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上東区 保健環境通信

上東区における、健康増進活動、資源リサイクルやゴミ問題への取り組み状況等を、できるだけリアルタイムでお知らせします。

2023.06.13(火) 環境問題報道から プラ

2023-06-13 19:23:48 | 保健環境
2023.06.13(火) 環境問題報道から プラ

<“生分解性”プラ 魚の行動に影響>
動き遅く群れつくる能力低下

・ジャガイモやサトウキビなどを原料とする“生分解性”をうたうプラスチックが魚の行動に影響を及ぼすことがわかったと、
スウェーデン・ヨーテボリ大学が1日、発表。
・研究を行った大学院生のアゾラ・ケーニッヒ・カードガーさんは、このようなプラスチックについて、
「石油由来の通常のプラスチックの代替品として販売すべきではありません」
と述べている。

・このプラスチックは、トウモロコシやジャガイモなどのでんぷんからつくられるポリ乳酸(PLA)と呼ばれるバイオプラスチック。
・繊維製品や食品包装、使い捨て食器などに広く使われるようになった。

・同大などの研究グループは、
ヨーロッパの広い範囲の河川に生息しているパーチと呼ばれる淡水魚にPLAを混ぜた餌を与えて飼育し、
行動を観察。
・実験を6カ月間続けた結果、
PLAを含む餌を与えたパーチは、
通常の餌を与えたパーチに比べ動きが遅くなったり、
群れをつくる能力が低下したりすることがわかった。
・いずれも、捕食者から逃げるために必要な行動の妨げになる。

・PLAは生分解性をうたっているが、
堆肥を作るときの温度や湿度のもとでの化学反応で細かくしたうえでないと微生物による分解が進まないという制約がある。
・別の研究では、PLA製の布を海水に1年以上漬けておいても劣化しなかったことが報告されている。

※現状の生分解性プラスチックは、プラスチックの代替にならないことを意味している。
改善は不可避である。
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2022.09.21(水)環境問題報道から 温暖化:森林火災

2022-10-07 21:21:04 | 保健環境
2022.09.21(水)環境問題報道から 温暖化:森林火災

<オーストラリア森林火災>成層圏大気に影響
・ピナツボ火山噴火に匹敵
 3年前、オーストラリアで大規模な森林火災が発生。
そのときの煙が成層圏と呼ばれる上層大気にまで達し、長期にわたって漂うことで、
南半球の気候に影響を与えたことが、ドイツのライプニッツ対流圏研究所などの国際研究グループによって明らかになった。
成層圏に達した煙は、オゾン層破壊にもかかわった可能性があるという。

・2019~20年にかけてのオーストラリアの森林火災は、日本の面積の約半分にあたる約18万平方キロメートルを焼き尽くした。
地球温暖化による乾燥や気温上昇などが要因とされ、
人命が失われたり建物が燃えたりしたほか、コアラをはじめとしたオーストラリア固有の動植物の多くが死ぬなどの被害をもたらした。

・地表の気温低下
 特に、19年12月29日~20年1月4日は、この時の森林火災のピークといわれ、
「ブラックサマー」の別名で呼ばれているほど。
ブラックサマーの最中、あちこちで森林火災によって暖められた空気が上昇する「火災積乱雲」が発生した。
発生した火災積乱雲の数は38。
空気とともに、森林火災で発生した煤(すす)などの粒子を含む煙は、
エレベーターの10倍の速度で上空へ運ばれ、成層圏にまで達した。

・研究グループは、ブラックサマーが成層圏にどのような影響をもたらしたか調べた。
 その結果、煤などの粒子約100万トンを含む煙が大気中に放出され、
オーストラリア上空約15キロメートルにある成層圏最下部に達し、
成層圏内に広がったことがわかった。

・成層圏内に広がった煙は、直径約1000キロメートル、高さ5キロメートルの渦となり、2週間かけて南太平洋上空を東に横断。
南米大陸の先端に1週間以上とどまり、その後、10週間かけて地球の周りを6万6000キロメートル以上移動した。
この渦によって、火災で発生した煤は、成層圏内の高度35キロメートルまで運ばれたようだ。

・地表で発生した粒子がこの高度まで運ばれるのは、1991年に20世紀最大といわれる大噴火を起こしたフィリピンのピナツボ火山以来だという。
この噴火では、噴出物から生成した硫酸エアロゾル粒子が成層圏内に長期に存在したため、地表の気温が下がるなどの影響が現れた。
ブラックサマーで発生し成層圏内に広がった煙の観測データをもとにコンピューターシミュレーションを行った結果、
成層圏内では温度が上昇し、地表では温度が低下したことが示された。
このような変化は1年半にわたって続いたとみられます。

