上東区 保健環境通信

上東区における、健康増進活動、資源リサイクルやゴミ問題への取り組み状況等を、できるだけリアルタイムでお知らせします。

2021.08.24 環境問題報道から 海洋プラ被害

2021-08-24 21:29:46 | 環境保護
2021.08.24 環境問題報道から 海洋プラ被害

<オットセイに被害続出>プラ漁網 首に絡まる 南アフリカの研究グループ
2021年8月23日 海洋白書から

・プラスチック製の漁網などに絡まるオットセイが続出していると、
 南アフリカ共和国のステレンボッシュ大学が20日、
 同大などの研究グループによる調査結果を公表。

・南アフリカ共和国やナミビアの沿岸部にはオットセイの仲間では最大級のミナミアフリカオットセイが生息。
・プラスチック製の漁網などが首に巻き付いたりしているものが見られるようになり問題になっている。

・研究グループは、2018年からナミビアの沿岸2カ所で調査。
・調査の結果、500匹に1匹の割合でプラスチック製の漁網などに絡まっているミナミアフリカオットセイが見つかった。
・若い個体が被害にあう例が目立つ。

・プラスチック製の漁網などが首に絡まったままだと、やがて死んでしまう心配あり。
・調査を始めてから20年の3月までの間にこうした状態で見つかった347匹のうち191匹を絡まったプラスチック製の漁網などから解放。
・研究グループは、海洋におけるプラスチック汚染の影響は壊滅的であると指摘している。

※漁網は、海からの恵みを生業にする人の道具である。
漂う漁網に絡まった海の生物の多くは、多分死んでしまうだろう。
故意は勿論だが、事故だとしても、こんなものを海に流出させてしまった責任は免れまい。
海で生きているのに、海を殺すようなことをよくできるよな と思う。
「天に唾する」、「自分で自分の首を絞める」、そんな言葉が頭に浮かんだ。
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2021.08.23(月) 環境問題報道から プラ規制

2021-08-24 20:45:55 | 環境保護
2021.08.23(月) 環境問題報道から プラ規制

8/23 付け 山日新聞から 抜粋
<プラ製品 削減義務化> 政府方針 スプーンなど12品目
・環境、経済産業両省は、プラごみ削減を目的とした昨年7月成立の新法に基づき、使い捨てプラ製品12品目の提供作店を事業者に義務付ける方針を固めた。
・提供量が多い事業者が対象。
・有料化、受け取り辞退者へのポイント還元などから具体策を選ぶよう求める。

・新法「プラスチック資源循環促進法」の施行は、2022年4月1日とする予定。
・8/23の有識者会議に示し、秋にも関連の政省令を定める。
・これまで無料で提供されていたプラ製品の多くが影響を受けそうだ。

<12品目とは>
①スプーン、②歯ブラシ、③くし、④フォーク、➄ナイフ
⑥マドラー、⑦ストロー、⑧ヘアブラシ、➈カミソリ、⑩シャワー用キャップ
⑪ハンガー、⑫衣類用カバー

<影響を受ける場面>
・これまで無料で提供されていたプラ製品の多く
・コンビニなどで弁当を購入した際に無料で受け取っていたスプーン
・ホテルの客室にあった使い捨てプラスチック類がなくなる(請求しないと得られないことに)
・コンビニ、スーパーなどの小売業、宿泊業、クリーニング店、宅配ピザ事業者

<削減具体策>
・繰り返し使用できる製品の提供
・再生素材への転換
・接客時に消費者に必要かどうか確認すること
・使い捨てとせず、繰り返し使うよう促す

<取り組みが不十分と判断した場合は>
・改善勧告ないし命令を出す

<新法の規定 目的>
・プラ製品の削減
・家庭から出るプラごみの一括回収を市区町村の努力義務
以上

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2021.08.22(日) リサイクルステーション管理日誌

2021-08-24 19:32:56 | 保健環境
2021.08.22(日) リサイクルステーション管理日誌

<ルーチンワーク>
・清掃活動 掃き掃除、モップ掛け、ゴミ回収 
・コンテナ洗浄 RS1:透明ビン用×1,アルミ缶用×1  RS2:アルミ缶用×1 RS3:透明ビン用×1
・太陽光PS: 稼働状況異状なし
・段ボール回収 軽トラ2台分

