金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

斜角筋はどうやってリリースすれば良いのか?

2016-04-30 06:32:53 | 頸椎
斜角筋は臨床上とても重要な筋です。



痛み治療においては絶対に外せない部分です。



しかし、斜角筋を直接マッサージしてもあまり効果はありません。。。



それには、こんな理由があるのですが、、、







どうも(^_^)



昨日は久しぶりに何も予定がない休日でした。



子供達と外食したり、ゲームセンターへ行ったり、公園へ行ったりして遊びました。



そこで気が付いたのですが、、



子供がやたらと、アイス買って、お菓子買って、と言って来ます。。。



どうやら嫁さんが最近、虫歯対策で子供に買わないようにしているらしく私に言ってくるんですね(;´Д`)



子供「アイス買ってくれんとパパと遊んであげんからね(`・ω・´)」



えーーーっ!?(´・ω・`)



でも、買ってあげたら嫁さんに怒られるし、、、買わないと子供に嫌われる。。。



パパはどうしたらいいの?(+_+)



どうやら家の中で一番立場の弱い男です。。。(T_T)笑










さて、今回は斜角筋のリリース方法について勉強して行きたいと思います。



斜角筋へのアプローチは難しいですよね。



斜角筋へのストレッチ法とか本に載っているのを見て私も試しましたが、、、



まあ、、、手応えがないです。。。



単なる私の技術不足なのかもしれませんが。。。



ストレッチの専門家にでも聞けば正しい方法を教えてくれるかもしれませんが、、、



たとえ教えて貰ったとしても、、、



私はあまり使わないでしょうね。。。



と言うのも、、、



斜角筋が凝り固まっているのは、実は斜角筋自体が原因ではないからです。



斜角筋が凝り固まっているのは、斜角筋自体が原因ではないからです。



大事な事なので、2回言ってみました(´艸`*)






ほとんどの場合、斜角筋に出来るトリガーポイントは何処からか伝番してきたものなのです。



ですから斜角筋を、時間をかけて、なんとかかんとか直接リリース出来たとしても、、、すぐに元に戻っちゃいます。



やはり、その原因をたたかなければいけませんよね。







昔、柔整師の免許取りたての頃、そこにいた先輩に、



「君にマッサージがなんたるものか教えてあげよう。ついてきなさい。」



と言われ、何も知らない私は、、、



「はい!勉強させてください!よろしくお願いします(^^)/」



と従順にワクワクしながら某接骨院に連れて行かれたのですが、、、



そこで、頚から背中にかけてのマッサージを受けさせられたのですが、、、



「すごい、凝ってるね~(^^♪」



と言われ、斜角筋らへんをゴリゴリとマッサージされました。。。



なんか若い女性の柔整師でしたが、、、



(メッチャ痛いんやけど、、、こんなもんなのかな?)



と、先輩の手前、痛いとも言えずに施術終了。。。






結果、、、






当時は借金もないのに、頚が回らなくなりました(T_T)笑






しかし、そんな事は口には出せない弱い私は、、、



「楽になりました。。勉強になりました。。」



と、家で一人、枕を濡らしました(T_T)笑







今なら、そんな事されようもんなら、、、



「馬鹿かお前!?そんなことして良くなると本気で思ってんのか!?」




なんて言いま、、、、せんが(;´Д`)



絶対にお断りですね。






まあ、もしこれを見ている先生でそんな事しているなら絶対止めた方がいいですよ。



だって、ホントに患者さんの為にならないから、、、



と、私は思いますが。。。






では、どうすればいいのか?



それは、また次回にお話しして行きたいと思います。







今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



質問コメント頂いた先生。



有難うございます(*´ω`*)




また次回。









おわり






腰痛の原因は実はこんな所にも。。。

2016-04-29 07:33:30 | 腰部
腰痛についてお伝えします。。。



あなたは腰痛の患者さんが来たらどうしますか?



何処の筋肉が緊張しているのか考えますか?



