週刊「逃避」

ここのところ、現実逃避が習慣になっていて少々不安。

今日も風に当たりながら読書を２時間してしもた。
でも、良き本を読ませてもらったから悔いはない！


小川糸さんという方の本なのだが、とにかく料理と季節の移り変わりの表現が素敵だ。

上野近辺を舞台にした話でアンティーク着物屋を営む女性が主人公。
その方が季節感と人間関係を大切にして生活している様が描かれている。


こんなにも日本の四季は美しく、
それを存分に味わう術を編み出した昔の方々は素晴らしいと思った。

加えて、
日常を丁寧に生きるとこれほどまでに毎日が充実し、美しいものになるのかと思った。

手作りできるものが機械や他の人の手で作られ
それを買えばすべて揃えられる世の中だが
その手間に隠れている喜びを感じる機会が少なくなっているのはもったいない気がした。


目標を持つことは生きる上で大切なことだけれど
過程を楽しめば、人生が数十倍充実したものになるよ。

試験勉強という過程の時間をもっと楽しもうと思った。