・オゾン層を破壊
 煙が成層圏内に広がるのに合わせるかのように、北極と南極の上空で記録破りのオゾン層破壊が起こったことが極地の観測で判明。
北極では、20年の3~4月に中央部に非常に強力なオゾンホールが形成された。
南極では20年と21年の9~11月に、さらに極端なオゾンホールが形成されたという。

・これらのオゾンホールが形成されたとき、北極と南極上空の成層圏内には煙が大量に漂っていたことが観測されている。
特に、南極上空ではオゾン層が最も破壊された高度14~25キロメートルの層と、
大量の煙が漂っていた10~26キロメートルの層が重なっており、両者の間に明確な対応関係がみられた。

・ライプニッツ対流圏研究所のケビン・オーナイザー博士は
「森林火災で発生した煙が極域上空の成層圏内を漂うことで深刻なオゾン層破壊につながったのではないか」
という。

・ブラックサマーで発生した煤などの煙が成層圏内に広がることで、
気候だけでなくオゾン層にも深刻な影響を及ぼす可能性があることがわかった。
しかし、これまでの気候モデルでは森林火災で成層圏内に達する煙について過小評価されてきた。
同研究所のイナ・テーゲン教授は「気候モデルが森林火災の大気への影響を適切に処理できるようにすることがますます重要になっている」と
強調した。

・研究結果は、欧州地球科学連合誌『アトモスフェリック・ケミストリー・アンド・フィジックス』(6月9日付)に掲載された。

・対流圏と成層圏
 地球の大気はいくつかの層に分かれ、人間が生活する地表から上空十数キロメートルぐらいまでを対流圏と呼ぶ。
対流圏では、空気の対流が活発で雲ができたり雨が降ったりという気象現象が起こる。
火災によって暖められた空気の上昇が対流圏内にとどまるのであれば、
煙に含まれている煤などの粒子は数日から数週間で雨に洗い流される。

・しかし、対流圏の上、高度50キロメートルまでの成層圏では、強い対流は起こっていない。
このため、いったん、暖められた空気が対流圏を突き抜け成層圏に入り込むと、
煙に含まれている粒子は長期にわたって成層圏内を漂う可能性がある。

・成層圏内を漂う煤などの粒子は、太陽の光を吸収して成層圏内の温度を上昇させる一方、
太陽光を遮(さえぎ)ることで地表の温度を冷却する働きがあるため、
地球の気候に影響を及ぼす可能性がある。
以上
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2022.09.18 (日)環境問題報道から 環境ホルモン

2022-09-18 11:26:52 | 保健環境
2022.09.18 (日)環境問題報道から 環境ホルモン

<古いプラ製おもちゃから環境ホルモン検出>
古いプラ製おもちゃから環境ホルモンなど検出
スウェーデン調査 「新しい」ものも規制値超も

・プラスチックに含まれる有害化学物質に対する規制が強化される前の「古い」プラスチック製おもちゃを調べたら、
大半の製品から成長と発達、
生殖能力を阻害する可能性のある有害な化学物質が検出されたと、
スウェーデン・イエーテボリ大学が2日、発表。
古いおもちゃで子どもたちを遊ばせると健康上のリスクが生じる可能性があると指摘。

・研究グループは、スウェーデンの2大都市、
ストックホルムとイエーテボリにある保育施設などで使われていたプラスチック製のおもちゃ、
着せ替え人形の部品など157種類に含まれている化学物質を調査。
おもちゃなどについての規制が強化された2014年より前につくられたものを「古い」とした。

・分析の結果、これらの84%から、
現在の規制値を超える有害化学物質が含まれていることが判明。
中には、環境ホルモン作用が指摘されているフタル酸エステルが、
重量の40%以上含まれているものもあったという。

・一方、14年以降につくられた「新しい」おもちゃなどにも現在の規制値を超える有害化学物質が含まれているものがあった。
・イエーテボリ大学のダニエル・スランジ博士は
「この研究は、再利用とリサイクルが必ずしも自動的によいことではないことを示している」として、
プラスチックなどから有害な化学物質を排除するための政策措置が必要だと強調している。

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2022.05.25(水) 指定ごみ袋「足りない」

2022-05-25 20:39:42 | 保健環境
2022.05.25(水) 指定ごみ袋「足りない」

今日の山日の社会面に標記文字が躍った。
<中国生産ロックダウンンが直撃 甲州市代替用で対応>との副題も。

市指定の可燃用ごみ袋が欠品する事態となっているという。
ゼロコロナ政策優先の中国は、ロックダウンに対してハードルが低い。
ロックダウンによる影響なぞ一顧だにしない徹底ぶりである。