しかし、それ以外が原因の事もあるのですが、、、










どうも(^_^)



最近、下の娘が「ウンコ」というワードが出るだけで爆笑します。。。



私が「今日保育園で何して遊んだん?」と聞くと、、、



「ウンコ( *´艸`)」と言って笑い転げています。。。



私が「今日のおやつは何?」と聞くと、、、



「ウンコ( *´艸`)」と言って笑い転げています。。。



面白いからずっーと繰り返していたら、突然泣き出しました。



どうやら笑いすぎでお腹が痛くなったみたいです。。。(笑)



少しだけ娘の将来が心配になった男です。。。(+_+)笑








さて、今回も腰痛です。



やはり腰痛を診る事は多いのでしっかり勉強して行きたい所ですね。



しかし、今回は一風変わった腰痛をご紹介して行きたいと思います。



何なのか?



それは、内臓から来る腰痛です。





内臓が腰痛に関係あるなんて、、、



と考える人や、内臓治療に否定的な人もいるかもですが、、、



まあ、聞いてみて下さい(-ω-)/








今回お伝えするのは腎下垂(遊走腎)です。





聞いたことあるでしょうか?



れっきとした、医者が下す診断名です。



そう!



内臓が原因で起こる腰痛はこれだけでなくたくさんあります。




ですから、筋、骨格系にばかり気が行っていては見逃すことも多いです。






遊走腎とは?





まず、腎という臓器はガシッと固定されている訳ではありません。



呼吸とともに動き、立ち上がった時の反動で何センチか下へ下がったりもします。



しかし、通常ではすぐに元の位置に戻るのですが、、、



これが戻らず、腎が下まで移動してしまう、極端なものでは骨盤の中まで下がってしまう事もあるらしいです。



これが腎下垂(遊走腎)です。



これが原因で腰痛が起こる場合があるのです。





では、この腎下垂の特徴は?





腎臓は周囲を脂肪組織で支えられているので、やせ形の女性に多く発症します。



しかも、立位では腎が下がる為に腰痛が出ますが、寝ていると元の位置のもどる為痛みが出ません。



また、頻尿になったりすることも特徴の一つです。



これらの症状に当てはまる人は注意が必要です。







では治療は?






一般的には、筋トレ、太らせることが治療になるようです。



しかし、この腎下垂。。。



右の腎が下がる事が多いらしいです。。。



これは、腎の筋膜とDFL(ディープフロントライン)の関係性からここら辺が治療のポイントにもなってきますね(*‘ω‘ *)



DFLも右が亢進しやすいですしね。




まあ、実際はそこらへんあまり意識しないで治療していますが、、、






まとめると、、、内臓が原因で起こる腰痛もあると言う事を忘れてはいけないよということです。









今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。







おわり






















質問に答えます(腰痛)

2016-04-28 22:15:23 | 腰部
質問頂いた内容に答えたいと思います。



腰痛で、腰を軽く触れただけでも痛がる患者さん。。。



いますよね。。。



それにはこんな理由がある場合があるのですが、、、







どうも(^_^)



先日、小学生になったばかりの娘の授業参観に行って来ました。



嫁さんが急遽、都合のため行けなくなった代理です(-ω-)/



やはり、男の親は少なかったですね。。。



そんな中、娘は私が来たことがうれしかったのか、張りきって手を挙げていました(=゜ω゜)ノ



ところが、、、一転泣き出してしまいました。。。



後ほど理由を聞くと、いい所を見せたかったのに、先生が当ててくれなかったから、、、らしいです。



かわいいですね~(*´ω`*)



ちゃんと理由を説明して、アイスを買ってあげて嫁さんに怒られた男です。。。(笑)








さて、今回は頂いた質問に答えていきたいと思います。



腰痛の患者さんですね。





こんなケース意外と多かったりしますよね。







30代女性  看護師さん 主訴 腰痛


腰痛で起立筋を軽く触れるだけでも痛みが出るようですね。



下腿から足裏をマッサージし、腹部にもアプローチしたと、、、



おそらく大腰筋の事だと思います。



そして、患者さんは胸が大きく肩こりがあるかもと考えて肩甲骨のROMを出すためにアプローチ。



しかし、結果がなかなか出ないとのご相談です。






患者さんの為になんとかしたいですね(=゜ω゜)ノ



今ある情報から私なりに予測を立てながら、考えていきたいと思います。






まず、看護師さんと言う事で、患者さんの介助、移乗、精神的ストレス、等の理由から、腰への負担は普通のお仕事よりは大きい事が予測されます。



そして、触れるだけで痛いと言う事。



これは起立筋が伸長性緊張しているのではないかと思われます。



つまり、短縮しているのではなく引き延ばされている状態で働いているために起こっているのだと考えられます。



では、なぜ引き延ばされているのか?



