上東区 保健環境通信

上東区における、健康増進活動、資源リサイクルやゴミ問題への取り組み状況等を、できるだけリアルタイムでお知らせします。

2023.07.07(金) 環境問題報道から プラスチック汚染

2023-07-07 15:54:22 | 環境保護
2023.07.07(金) 環境問題報道から プラスチック汚染

<海鳥のプラ摂取 日本周辺など5海域高リスク>
7/4付け 科学誌ネイチャー・コミュニケーションから

・海鳥のミズナギドリがプラスチックを摂取する危険性が高い海域を特定したと、
世界の161の研究機関に所属する205人の研究者からなるグループが、
4日付の科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』に発表した。
・日本の周辺など五つの海域で危険性が高いことが判明。

・ミズナギドリは、海の上であまり羽ばたかずに長く飛び、
魚やイカを捕まえて食べる。
・大きさ、色、形などが異なる多数の種があり、
洋上の島などの岩の割れ目や地中に掘った穴などで繁殖する。
・海面を漂うプラスチックを、
ミズナギドリを含むさまざまな動物が摂取し、
消化管につまらせて死んだり、
プラスチックに含まれる有害化学物質が体内に移行したりすることが報告されている。

・研究グループは、
1995年から2020年にかけての77種のミズナギドリ、7000羽以上の行動追跡記録と、
世界の海のプラスチック密度をもとに、
ミズナギドリが種ごとにプラスチックを摂取する危険性を調査した。

・その結果、
日本周辺を含む北西太平洋、北米西側の北東太平洋、アフリカ大陸と南米大陸の間の南大西洋、マダガスカル島沖の南西インド洋、
地中海とそれにつながる黒海の五つの海域でプラスチック摂取の危険性が高いことがわかった。

・ハワイセグロミズナギドリ、ハワイシロハラミズナギドリなど
絶滅が心配されている種でプラスチック摂取の危険性が高いこともわかった。
・研究グループは、
気候変動や漁業によって絶滅が懸念される種にとって
プラスチック摂取が新たな脅威となっていること
を示していると指摘している。

※人間の行儀の悪さ(ゴミ処分の出鱈目)が、
他の生物の生存を脅かしている一例。
人間にとって有益な存在かもしれない海の生物に対して、
無知なのか、故意なのか、管理不手際から多大な迷惑をかけているわけだ。
自分がコントロールできる範囲からはプラごみは絶対封じ込めてやる、
と、下記を例外として誓ったのは10年以上前だ。
がその頃とプラごみの海洋流出状況は大差ないようだ。
プラごみのポイ捨て厳罰化、あるいはプラスチック資機材の外界放置の厳禁など、
廃掃法の厳格適用など法的規制の強化が必要と思うだが。
良識に任せるとか、自己責任でなどと言ってる場合ではない。
それほど事態は深刻化しているとの認識ですが、皆さんはいかがお考えでしょうか。

合成繊維ゴミだけは洗濯を通して、あるいは着ているだけで意図せず外界に排出している。
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