金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

インピンジメントが起こる背景を考えてみよう

2016-01-29 06:19:51 | 肩関節
肩関節周囲炎。。。



すごく広義な病名ですが、、、



その中にインピンジメントが原因のものが沢山あります。



その原因の一つを考えてみましょう。











どうも(^_^)



今日は仕事場で雪の山を崩す作業を行いました。



おかげで肩が痛いです(T_T)



自分で治療出来たらいいのに。。。



出来ないので、嫁さんに「マッサージして(^^♪」と頼みました。



すると、、、「いいよ💛一万円ね(;^ω^)」



。。。



お金を頂くと言うマインドセットが出来ている嫁さんに関心している男です(;´Д`)










さて、今回は自分が肩が痛いと言う事もあり、肩関節の事についてやって行きたいと思います。





臨床でも肩関節周囲炎の患者さんには良く遭遇しますが、、、



この肩の障害の多くは、、、



滑膜性関節である、肩甲上腕関節と、



機能性の関節である第二肩関節(肩峰下関節)が機能的問題を起こすことにより発生します。



肩甲上腕関節では、上腕骨頭の変位が少ない事。



ルーズにならない、インナーがしっかりと働くことが重要になってきます。



第二肩関節では、インピンジメントが起こらないと言う事。



大結節が烏口肩峰アーチに衝突しない事が重要になってきます。







今回はこのインピンジメントに注目して観ようと思います。



肩関節の屈曲動作を考えていくと、、、



大結節が烏口肩峰アーチに衝突しないため、通常の屈曲動作では、肩甲骨に対する上腕骨頭の内旋が行われます。



これは、屈曲動作の180度全域に内旋が付随してきます。



この内旋によって衝突が避けられるルートがあります。



これを仮に内旋ルートと呼びましょう。






しかし、一方で、重たいものを持った際の肩関節の挙上時には、上腕二頭筋の作用により、肩甲骨に対しての上腕骨頭の外旋が行われます。



この外旋に伴い衝突を避けられるルートもあり、これを仮に外旋ルートと呼びましょう。







どちらのルートを通る挙上動作も日常では普通に行われていますが、、、



重たいものを繰り返し持つ、持ち上げる動作を繰り返す事によりこの正しいルートを大結節が通れなくなることがあります。



これがインピンジメントが起こる原因の一つです。



上腕二頭筋の過用により、通常の屈曲動作でも外旋ルートに近づいてしまう為、骨頭の内旋が起こらない、又は起こっても衝突してしまうと言う事態に陥ってしまうのです。



これがインピンジメントが起こる背景の一つでなないかと考えられます。







今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。







おわり