金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

さあ!この物理療法の知識を持って患者さんを治療しましょう!

2016-01-31 07:27:19 | 物理療法
物理療法。。。



それはセラピストにとって大きな武器です。



しかし、勘違いしてはいけません。




患者さんを治療するのはあくまで人なのです。









どうも(^_^)



今日は久しぶりの何も予定が無い日曜日です(*´▽`*)



最近は、完全にOFFの日が少なくなってきましたので、、、



今日は思いっきり家族サービスをしようと思う、



家族との時間を大切に出来る男です(^O^)/








さて、今回は物理療法について勉強して行きたいと思います。



私も仕事場で毎日機械を使って治療していますが、、、



よくよく考えると、ホントに詳しく機会の知識があるのかと言うと、、、



自信ない事に気づきました。。。(´・ω・`)



そこで少し基本的な機会の知識を勉強しなおしていきたいと思います。





まず、物理療法の定義ですが、、、



身体に物理エネルギーを加える事で、生理的生化学的変化を起こし血流循環の改善、筋緊張や痛みを除去、軽減させるもの。



らしいです。



物療にも沢山の種類がありますが、、、



いつも使っているポピュラーな電気療法からです。



低周波


1~999HZまでの範囲のもので、治療には1~200HZの範囲が使われることが多い。



皮膚の3~5mmまで届く。



周波数の違いによって痛みに対する作用が異なる。



高い周波数では(50HZ以上)痛みに対して即効性があるが、比較的短時間で痛みが元に戻ってしまうと言う特徴がある。



低い周波数では(1~5HZ)痛みに対して即効性は無いが、持続効果は高い。



今の機械は、この特徴をミックスさせてプログラムしてあり治療効果を高めているようです。



仕事場でもSSPと呼んでいる低周波を使用していますが、、、





SSP(サイバースパイクポイント)とは、SSP電極をツボの上に置き低周波通電を行うツボ表面刺激法のことを言うみたいです。








刺さない針治療という発想から開発されたそうな。。。







ツボの事はまだ勉強できていない所で、詳しくは私は分かりませんが、、、



うちのクリニックでは、この低周波治療を、、、



痛みがある部位に対して使用しています。




この使用方法は、毎日思っていますが、、、



すごくもったいない、意味のない使い方なんですよね。。。



まあ、ドクターの指示に従いやっていますが、、、



それに患者さんもやはり痛い部位に付けて欲しがるんですよね。



このSSPのような刺激治療はトリガーポイントと相性がいいんですが、、、



つまり、痛みが出ている(関連痛)部位ではなく、トリガーポイントを評価して見つけ、その部位をSSPで刺激する事により、効果が倍増し真の治療となると考えます。





関連痛が出ている部位に使用しても効果はほとんどないと思います。



リラクゼーション効果ならあるかもしれませんが。。。





私が独立したなら、患者さんに最初に何処が原因で痛みが出ているか説明し、痛みの出ている部位と違う一時的要因の部位にSSP治療を行いますが、、、



いつもこんな事思いながら、仕事しています(._.)



自分で、自分が理想とする治療を思い浮かべ、それを実現する為に頑張っていく所存であります。







今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



いつも有難うございます(*´ω`*)



また次回。






おわり












インピンジメントの真実

2016-01-30 06:44:46 | 肩関節
肩関節周囲炎。。。



その病名はまさに、、、



疾患のごみ箱と言ってしまってもいいのではないでしょうか?



レントゲン、MRIでは分からない事もあるのです。











どうも(^_^)



今週は、家族がインフルエンザにかかるわで、少々疲れ気味です。



私はへばっているのですが、家族はみんな元気になったみたいで、、、



久しぶりに普通に全員で夕食をとれました。



私が一番落ち着く時間です。



それで少し癒され、モチベーションが上がってきた男です( `ー´)ノ













今回は、前回の続きをして行こうと思います。



前回は、、、



肩関節の屈曲動作でのインピンジメントについて勉強しました。



今回は、外転動作について勉強して行きます。



通常の外転動作では、外転120度までは外旋を伴い、そこから先は内旋し最終域では屈曲と同じポジションとなります。



しかし、これは重たいものを待たない場合の外転の運動であり、重い物を持つ場合はまた違ってくるんです。



重い物を持ち上げる外転動作では、逆に内旋が起こる場合がある。





その場合、三角筋を固定筋として使用し、僧帽筋や肩甲挙筋を使用して持ち上げるのです。



しかし、この場合、上肢の外転に必要である肩甲骨の上方回旋が妨げられてしまう。



僧帽筋上部、肩甲挙筋が働くことにより、肩甲骨上角の下制を邪魔してしまうのです。



その結果、烏口肩峰アーチを引き下げてしまい、インピンジメントが起こる場合が多い。







この様なインピンジメントの起こり方もあるんですね(;´Д`)



インピンジメントとは上腕骨頭が烏口肩峰アーチに衝突してしまう為に起こるものであり、この衝突を起こさないように運動させる知慮戦略が必要になってきます。



何処の筋を促通させるのか?