それはフロントラインの短縮傾向からではないでしょうか?





患者さんは胸が大きめということからも、前傾姿勢気味のアライメントが予測されます。



バックラインに痛みが出ている事を考えるとその可能性は高いのではないかと思います。





ですから、大腰筋へのアプローチは良いのだは無いかと思いますが、、、、



結果が出ないと言う事でしたら、他の原因を探していかねばなりません。






その前に、この患者さんがそこまでの痛みを出すような背景を考えますと、、、



まず、胸が大きめと言う事で前傾姿勢のため、フロントラインが短縮傾向になります。



その為バックラインが引き延ばされます。



この引き延ばされたバックラインは、引き延ばされつつも姿勢を保つために、



起立筋は体幹を伸展させるように頑張り続けます。



そこへ追い打ちをかけるように、看護師と言う仕事柄、中腰、患者の介護、移乗などで起立筋をさらに働かせることになります。



筋は引き延ばされた状態で働く時の負荷は、非常に大きく負担がかかります。



この様な背景が考えられます。



ですから、バックラインへのマッサージなどはあまり効果は無いかもしれません。。。



むしろ、痛みを増悪させることもあり得ます。



診るべきは前面です。



『慢性腰痛で痛い所には原因は無い』



これがほとんど当てはまります。







では、大腰筋以外の何処を治療して行くべきなのか?



私なら次はここを診ます。



後脛骨筋です。





下腿の深層筋です。



ここをリリース出来れば、伸展型腰痛は改善出来る事が多いです。



大腰筋ともつながりが深い部分なので、診てみて損は無い部分です。






そして、斜角筋も診ておきたいですね。



頚ですが、ここも腰痛と非常にかかわりが深い部分です。



ここをリリース出来ると頚の伸展がしやすくなります。



頚の伸展は体幹伸展動作の初動作に大きく関わっていますから、、、



けっこう重要ですよ(^^)/






あとは、胸が大きめと言う事から、小胸筋も短縮傾向ではないかと考えますが、、、



これはどちらともいえる部分ですが、、、



その人のアライメントによって変わってきますね。



一応診ておくべきかと思います。








この様に、まずは短縮している部分の伸長、緩めるアプローチを行い、伸長性緊張している部分の負荷を減らします。



そして、その伸長している部分の促通、強化を状態を診て考えていきたいですね。






もう一つ、この様なパターンでは、意外に前脛骨筋の促通だけで結果が出る場合もあったりします。



あくまで私の経験側でですが、、、





望む答えになっているかは分かりませんが、、、



以上です。




参考になればいいのですが。。。






いつも読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。







おわり








関連痛って何?②

2016-04-27 06:28:12 | 勉強
関連痛について説明します。



前回のかき氷のキーーーンみたいに、、、



違う場所が原因で、痛みが出ている事が、、、



往々にしてあるのが事実です。











どうも(^_^)



子供が家の壁にらくがきしてママに怒られていました。。。



「まあまあ、そんな怒るなよ(*´ω`*)どこに落書きしたの?」



と、聞くと、、、壁の端っこにちょこっとだけ落書きしたそうな。。。



それを聞き私も怒りました(`・ω・´)なぜか???



「どーせ落書きして怒られるなら、もっと思い切って大きく見える所に書かんかい!!!(`・ω・´)」



それを聞き、、、



「あん!?何ふざけこと言っとんねん!?(`・ω・´)」



と、逆に私も子供と同じく嫁さんに怒られました。。。(T_T)



子供にはスケールの大きな大人になって欲しいと願っている男です( ˘ω˘ )










さて、今回も前回の続きで関連痛についてです。



臨床で多く診られる関連痛について勉強して行きたいと思います。



主に内臓から来る関連痛です。






肩こりの患者さん。。。



多いですよね。



そして、頑張ってマッサージしていても改善しない患者さん。。。



いませんか???



それはなぜでしょう???






しっかり原因である筋を治療できていないことがまず一つ考えられます。



痛いと言われるところを、ただただ強くマッサージしている人ですね。






では、しっかりと評価出来て、原因である筋を治療できているのに、、、



改善しない、またはすぐにコリが戻ってしまう、スッキリしない。。。





こんなケースは内臓が原因で出ている痛みという可能性が出てきます。



では、どこの内臓が原因なんでしょうか???



