックが流入している。ペレットの形をした、製品に加工される前のナードルもその一つ。プラスチックには可塑剤や安定剤などの化学物質が添加されており、海水中で溶け出したこれらの化学物質が海洋動物に影響することが懸念されている。

・同大などの研究グループはホヤ、ウニ、ムラサキイガイなど、さまざまな門(分類学で上位の階級)に属する7種の動物の胚を、ポリ塩化ビニールのナードルを加えた海水に入れた。
・胚は受精後の卵が細胞分裂し、それぞれの動物の組織や器官が形成されていく過程である。

・実験の結果、すべての種類の胚が殻や脊索を形成できなかったり、細胞分裂が数回で止まってしまったりする影響を受け、死滅した。
・無性生殖をする3種の沿岸動物にも分裂を妨げられるなどの影響がでた。

・すでに海に流出していたポリ塩化ビニールのナードルも、加工前のナードルほどではないものの、海洋動物の胚に影響を及ぼすことが判明。

・研究グループのエバ・ヒメネス・グリ博士は貨物船から大量のナードルが流出した例などをあげたうえで、「沿岸が大量の加工前のナードルで汚染された場合、そこにすむ多くの動物の繁殖が妨げられる可能性がある」と指摘した。
以上

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2022.11.09 環境問題報道から プラ

2024-04-13 21:33:43 | 環境保護
2022.11.09 環境問題報道から プラ

<マイクロプラ汚染 世界の潟を脅かす>
・世界各地の潟がマイクロプラスチックの脅威に脅かされていることがわかったと、スペイン・バルセロナ大学が7日発表
・同大などの国際研究グループが、これまでにヨーロッパやアジア、中南米、アフリカ、北米、オセアニアの20ヶ国50ヶ所の潟で行われた研究報告を検討した結果、あきらかになったもの
・研究グループによると、アフリカ・ナイジェリアのラゴスや、同じくガーナのサクモ、同じくチュニジアのビゼルトのように、大都市に近く廃棄物の処理が適切に行われていないところで、マイクロプラスチックによる潟の汚染が進んでいた。

・検討した事例で最も汚染がひどかったのは、大西洋に面した米フロリダ州のモスキート・ラグーンだった。ハリケーンによって汚染地域から運ばれてきたことが理由。
・潟は、海水が入れ替わるのに時間がかかるため、マイクロプラスチックがいったん入り込むと長期間滞留し、生態系に影響を及ぼす可能性あり。
・海水の50%が入れ替わるのに200~300日かかるモスキート・ラグーンのカキからは、1個体当り、最大で17個のマイクロプラスチックが検出された。

※潟は、沿岸の一部が砂州やサンゴ礁によって外界との結びつきが限られた場所。水深が浅く、そこに棲む生物を狙って渡り鳥が飛来するなど、野生生物保護にとって重要なことから、保護区に指定されているところが多くある。
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2022.11.16 環境問題報道から プラ

2024-04-11 22:14:45 | 環境保護
2022.11.16 環境問題報道から プラ

<海鳥体内からマイクロプラ> 23%から環境ホルモン
米モントレー湾

・米太平洋岸のモントレー湾にいる海鳥、ウミガラスが飲み込んだマイクロプラスチックの4分の1から環境ホルモンを検出したと、米カルフォルニア大学が11/14発表
・同大などの研究グループは、エサのカタクチイワシを通じて摂取したとみている
・研究グループは、モントレー湾にいるカタクチイワシ24匹とウミガラス19羽の消化管に微粒子を確認。それらの微粒子の57%はマイクロプラスチック
・マイクロプラにはもともと転嫁されたり、海水中を漂っている間に吸着したりした有害化学物質が含まれている
・研究グループが有害化学物質の分析をしたところ、ウミガラスの消化管に存在したマイクロプラの数の23%から女性ホルモン様の働きをする環境ホルモンが検出された
・研究グループは、マイクロプラから検出された環境ホルモンがウミガラスにどのような影響を与えるかをしらべることにしている
以上
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2024.4.02(火) 環境問題報道から サンゴ白化

2024-04-02 23:21:40 | 環境保護
2024.4.02(火) 環境問題報道から サンゴ白化

<サンゴ白化、より広範囲に>
オーストラリア 高水温で死滅も

 【シドニー=時事】から
・世界最大のサンゴ礁グレートバリアリーフのあるオーストラリアで、サンゴの白化がこれまでより広い範囲に及んでいることが、官民の海洋保護団体の調べで分かった。
・南半球の夏に当たる12~2月に海水温が上昇した影響とみられ、比較的涼しい高緯度の海域でも白化が進みつつある。

・白化はサンゴに共生する藻類が抜け落ち、白く透けて見える現象。
栄養分を摂取しにくくなり、深刻化すると死滅につながる。
・豪政府グレートバリアリーフ海洋公園局がエリア内約600のサンゴ礁を上空から調査したところ、ほぼ全域で白化が確認された。
・同局は「白化の広がりは水温上昇による負荷の程度と一致する」と説明。潜水調査で被害の詳細を点検している。

・グレートバリアリーフは豪北東部の南緯10~24度に位置している。民間団体コーラルウオッチは、その外側にある南緯25度のハービー湾でも白化を確認。
・民間団体の豪海洋保護協会は、南緯31度の離島ロードハウ島でも白化が見られると発表した。
・この夏、豪州各地はたびたび熱波に見舞われ、海水温が最高31度まで上昇した。

・白化したサンゴは高い水温が続けば死滅するが、水温が下がれば回復する可能性があるとされる。
・コーラルウオッチは「サンゴを救うためにわれわれができることは、温室効果ガスの排出を減らし、再生可能エネルギーの社会へ移行させることだ」と訴えている。
以上


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