2025.3.18(火) 環境問題報道から プラごみ
<地中海深部にプラごみ>
生態系への影響懸念
・地中海の最深部にプラスチックごみなどが横たわっているのが見つかったと、スペイン・バルセロナ大学が11日発表。同大などの研究グループは、海のプラスチックごみ汚染の深刻さを示すものだと指摘している。
・研究グループは2020年、有人の深海艇「リミッティング・ファイター」で、ギリシャ南西部のペロポネソス半島の沖約60キロメートルに位置する地中海最深部のカリプソ海淵(水深5112メートル)を調査した。
・その結果、海底にプラスチックやガラス、金属、紙など合わせて167個のごみを確認。種類が特定されたごみの88%がプラスチックだった。
・これらのごみは主に地中海を取り巻く陸地から来たものと考えられたが、海上を行き交う船から投棄されたとみられるものもあった。
・この時の調査で海底にいたのはソコダラ科の魚とエビの仲間のトゲヒオドシエビだけ。研究グループは「カリプソ海淵は生物が少ないので、プラスチックごみによる生物への影響はないかもしれないが、地中海の海底でごみのないところはないと言ってよく、海底の生態系への影響が懸念される」とした。
生態系への影響懸念
・地中海の最深部にプラスチックごみなどが横たわっているのが見つかったと、スペイン・バルセロナ大学が11日発表。同大などの研究グループは、海のプラスチックごみ汚染の深刻さを示すものだと指摘している。
・研究グループは2020年、有人の深海艇「リミッティング・ファイター」で、ギリシャ南西部のペロポネソス半島の沖約60キロメートルに位置する地中海最深部のカリプソ海淵(水深5112メートル)を調査した。
・その結果、海底にプラスチックやガラス、金属、紙など合わせて167個のごみを確認。種類が特定されたごみの88%がプラスチックだった。
・これらのごみは主に地中海を取り巻く陸地から来たものと考えられたが、海上を行き交う船から投棄されたとみられるものもあった。
・この時の調査で海底にいたのはソコダラ科の魚とエビの仲間のトゲヒオドシエビだけ。研究グループは「カリプソ海淵は生物が少ないので、プラスチックごみによる生物への影響はないかもしれないが、地中海の海底でごみのないところはないと言ってよく、海底の生態系への影響が懸念される」とした。