もしくは緩めるのか?



ですから、どのような背景でインピンジメントが起こっているのか?



正しく評価できるスキルが必要ですね( ˘ω˘ )



しかも、もっと言うと、インピンジメントの原因は上肢、体幹だけではなく、



下肢からの筋膜連鎖により起こっている場合も考えられます。



つい先日も、臨床で肩のROMがイマイチの患者さんのTAをリリースしただけで、



かなりのROM改善した症例がありました。



肩を触らず足だけ触って肩が挙がるようになるもんだから、、、



患者さんは驚いていました。



この患者さんの驚く顔を見るのがたまりません(´艸`*)



これが私がこの仕事を好きな理由の一つですね(^^♪笑



患者さんからしたら魔法のようなもんなんでしょうね。



これがあるから勉強は止められません(^O^)/








今回は以上です。




読んで頂いている勉強熱心な先生。




有難うございます(*´ω`*)



また次回。







おわり












インピンジメントが起こる背景を考えてみよう

2016-01-29 06:19:51 | 肩関節
肩関節周囲炎。。。



すごく広義な病名ですが、、、



その中にインピンジメントが原因のものが沢山あります。



その原因の一つを考えてみましょう。











どうも(^_^)



今日は仕事場で雪の山を崩す作業を行いました。



おかげで肩が痛いです(T_T)



自分で治療出来たらいいのに。。。



出来ないので、嫁さんに「マッサージして(^^♪」と頼みました。



すると、、、「いいよ💛一万円ね(;^ω^)」



。。。



お金を頂くと言うマインドセットが出来ている嫁さんに関心している男です(;´Д`)










さて、今回は自分が肩が痛いと言う事もあり、肩関節の事についてやって行きたいと思います。





臨床でも肩関節周囲炎の患者さんには良く遭遇しますが、、、



この肩の障害の多くは、、、



滑膜性関節である、肩甲上腕関節と、



機能性の関節である第二肩関節(肩峰下関節)が機能的問題を起こすことにより発生します。



肩甲上腕関節では、上腕骨頭の変位が少ない事。



ルーズにならない、インナーがしっかりと働くことが重要になってきます。



第二肩関節では、インピンジメントが起こらないと言う事。



大結節が烏口肩峰アーチに衝突しない事が重要になってきます。







今回はこのインピンジメントに注目して観ようと思います。



肩関節の屈曲動作を考えていくと、、、



大結節が烏口肩峰アーチに衝突しないため、通常の屈曲動作では、肩甲骨に対する上腕骨頭の内旋が行われます。



これは、屈曲動作の180度全域に内旋が付随してきます。



この内旋によって衝突が避けられるルートがあります。



これを仮に内旋ルートと呼びましょう。






しかし、一方で、重たいものを持った際の肩関節の挙上時には、上腕二頭筋の作用により、肩甲骨に対しての上腕骨頭の外旋が行われます。



この外旋に伴い衝突を避けられるルートもあり、これを仮に外旋ルートと呼びましょう。







どちらのルートを通る挙上動作も日常では普通に行われていますが、、、



重たいものを繰り返し持つ、持ち上げる動作を繰り返す事によりこの正しいルートを大結節が通れなくなることがあります。



これがインピンジメントが起こる原因の一つです。



上腕二頭筋の過用により、通常の屈曲動作でも外旋ルートに近づいてしまう為、骨頭の内旋が起こらない、又は起こっても衝突してしまうと言う事態に陥ってしまうのです。



これがインピンジメントが起こる背景の一つでなないかと考えられます。







今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。







おわり

症例報告(頚椎症)

2016-01-28 06:17:28 | 頸椎
あなたにお願いがあります。



治療技術が向上して行くのはいいことです。



しかし、技術向上に伴った幅広い知識の向上も必要なのです。



その事を理解してください。












どうも(^_^)



インフルエンザB型により我が家は壊滅状態です。。。(T_T)



私以外、全員がやられています。。。



私が家の事、家族の面倒を見ていますが、、、



私も時間の問題ではないかと、、、



みんな治った頃に私がかかるのではないかと、、、



その時家族は私を助けてくれるのか。。。



少し不安な男です(;´Д`)









さて、今回は臨床で勉強になったことを報告して行きたいと思います。



頚椎症の患者さんです。






主訴は頸部の疼痛、何かに憑りつかれた様に頚が重い、呼吸がしにくくなる事がある(喘息あり)、眠りが浅い、吐き気、めまい、頭痛、、、



と、けっこうありましたが、、、



全身カチコチで、、、



「こりゃあ、そう言うのも無理ないわな。。。」



と、心の中で思い、、、治療開始。



これは一回で全身緩めたら、明日は起きられなくなるなと思い、、、



初回は頚周辺だけ治療。



結果は上々で、言い反応を示しました。



患者さんも軽くなって眼が開いて世界が明るくなったと、満足して帰られました。



その後、順調に治療は進んでいったのですが、、、



4回目くらいから、急に体調が悪くなってきたと言い出しました( ゜Д゜)



なぜ!?



