上東区 保健環境通信

上東区における、健康増進活動、資源リサイクルやゴミ問題への取り組み状況等を、できるだけリアルタイムでお知らせします。

2023.04.27(木) 環境問題報道から 氷河消失

2023-04-29 22:49:42 | 環境保護
2023.04.27(木) 環境問題報道から 氷河消失

<氷河 猛暑で消失加速>
ニュージーランド 気候変動、悪循環の恐れ

・時事から
・ニュージーランド(NZ)の氷河の消失が進んでいることが、
NZ国立水圏大気研究所(NIWA)などの調査で分かった。
・かねて地球温暖化に伴い氷河は小さくなってきたが、最近の夏の猛暑で縮小が加速。
専門家は、氷河の消失が洪水などを誘発し、
気候変動を悪循環に陥らせる恐れがあると警告している。

・NIWAは3月末、NZ自然保護局やビクトリア大学と合同で、
氷河を上空から観測した。
・南半球の夏の終わりに当たる時期に毎年実施しており、今年で46回目。
・ここ2年、ラニーニャ現象で夏の気温が著しく上昇したことから、
今回調査では、氷河が消えて山肌がむき出しになった場所が増え、
氷河と土の境界の標高が上がったことが確認された。

・調査開始以降、既に氷河の約3割が消失し、
大部分はこの10年間に急激に進んだという。
・NIWAが公表した比較画像からは、
2003年に低いくぼ地の池に接近していた氷河が、
12年に後退し、23年にはさらに遠ざかっていることが見て取れる。

・調査を指揮したアンドルー・ローリーNIWA研究主幹は
「氷河の消失は、単に自然の美観を損なうだけでなく、人々の生活にも重大な影響を及ぼす」
と指摘。
・氷河は「貯水槽」の役割を果たしており、
消失すれば飲料水や農業用水の確保が困難になるためだ。
・しかも、氷河が解けると海面上昇につながり、豪雨や洪水を引き起こす要因にもなる。

・気温上昇が現在のペースで進めば、
今世紀末までに氷河の80%が消えるとの予測もある。
・調査に参加したオーストラリア・モナシュ大学のアンドルー・マッキントッシュ教授は
「消失の勢いは衝撃的だ。温暖化を抑えることが緊急に必要だ」
と訴えている。
以上

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2023.04.27(木) 環境問題報道から 氷床融解

2023-04-27 21:59:28 | 環境保護
2023.04.27(木) 環境問題報道から 氷床融解

<急速に進む極域の氷床融解> 海面上昇ますます
英大学発表 19年に過去最悪を記録

・極域にある氷床の融解が急速に進み、現在、
世界の海面上昇に及ぼす影響がいっそう大きくなっていることがわかったと、
英ノーザンブリア大学が20日、発表。
・極域の氷床融解は、2019年に過去最悪を記録したとしている。

・同大などの国際共同研究グループは、
人工衛星の観測記録をもとに1992年から20年にかけての
グリーンランドと南極の氷床の変化を調べた。
・その結果、
この間に二つの地域の氷床から7兆5600億トンの氷が融解したことがわかった。
・世界の海面を21ミリメートル上昇させるのに相当する融解量だという。

・特に19年には、グリーンランドの氷床から4440億トン、
南極の氷床から1680億トンの氷が融解し、
合計で6120億トンと、
これまでで最も多くの氷が融解した。

・90年代初頭、
グリーンランドと南極の氷床の融解による世界の海面上昇への影響は海面上昇全体の5・6%。
・しかし、30年近くたった現在では25・6%を占めていることがわかった。

・英リーズ大学のイネス・オトサカ博士は「氷床を継続的に監視することは、
温暖化のもとで氷床の将来を予測し、
世界中の沿岸地域が直面するリスクに適応するために重要だ」
と指摘している。
以上


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2023.04.27(木) 環境問題報道から 海面上昇

2023-04-27 20:58:50 | 環境保護
2023.04.27(木) 環境問題報道から 海面上昇

<海面上昇速度2倍>世界気象機関が報告書
・国連の世界気象機関(WMO)は21日、
「アースデイ」(22日)を前に、
世界の気候状況に関する年次報告書を公表。
・地球温暖化により海面上昇の速度が1993~2002年の時期に比べ2倍となり、
海面水位が過去最高になったと明らかにした。

