2023.04.27(木) 環境問題報道から 氷河消失
<氷河 猛暑で消失加速>
ニュージーランド 気候変動、悪循環の恐れ
・時事から
・ニュージーランド(NZ)の氷河の消失が進んでいることが、
NZ国立水圏大気研究所(NIWA)などの調査で分かった。
・かねて地球温暖化に伴い氷河は小さくなってきたが、最近の夏の猛暑で縮小が加速。
専門家は、氷河の消失が洪水などを誘発し、
気候変動を悪循環に陥らせる恐れがあると警告している。
・NIWAは3月末、NZ自然保護局やビクトリア大学と合同で、
氷河を上空から観測した。
・南半球の夏の終わりに当たる時期に毎年実施しており、今年で46回目。
・ここ2年、ラニーニャ現象で夏の気温が著しく上昇したことから、
今回調査では、氷河が消えて山肌がむき出しになった場所が増え、
氷河と土の境界の標高が上がったことが確認された。
・調査開始以降、既に氷河の約3割が消失し、
大部分はこの10年間に急激に進んだという。
・NIWAが公表した比較画像からは、
2003年に低いくぼ地の池に接近していた氷河が、
12年に後退し、23年にはさらに遠ざかっていることが見て取れる。
・調査を指揮したアンドルー・ローリーNIWA研究主幹は
「氷河の消失は、単に自然の美観を損なうだけでなく、人々の生活にも重大な影響を及ぼす」
と指摘。
・氷河は「貯水槽」の役割を果たしており、
消失すれば飲料水や農業用水の確保が困難になるためだ。
・しかも、氷河が解けると海面上昇につながり、豪雨や洪水を引き起こす要因にもなる。
・気温上昇が現在のペースで進めば、
今世紀末までに氷河の80%が消えるとの予測もある。
・調査に参加したオーストラリア・モナシュ大学のアンドルー・マッキントッシュ教授は
「消失の勢いは衝撃的だ。温暖化を抑えることが緊急に必要だ」
と訴えている。
以上
<氷河 猛暑で消失加速>
ニュージーランド 気候変動、悪循環の恐れ
・時事から
・ニュージーランド(NZ)の氷河の消失が進んでいることが、
NZ国立水圏大気研究所(NIWA)などの調査で分かった。
・かねて地球温暖化に伴い氷河は小さくなってきたが、最近の夏の猛暑で縮小が加速。
専門家は、氷河の消失が洪水などを誘発し、
気候変動を悪循環に陥らせる恐れがあると警告している。
・NIWAは3月末、NZ自然保護局やビクトリア大学と合同で、
氷河を上空から観測した。
・南半球の夏の終わりに当たる時期に毎年実施しており、今年で46回目。
・ここ2年、ラニーニャ現象で夏の気温が著しく上昇したことから、
今回調査では、氷河が消えて山肌がむき出しになった場所が増え、
氷河と土の境界の標高が上がったことが確認された。
・調査開始以降、既に氷河の約3割が消失し、
大部分はこの10年間に急激に進んだという。
・NIWAが公表した比較画像からは、
2003年に低いくぼ地の池に接近していた氷河が、
12年に後退し、23年にはさらに遠ざかっていることが見て取れる。
・調査を指揮したアンドルー・ローリーNIWA研究主幹は
「氷河の消失は、単に自然の美観を損なうだけでなく、人々の生活にも重大な影響を及ぼす」
と指摘。
・氷河は「貯水槽」の役割を果たしており、
消失すれば飲料水や農業用水の確保が困難になるためだ。
・しかも、氷河が解けると海面上昇につながり、豪雨や洪水を引き起こす要因にもなる。
・気温上昇が現在のペースで進めば、
今世紀末までに氷河の80%が消えるとの予測もある。
・調査に参加したオーストラリア・モナシュ大学のアンドルー・マッキントッシュ教授は
「消失の勢いは衝撃的だ。温暖化を抑えることが緊急に必要だ」
と訴えている。
以上