触診してみると、筋の状態はかなりいい感じでROMも悪くない、、、



好転反応が今になって強く出て来たのか???



とりあえず、軽めの施術で様子を見てみる事に、、、



その次の治療。。。





またもや調子が悪いと、、、



患者さん曰く、生理痛の重たい感じが強く出ているみたいなのがずっと続いている。。。



呼吸が浅く速い。。。



何も出来ないまま、、、帰す。。。



自分の治療が悪かったのか????(T_T)



わからん。。。と悩んでいて次回の来院時。






なんか顔色が良くなっている!!!(^O^)/



「どうしたんですか?」と聞くと、、、



「今まで飲んでいた喘息の薬を止めてみたんです。そしたら良くなりました。」








な、なんと、、、薬のせいだったんだ!








要するに、、、



治療で、全身の筋を緩めて行く事で、呼吸も改善し、逆に薬が効き過ぎていたんでしょう!



今回、反省すべき点は、、、



私は、処方されている薬の事を確認せず、ないがしろににした。



自分の治療に過信していて、筋の緊張解けば良くなる!という想い上がった気持ちがあった。



筋しか診ておらず、患者の全体像を把握していなかった。



問診を軽視した治療をしていたので、分からなかったのです。








今回は患者さんが気づいたから良かったようなものの、、、



いい経験になりました。



もう一度気を引き締めてやって行こうと思いました。








今回は以上です。






おわり




あなたは烏口腕筋の特徴をご存知ですか?

2016-01-27 06:15:26 | 肩関節
これを試してみてくれませんか?



なかなか治りきらない肩の障害。。。



実はこの烏口腕筋のトリガーポイントが原因かもしれません。









どうも(^_^)



雪が積もり寒いですね。



こんな寒さの中、我が家は、、、



私以外、全員インフルエンザにかかっています。。。(+_+)



我が家壊滅までに私を残すのみ、すでに壊滅に向けてリーチがかかっています。



我が家の大黒柱。



文字通り、現在我が家をなんとか支えている男です<(`^´)>










さて、今回もトリガーポイントシリーズと言う事でやって行きます。



今回は意外にフォーカスされない筋、、、



烏口腕筋についてです。








この筋は深層にある筋で、三角筋、大胸筋、上腕二頭筋の下に隠れています。



小さな筋で、肩を45度外転、外旋位にする事で触診しやすくなります。





この状態から、肩を内転させることで、筋が確認しやすくなります。






烏口突起から上腕骨の骨幹の内側に走行しており、



作用は肩関節の内転、屈曲です。





得意のアナトミートレインでは、DFAL(ディープフロントアームライン)の一部に含まれており、





上腕二頭筋短頭との筋膜の連続体をなすらしいですが、、、



どうしても、上腕二頭筋短頭の方ばかりに眼が行ってしまいがちです。



そしてこのDFALの小胸筋との接続は、上肢を水平以上に上げる時に、筋膜単位はつながり、筋膜ラインとして機能するようです。



つまり、挙上した時に、この烏口腕筋のトリガーポイントは他の部位に痛みを送る事が多くなると考えられます。



上腕二頭筋短頭にも同様の事が言えますが、、、



より深層にある為、この烏口腕筋のトリガーポイント残存している事が多い様に私は感じていますが、、、



あくまで、私の臨床での経験側からお話ししているので、、、



確証はありませんが。。。



よく一般的あな肩周囲のトリガーポイントは取りきれたように感じるのに、挙上時の若干の違和感やシビレ、上肢の背側部の痛みが残る場合にここを診てみてはどうでしょうか???



では、その肝心の烏口腕筋のトリガーポイントは何処に出来やすいのでしょうか。。。



また私が芸術的な絵で説明したいと思います。笑






この絵はいるんでしょうか。。。



分かりませんが、、、



この筋腹の中央に出来やすい感じがあります。



そして、このトリガーポイントはこんな所に関連痛を送ります。





トリガーポイントを適切に押圧できるとこんな所に痛みが強く出たり、あるいは、挙上時の痛みが改善出来たりします。



ただ、この筋は強くアプローチしすぎると、、、



次の日大変な事になったりします。。。(T_T)



わたしはそれでしっぱいしたことがあります。(T . T)



お気をつけ下さい。




今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



ありがとうございます(*^o^*)



また次回。




おわり