この記事に加え調査して判明したことを列挙してみる。
・ごみ袋の調達は、取扱い業者にお任せ。
・市のごみ袋は上海の工場で製造
・ロックダウンによる稼働停止で入荷できない状況が続いている
・現在工場は再開したが、依然ロックダウンは続いており製造や輸送に係る人材不足は継続
・次に在庫を確保できるのは夏ごろの見込み。
・上海のロックダウンは3月28日に始まっている。
・上海市当局は、6月中旬から下旬を目標に全面的解除を目指すと発表
・今月上旬から45リットルのごみ袋が欠品するコンビニやスーパーが続出
・市の対策発表は、記事の出た前日の5月24日。

食料や水、それにエネルギーなどの生活・生存に不可欠なものに比較すればランクは下がるが、
ごみ袋は快適な生活を支える上で大切なライフラインの一つには違いない。
なければ即「困った」になってしまうものだ。

今回の新聞記事を見て、オイルショックの時にトイレットペーパー騒動が発生したことを思い出した。
あの時は在庫は問題なくあったのに、
「入手困難となる」とのフェイクが拡散して必要以上のの買いだめが発生、
すると棚不足→「フェイクの事実化」→さらに買いだめ拡大、となり騒動に発展した。
この時は国内メーカーが大増産してくれたので騒動はすぐ収まった。

しかし今回は、工場は稼働せず、在庫も乏しいということで、「不足は事実」である。
しかも工場は外国であるからどうにもならない。
「安いから、外国から買えばよい」は、平時の価値観である。
コロナ禍や、ロシアによるウクライナ侵攻による乱が発生しても、
国民がそれなりに生活していけるよう、
ライフラインに関係したものぐらいは、
安全保障の観点から国内での供給能力を維持確保を図ってもらいたい
とつくづく思う。

作る能力があるにも関わらず、財力があるからと作らないのは、
ことライフラインに関しては貧困国に対する暴力だ。

しかも現代は、気候危機が叫ばれている。
脱炭素の面からも、
CO₂の排出原単位を抑えるよう輸入ではなく、国内調達とすべき
と思うのだが、どうだろうか。

ところで、
ごみ袋の不足は、不法投棄や不法焼却を助長しかねない。
市は代替袋を製作、近く市内の店舗に置き、組名などを記入すれば市指定ごみ袋として使えるようにするとの対策を昨日発表した。
指定ごみ袋が「足りない」現実を新聞発表されることを知ってから、
対策を発表したように見えてしまうのは私だけだろうか。

調達がうまくいかず、不足することはとっくに分かっていたはずである。
今回の対策を先手で講じ、不足事態そのものを回避することができれば、
「困った」さんを極小化できたのではと、
残念に思えてならない。

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2022.03.20~03.27(日) リサイクルステーション管理日誌

2022-04-09 16:40:14 | 保健環境
2022.03.20~03.27(日) リサイクルステーション管理日誌

<ルーチンワーク>
3/20、3/27ともに、
・太陽光PSは発電状況異状なし
・段ボール収集 軽トラ2台分
・清掃活動 コンテナ洗浄 各RSともに1個


<持ち込み不適物記録>
3/20
・第3RSにこんなものが。

袋を開いてみると、一つは
RSに最も縁のない、ただのゴミでした。もう一つのデカい方は、
カン、ビンなどしかも汚れているものばかりのものが”おじや”状態。
「分別」という言葉が通じない人の持込物です。中にはRSに即戻せるものも見受けられたので中身を出してみました。

と、こんな感じ。
RSに出そうという意思は尊重しなければいけないのて、
洗浄してRSに戻せるものは戻し、扱い対象外のものはゴミステーションへ出します。

3/20
・第一RSで外に出されていました。
 従来第三RSに出されていたものです。

中身は、
です。 

このようにバラシて出してもらいたいのですが、・・・。
容器とアルミ製の中蓋だけRSに戻し、他はプラに燃えるゴミとして処分しました。


・第三RSのミックス紙置き場にダンボールが。

ダンボールコーナーに移そうと、持ち上げたらどっしりと思い。
雨に濡れたままの状態で持ち込んだようです。
外に出して3分ほど天日干しして、RSの段ボールコーナーに戻しました。
翌日確認したら、回収してもらえたようです。
以上

※リサイクルステーション管理作業は、
「ルール知らずか無視」の方のゴミ処分作業が日常的にあるため、
3K仕事です。
仕事をすれば劇的にキレイになるので達成感はあるのですが、
「人生修養の場」ぐらいに考えて臨まないと嫌になるだけですね。
保健環境委員のなり手探しに各地区とも難儀していますが、
理由の一端はこれかも。

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