勉強熱心な皆さんはもうなんとなく分かるのではないでしょうか???



そうです!



右肩の痛みの場合は、、、肝臓です。



左肩の痛みの場合は、、、心臓です。





ここに原因がある事が多いです。



ここまでは、なんとなくご理解いただけるのでしょうか??



どうですかね?(;´Д`)







そして、、、ここをどう治療するのか?それが気になる所ですね。



ここではそれはお答えできませんが、、、(-ω-)





しかし、ここに原因がある可能性が高いです。



五十肩の患者さんなんかでもそうです。



ここを治療出来る事で、間違いなく改善出来る患者さんは増えます。



興味がある先生は勉強してみてはいかがでしょう???



内臓なんか治療できないよ!という先生はそのままでいいんじゃないですか?



困るのはあなたに治療されている患者さんですから。







偉そうに書いて申し訳ないのですが、、、これが事実だと思います。



私事ですが、私も改善出来ない患者さんはたくさんいます。。。



しかし、いつも改善出来ない時に思うのです。。。



私よりもスキルの高い、知識、経験も多い治療家なら改善出来るのでは???



そう思うと、患者さんに申し訳ない気持ちと同時に、、、もっともっと精進しなければと言う気持ちにさせられます。



自分が治せないのに他の治療家なら治せるかも?この事実が私は許せないんですよね。。。



単なる負けず嫌いなだけですが。。。(笑)








今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。








おわり















関連痛って何?

2016-04-26 06:16:17 | 勉強
関連痛にもいろいろあります。



今回は内臓との関連痛について、、、勉強して行きたいと思います。



あなたの改善出来ない患者さんは、もしかして、、、



この関連痛による痛みかもしれませんよ。。。









どうも(^_^)



子供が毎日、屋内鉄棒で逆上がりの練習をしています。



私の身体を蹴りあがって練習しています(T_T)



まだまだ出来そうにありません。。。



私の身体が壊れるのと、娘が逆上がり出来るようになるのと、、、



どっちが先でしょうか。。。



娘のために毎日痛みに耐える男です(;´Д`)笑








さて、今回は関連痛についてです。



皆さんご存知でしょうか???



なんとなく学校で習ったことを覚えているでしょうか???



この関連痛。。。






臨床ではメチャクチャ大事なんですよ(;´Д`)



痛みを取る治療をする時には、これを知らなければ取れない痛みが絶対にあります。









まずは、簡単に関連痛の例をあげて説明して行きましょう。



一番わかりやすいのは、、、かき氷です(*‘∀‘)



あの冷たいのを一気に食べるとキーーーーンと来る奴です。



口で食べたのに、、、なぜこめかみ部分が痛くなるのでしょう?



これが関連痛です。



これは、顔全体の痛みの感覚を司っている、三叉神経が刺激を受け、直接に触れていないこめかみが、脳の勘違いにより痛みをおこすのです。



この時、痛いこめかみを触っても痛みはなかなかやわらぎませんよね?



これです!



『痛い部分に原因はない!』



この関連痛によって起こる痛みは臨床にも多く存在します。



それなのに、痛い部分を一生懸命マッサージしていても、、、



治りませんよね( ˘ω˘ )







それなのに、一生懸命マッサージを繰り返す。。。



患者さんも痛い所を揉んでほしいと言います。。。



さあ、あなたは患者さんの言いなりになって痛い所を揉みますか?



それとも、原因は違う所にある事をしっかり説明して違う場所の原因を探して治療しますか?



どっちがいいでしょうか?(-ω-)/







まあ、どちらが正しいとかは言えませんが、、、あなたは治療家なのか、、、リラクゼーション家なのかによって答えも変わってくるのかもしれませんね。



私の答えは治療家です。



ですから、患者さんに説明して本当の原因を探し治療します。



中には、マッサージ目的で来ている患者さんにはいい顔されない場合があります。



そこはどうなんでしょうね。。。



そんな患者さんには、それ相応のサービスを提供するのが正しいのか、、、



自分の治療を貫くのか、、、







話しがそれてしまいましたが、、、









では、臨床で多く診られる関連痛を紹介して行きましょうか。。。




と思ったのですが、、、



続きはまた次回書きます。








今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。









おわり