2024.11.24(日) 環境問題報道から プラ
<太平洋ごみベルト プラスチック片急増>
海域の生物量を上回る
海域の生物量を上回る
・大量のごみが漂流していることで知られる「太平洋ごみベルト」でプラスチックごみが急増していることがわかったと、オランダに本拠を置く環境保護団体「オーシャン・クリーンアップ」などの研究グループが国際的な環境科学誌『エンバイロメンタル・リサーチ・レターズ』(19日付)に発表した。
・研究グループは、2015~22年にかけて太平洋ごみベルトでトロール網などを使って漂流しているごみを収集したり、航空機で監視をしたりしてきた。
・その結果、漂流しているプラスチック片の量は15年の1平方キロメートルあたり2・9キログラムから22年の同14・2キログラムへ急増したことが判明。
・増え方を大きさ別に分けるとマイクロプラスチック(0・5~5ミリメートル)が1平方キロメートルあたり96万個から150万個へ、メソプラスチック(5~50ミリメートル)が3万4000個から23万5000個へ、マクロプラスチック(50~500ミリメートル)が800個から1800個へそれぞれ増えていた。
・なかでも急激に増えているのがメソプラスチック。プラスチック片の量が急増していることから、研究グループはメソプラスチックの急激な増加が、もともと太平洋ごみベルトにあったマクロプラスチックが壊れたことによるものではなく、外から新たに流入したものである可能性が高いとみている。
・プラスチック片の量は、この海域に生息する生物の量を上回っているという。このため、海洋生物によるプラスチックの摂取や絡まりによる生態系への影響が懸念されると研究グループは指摘している。
以上
・増え方を大きさ別に分けるとマイクロプラスチック(0・5~5ミリメートル)が1平方キロメートルあたり96万個から150万個へ、メソプラスチック(5~50ミリメートル)が3万4000個から23万5000個へ、マクロプラスチック(50~500ミリメートル)が800個から1800個へそれぞれ増えていた。
・なかでも急激に増えているのがメソプラスチック。プラスチック片の量が急増していることから、研究グループはメソプラスチックの急激な増加が、もともと太平洋ごみベルトにあったマクロプラスチックが壊れたことによるものではなく、外から新たに流入したものである可能性が高いとみている。
・プラスチック片の量は、この海域に生息する生物の量を上回っているという。このため、海洋生物によるプラスチックの摂取や絡まりによる生態系への影響が懸念されると研究グループは指摘している。
以上