“ママノリア日記

ママノリアの独り言

忘れもの

2005年09月23日 | アリノママノリアの日々

今日は久しぶりに、古い半年以上前のワックスを使って髪をセットしてみた。

ふたを開けたとたん匂いが煙のように立ち込めてくる。その時、自分が半年以上前にタイムスリップしていくのがわかった。心地良い。

その時の情景がふとよぎって、あの頃俺はこう思ってたな、とか自分の気持ちが思い出された。それと同時に今の自分に不満足感を強く感じた。

今の自分は気持ち良くないオナニーのようだ。

ギターの練習はしてるし、自由に生きてるつもりなのに。

それを大人になったから感受性が弱くなったとは言いなくないし。

一つ言えるのはこの町は僕は魅力を感じない。外へ出たいと思わないし、自分にプラスに働く刺激が少ない。
だから引っ越そうと思う。

でもお金がない。







時計の前で

2005年09月19日 | アリノママノリアの日々


この大きな時計の前で色々な人と待ち合わせをしました。

町田駅前、カリヨン広場。

この街を離れてもう10ヶ月が経とうとしていますが、久しぶりに広場の前のベンチに腰を下ろすと色々ことが懐かしく思い出されます。

5前年。
泣きながらこの街を出ていったあの娘。
ごめん。

俺は陰ながら応援してるからな。

3年前。
毎日のようにここの目の前のハブで朝まで共に飲み明かしてナンパした(成功率ゼロ)、H君、S君。仕事は順調か?女は?

最近俺は燃えてるぞ。かまきりりゅうじよりもな。



時計はやっぱり動いてるみたい。学生のサークル軍団の波の中にいつの間にか埋もれている。

男のジーパンは破れている。女のズボンからはパンツが顔を出している。
時は確かに刻まれている。



カリヨン広場はとても汚いんです。でもここの場所だけは街がどれだけ進歩しても変わらないでいて欲しいなって思うのです。ここは時代の波が目に見える象徴的な場所で、きっと僕みたいに物思いにふけるバカやろ様がどっかにいるだろうから。何より自分勝手な私事でございます。




ニールヤング

2005年09月16日 | アリノママノリアの日々

今日は近くのCDレンタル屋で、CDを借りた。

ニール・ヤングという主に1970年代に活躍していたミュージシャンで、今日借りてきたCDはほぼギター1本でライブをしている。

ミュージシャンは大体憧れのミュージシャンがいて、その奏法は似てくるものだ。ニールヤングの音楽を聴こうと思ったのは、僕の憧れのミュージシャンがニールヤングに影響を受けていたからだ。

ニールの歌を聞いてると完全に詩を伝えたいと言う曲だ。詩を伝えたい時、テクニックはシンプルになって、メロディアスなフレーズは消えていく。
言葉だけが動いていく感じ。

これは僕には本当に勉強になるのだ。

明日はボブディランを借りる予定。
ニールヤングにしてもボブディランにしても何回も借りているが、聞く視点が変わってきている。





寂しさ

2005年09月15日 | アリノママノリアの日々

女性に生理があるように、僕には寂しさの周期があるようだ。
月に一度。

今日はそのときのようで。

深夜、いや朝方。夏川りみの曲を聞いている。透き通った綺麗な声と古臭いメロディーは、過去をふと思い出させる。

どっかの温泉旅館の地下スナックでどっかの知らないじいさんが演歌を歌ってる。あれは確かひばりだった。

小学校の頃・あの娘の転校の時、みんなと歩いた。お花を探して。そしてつくしんぼとつくしんぼでお相撲をした。彼女は給食の時カレーが出ると、ご飯とルーは混ぜなかった。僕が「混ぜないの?」って聞いたら、口の中で混ぜると言ってた。
そしてあの娘は最後の日やっぱり泣いてた。

いつもジャンプおならの、担当の先生。僕は今でも真似してます。大好きでした。
先生が転任することが決まった日からずっと泣いてました。布団の中で。

一人だけ違う中学校へ行くことになったあの入会式の日。
怖くてしょうがなかった僕に声を掛けてくれた彼。ありがとう。そして運良く同じクラスだったな。君は本当に優しい人。優しい以外にいいとこないぞ…




ふと、寂しさは消えて行く。

女性のその日のように一週間も続かない。

少し優しい気持ちになる。
そしてお香を焚いて、布団に潜る。