<持ち込み不適物記録>
・RS2
緑色のプラは果樹の箱詰め用緩衝材、使い捨てライター、髪留め、食用油のビン(残渣あり)

※燃えるゴミ、不燃ガラス、不燃金物に分別してゴミステーションへ出す予定。

・RS3
いつものワンカップにスプレー缶。

※分別して、ワンカップビンのみ戻し、他は分別してゴミステーションへ。

・共通
エコキャップの中に入っていました。
ビン用のキャップ、値札が付いているもの、汚れているもの、飲料用PETのキャップではないもの。

※キレイなものはプラとして出し、他は燃えるゴミとして処分。

※東京感染、日曜最多の4392人、全国では2万2304人である。
緊急事態宣言発令から1ケ月経過、感染拡大の勢いが止まらない。
県内もまん延防止による飲食店への休業要請のため、行きつけのコーヒーショップもお休み。
作業後の一杯が楽しみだったのだが、・・・残念。


        
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2021.08.15(日)リサイクルステーション管理日誌

2021-08-17 10:25:09 | 保健環境
2021.08.15(日)リサイクルステーション管理日誌

<ルーチンワーク>
・清掃活動 掃き掃除、ゴミ回収
 ※ごみ入れ袋が満杯だった、珍しい。
・段ボール回収 軽トラ3台分
 ※コロナの感染急拡大を受けて、県でも14日から22日まで、飲食店や大規模集客施設に休業要請発出。
  不要不急の外出自粛を求められていることから巣籠需要が伸びたのか、段ボールも増えたようだ。
・太陽光PS稼働状況チェック 異状なし
 ※雨や曇りの日が多くなった。8月の売電量はあまり期待できない。

<持ち込み不適物記録>
・第一RS 8/12実施
常連の化粧品用ビンに薬関係のビン。それに消耗品ではないからか、あまり見かけないお玉が。

※ガラス類は、プラスチック製のキャップは取り除いて不燃ガラスとして不燃ゴミステーションへ出す予定。
お玉はこのままでも不燃金物として出せるが、プラスチック素材の柄の部分は取り外して不燃ゴミステーションへ出す予定。

・第二RS
汚れたワインのビンと、ビンではないものが。

※上記と同様に処分予定。

・第三RS
デカい緩衝材の発泡スチロールが倉庫を占拠していた。何の緩衝材か不明、

※白色トレイを出しに来た人にとっては邪魔な存在になっていたので、即撤収。
プラマークの表示はあるが、このままでは「プラ」で出しても回収してくれない。
「プラ」の出し方ルールが、「透明または半透明の中身が見える袋に入れ」ることになっているからだ。
ノコギリで適当な大きさに切り刻み、70リットルのポリ袋に収めていったのだが、3袋を要した。
「プラ」回収日の火曜日にゴミステーションに出したところ、無事回収して頂いた。

・共通 
エコキャップに該当しないものの大部分は、ビン用のプラスチック製キャップ。
最近は、ゼリーやアイスが入ったチューブのキャップも目にするようになった。
一番の困りものは、写真手前のような金属製キャップ。
破砕機を壊してしまうそうだ。こういうものが混ざっているので選別作業は欠かせない。


※ただいま秋雨前線停滞中、各地で大雨被害が出ているとの報道あり。
当地でも、雨が降ったりやんだり、お日様の顔を見ない日が続いている。
そんなことから、作業時間帯に、雨に降られるのは久しぶり。
残暑厳しかったので、小雨なら涼しいのでむしろ歓迎だ。
が、今回は雨に濡れないようにあれこれと養生を余儀なくされた。
ステーションの床も泥で汚れてしまった。
ところで、長雨は果樹栽培の大敵、農家さんはきっとヤキモキされているのでは。
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2021.08.12(木) 環境問題報道から IPCC

2021-08-12 19:13:28 | 環境保護
2021.08.12(木) 環境問題報道から IPCC

8/11付け 山日報道から
<IPCC 災害拡大を警告> 異常気象は「人の行動」
・気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が9日に報告書を公表
 世界で発生している熱波や大雨、干ばつなどの異常気象は、人間の活動が影響していると分析
 地球温暖化の進行でこうした災害は拡大すると警告
 各国に温室効果ガス排出削減などの対策強化を2013年報告書に重ねて迫る

