
先日のJNMAフェスで仕入れたモノ、このまま積んだら手付かずのキットが果てしなく積み上がっていってしまうので(苦笑)、取り敢えず銘わぁくすの北鉄3770/1720を、数年間寝かしてあった、やはり同じメーカーの3700、3740と同時に着手することに。
部品をランナーから切り離し(このメーカーのはランナーと部品の隙間が少ないので、ニッパーの刃先が入りにくく、切り離し作業に苦労するのが難点ですね。。。)、エアコン全開の室内でひたすら半田付け、約1輌/Hのペースでサクサクと?箱になっていきます。本日はまず4輌が箱になり、残り4輌も明日以降ぼちぼち進めて行くつもり。
箱になった真鍮地肌の車体を眺めていて、いずれの形式も思っていたより愛電、名岐、知多の原型の面影を残していること。特にモハ3700なんて、前面貫通化とHゴム化、乗務員扉の設置に側面2段窓化と大規模な改造で、元の名鉄モ700とは全くの別物、というイメージを抱いていたのでこれは意外、揖斐・谷汲線に通ったあの日の思い出が蘇ってきます。モハ3770もこうやって見ると名車・愛電デハ3300そのもの、私の大好きな電車ですがやっぱり恰好良いですね。単色だと名鉄時代のイメージが強く、気動車風ツートンに塗られて初めて北鉄の電車に見える訳で、ディテールより塗装が印象を大きく変えると実感した一日でした。
北鉄石川総線の旧型車末期の姿は、案外資料が少なく、ディテール考証の煮詰めがまだまだの段階ですし、社章とかのレタリングをどうするかとか課題は山積ですが、各車どの番号のどの時代にするかはほぼ確定。この目で見ぬまま果てた憧れの金名線や能美線を想像しながら、あるいはモハ3740の2連が佇む、冷たい雨降る早春の加賀一ノ宮の情景を思い出しながら、少しずつ進めて行きたいと思います。