・報告書によると、
海面は1990年代前半から計10センチ以上上昇。
昨年は地球上の海面58%で海水温が異常に高い「海洋熱波」を観測。
海水温は過去20年間で最も高く、
南極の海氷面積は昨年6~7月には観測史上最小になった。

・三大温室効果ガスの二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素の排出量は21年に観測史上最多となり、
22年の排出量はさらに上昇していると見通している。

・世界各地で熱波や洪水などの異常気象の発生頻度が高まっていると強調。
欧州では昨年、
記録的な熱波により1万5千人が死亡。
昨年10月までに洪水の影響により世界で800万人が国内避難民となった。
・東アフリカでは5年に及ぶ干ばつに紛争の影響が重なり、
現在2000万人が深刻な食糧危機に陥っている。

・報告書は
「技術が発展したことにより、再生可能エネルギーへの移行がかつてなく安価で簡単にできるようになっている」と強調。
・異常気象による壊滅的な影響を緩和するために、
気象観測や早期警報システムにも資金投入するよう勧告している。
以上


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2023.04.20(木) 環境問題報道から PCB

2023-04-20 23:44:42 | 環境保護
2023.04.20(木) 環境問題報道から PCB

<PCB 超深海からも>
・ 分解しにくく、発がん性などが指摘される有害化学物質PCB(ポリ塩化ビフェニール)が水深約8000メートルの超深海堆積物から検出されたと、
南デンマーク大学が16日発表。
1970年代に多くの国で製造や使用が禁止されたPCBが、
人間活動から最も遠い場所の一つの超深海(水深6000メートル以深)さえ今も汚染し続けていることを示している。

・同大とスウェーデン・ストックホルム大学の研究グループは、
南米ペルーとチリの沖合にあるアタカマ海溝(ペルー・チリ海溝)の水深約8000メートルの地点5カ所から採取した堆積物を分析。
その結果、いずれの地点でも表層の堆積物からPCBが検出された。

・濃度は、乾燥させた堆積物1グラム中0・72~41・2ピコグラム(1ピコグラムは1兆分の1グラム)。
これまでバルト海や東京湾など人間活動の盛んな海域の堆積物から検出された濃度に比べればはるかに低い濃度。

・アタカマ海溝の超深海堆積物から検出されたPCBは、
死んで海の底に沈んだプランクトンや、
より浅い海底から急斜面を下ってきた堆積物によって運ばれたと考えられている。

・南デンマーク大学のロニー・グルッド教授は堆積物の深さごとの分析結果から
「PCBが超深海に到達したのはごく最近であり、数年後にはさらに濃度が高くなるかもしれない」
と指摘。
研究結果は、科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』(10日付)に掲載された。
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2023.04.08(土) 環境問題報道から 温暖化 感染症拡大

2023-04-20 23:39:10 | 環境保護
2023.04.08(土) 環境問題報道から 温暖化 感染症拡大

<デング熱 感染急増>
気候変動、蚊の生息域拡大

 【ジュネーブ=AFP時事】から
・世界保健機関(WHO)は5日、
デング熱など蚊が媒介するウイルスによる感染症が急速に広がっていると警告。
WHOの専門家は「媒介する蚊の生息域拡大に気候変動が大きな役割を果たしている」と言う。

・世界のデング熱感染者は2000年の約50万人から19年に過去最大の約520万人へ急増。
同様に蚊が媒介する「チクングニア熱」の感染者は、
22年前半は5万人が、
今年は既に約13万5000人に上っている。

・現在、最も懸念されているのは、
これまで夏だった南米で南進していた感染確認が、
これから夏を迎える北半球で北上する事態。
欧州各国で感染が危険視され、
専門家は「標高も緯度も上がる」と指摘。
「警戒すべきだ」と呼び掛けている。

※デングウイルスは、抗体依存性感染増強(ADE)があるため
ワクチン接種は禁止されている。
このように、
感染症はなんでもワクチン接種で解決できる訳ではない。
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