・2013年に公表の報告書の内容
 「20世紀半ば以降に観測された温暖化の主な要因は人間の影響である可能性が極めて高い」と指摘 
 対策強化の緊急性を指摘
 各国に温室効果ガスの排出削減などの対策強化を迫る

・こうした科学者の知見が、15年の温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の採択を後押しした。

<今回の報告書の内容>
・人間の温暖化への関与について「疑う余地がない」と強い表現で断言。
 「気候システムの最近の変化規模は、何世紀も何千年もの間、前例のなかったものだ」と踏み込んだ。
・温暖化が0.5度進行するたびに、熱波を含む高温や大雨、干ばつの発生頻度は「はっきりと認識可能な増大をもたらす」とも指摘
・「10年に一度」とされる極端な高温は産業革命前と比べ、既に2.8倍となっており、
 1.5度上昇で4.1倍、4度上昇で9.4倍に高まるとした。

<研究進展>
・近年、人間活動による気候変動が、熱波や大雨など個別の異常気象の発生確率や強さをどの程度変えてきたかを評価する研究が進展
・スパコンを駆使し、世界の異常気象と温暖化の関連性が次々と明らかになっている
・研究では、2020年前半のロシア・シベリアの高温は、温暖化がなければ8万年に1度の確率でしか発生しないと算出し、
 温暖化により高温になる可能性が600倍高まったと推定した
・気象庁などの分析では、17年7月の九州北部豪雨約1.5倍、18年7月の西日本豪雨は約3.3倍発生しやすくなっていた
・国立環境研究所の理事長談
 「シミュレーションや分析がより高度になり、人の活動による気温変化の程度が評価できるようになった。
  サイエンスが充実してきたことの現れだ」

<同時発生>
・地球の前途は多難だ。 
 報告書は、温暖化が2度以上となれば、1.5度の場合と比べて永久凍土や氷床の減少は進み、熱波と干ばつの同時発生など
 複合的な事象が多くの地域で発生するとした。
・東京大 高村教授の談および指摘
 「すでに不可逆的な悪影響が起きており、それは将来さらに大きくなる。
  早いタイミングで温室ガス排出大幅削減が必要だ」
 「今回の報告書が今年10月末からの国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)での交渉に与える影響は大きい」
  としたうえで、
 「先進国は自国の削減だけでなく、発展途上国の削減に向けた支援も強化するべきだ」と指摘した。
以上

※感想
温暖化により発生している諸問題と、その原因物質である温室効果ガスを削減せよとの科学者の指摘に対し、
自称科学者たちが様々な反論を試みている。
・温暖化は問題ではない、耕作地は増加するのでむしろ好ましい
・温暖化の原因は、人間活動により排出する温室ガスだけではない。
 太陽活動によるファクターの方が大きい
・まもなく氷河期が訪れるので温暖化はむしろ進めた方がよい
等々だ。

彼らは、「温室効果ガス削減無用」との立場から発言している。

IPCC関係の科学者による、
<現状分析 問題点の把握>
・現在地球上で発生している人間にとって不都合な事象(北極や南極の氷融解、異常気象など)の原因が温暖化であること、
<原因分析>
・その温暖化の原因が、人間活動により増加している温室効果ガスであること
<問題解決策>
だから、問題解決のため温室効果ガス削減をしなければならない。

このような指摘に対し、自称科学者たちは温室効果ガス削減は無用と主張している。

事実は、世界各地で、年を経るごとに、異常気象による災害が増えており、死者も滅失財産も増加の一途だ。
何時わが身にふりかかるかもしれない状況に我々は置かれている。
これが問題ないと思う人がいたとしたら、それは「能天気」としか言いようがない。

IPCC関係の科学者は、問題解決の方途を示してくれている。
しかし、「温室効果ガス削減無用論」の自称科学者は問題解決の道を示してくれてはいない。
どちらが信頼できるかは自明である。

「最悪事態を想定して、先手を打つ」はビジネスのイロハであるが、
自然界においても同じだと思う。

 


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