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金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

体幹の安定性を保つための腹筋の役割

2016-01-18 19:56:22 | 胸郭
正直に言うと困っています。。。



この腹筋の知識が無いスタッフが多い事に。。。



しかし、これを読んでいるあなたはそんな事はありませんよね?











どうも(^_^)



雪が降りだしてやっと冬らしくなってきました。



雪が少なくなってきたのはやはり温暖化現象でしょうか、、、



人間のせいとはいえ困ったものです。



しかし今日の我が家は、嫁さんの機嫌が悪く、、、とても寒いです(´・ω・`)



我が家にだけは温暖化が起こって欲しい。。。



そう思う男です。。。









さて、今回は腹筋について勉強して行きたいと思います。



前にも書いたかもしれませんが、、、



腹筋とは、、、



腹横筋、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋の事を言います。



一言で、腹筋と言ってもこれだけあるんですね。



一応作用だけ書いておきます。。。




腹直筋





体幹の屈曲、骨盤を後方回旋させる。



外腹斜筋




両側性では体幹の屈曲

一側性では、体幹の回旋、側屈



内腹斜筋




両側性では体幹の伸展

一側性では、体幹の側屈



腹横筋




腹部を引き締め平らにする、内臓を圧迫する






こんな所です( `ー´)ノ




そして、この腹筋、、、



ローカル筋、グローバル筋に分類する事も出来ます。





ローカル筋とは、椎骨に直接付着しているもので、通称コアマッスルと言われたりもします。



腹横筋がこれにあたり、多裂筋や大腰筋もこれにあたります。




グローバル筋とは、胸郭と骨盤を連結する筋で、腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋がこれにあたります。









この腹筋群の働きは、体幹のスタビリティを保つためにも大変重要です。



ローカル筋、グローバル筋の相互作用が重要で、特にローカル筋は直接椎骨に作用し、各椎体間のスタビリティを得るためにも重要です。



ローカル筋の正しい働きは、体幹の安定性に必要不可欠です。



その為、このローカル筋を鍛える為のコアトレーニングが近年注目を集めているのです。



そして、体幹の腰椎部にはこのコアのスタビリティが多くもとめられます。



それは、腰椎部が構造上不安定だからです。



逆に、胸郭、股関節部は、構造上安定しているため、モビリティが求められることが多いです。



ついでに、言うと。。。



この胸郭。体幹の回旋はほとんどが胸椎で行われており、この胸椎のROM制限が腰椎で代償され、腰痛、肩関節障害へ発展していくケースがけっこう多いと思われます。



胸椎のモビリティが腰痛、肩関節障害の改善のキーポイントになってくることも、おうおうにしてあり得るのです。






話しが、胸郭の方へ行ってしまいましたが、、、



外腹斜筋、内腹斜筋のことに触れていきたいと思います。



この二つの筋は、体幹の回旋、側屈の主導筋であり、特に回旋時には連動して働くのです。



例えば、、、



右外腹斜筋と左内腹斜筋が同時に働くと、、、



体幹の左回旋が起こります。



右外腹斜筋と右内腹斜筋が同時に働くと、、、



体幹の右側屈が起こります。






回旋の連動は、アナトミートレインで言う所の、



SPL(スパイラルライン)で説明できますね(;^ω^)









今回はここまでにします。



読んで頂いた勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。






おわり

これが呼吸補助筋についての私の知識です

2016-01-18 06:22:02 | 胸郭
あなたにお願いがあります。



この呼吸筋についての知識を知らない人は覚えておいてください。



必ず臨床で役に立つことがあるはずです。











どうも(^_^)



今年に入ってから、私は毎日6時に起きて1時間ほど勉強しています。



2週間ほど続いていたのですが、、、



昨日は飲み過ぎたせいか起きられませんでした(´・ω・`)



なんと意思が弱いのか。。。



自分ながらに情けないです。。。



ですから、今年の目標にもう一つ加える事にしました。



「飲みすぎません。成功するまでは!」



ここで禁酒の言葉がどうしても出てこない、、、



もう一つ、意思が強くなりきれない男です(;´Д`)









さて、今回も胸郭と呼吸の勉強の続きをして行きたいと思います。



呼吸補助筋の続きからです。





胸鎖乳突筋





この胸鎖乳突筋も、斜角筋と同じくとても重要な吸気の補助筋と考えられます。



臨床でも、アプローチする機会が多い筋です。



この胸鎖乳突筋がその能力を最大限発揮する為には、頭部、頸部の安定性が必要になってきます。



また、この筋が働くとき、鎖骨を引き上げる事により、胸郭の前後径を増大させることになります。



つまり、肺が膨らみ胸郭が広がっている時には胸鎖乳突筋が活動していると言えるでしょう。



この筋が呼気時には活動しているかは何とも言えない所みたいで、、、



一応、呼気時には胸鎖乳突筋は緩んでいると私は理解していますが。。。



補足ですが、この筋の短縮は、頭部前方位姿勢を強くします。



上部頸椎の伸展、下部頸椎の屈曲を引き起こすと考えられます。







前鋸筋





次はこの筋。前鋸筋です。



ご存知の通り、上位8~9肋骨から肩甲骨内側縁に起こる放射状の筋肉です。



肩甲骨を外転、外旋、上方回旋させる筋です。



肩甲骨が固定された時には肋骨を上方へ引き上げます。



特に重要な作用は、肩甲骨内縁を胸郭に引き付けておくことです。



この機能低下が、皆さん良く知っている翼状肩甲ですね。



そして、この筋の呼吸に対しての働きですが、、、



良く分からない部分もあります。



一応、菱形筋などが働き、肩甲骨を内転位に保つことにより、強制吸気の役割を担うとありますが、、、



ハッキリ言って分かりません。。。



ただ、一つ確かなのは、喘息患者さんは私の経験上ほとんどこの筋が固い事から呼吸には深い関連性があると考えています。間違いないでしょう。







もう一つ、前鋸筋と菱形筋のつながりは強くアナトミートレインでもSPL(スパイラルライン)として機能し片方が短塾固定されれば、もう片方が延長固定されるという強い関係性を持っています。





けっこうアプローチしていない先生が多いみたいですが、、、



是非、評価対象に加えてみては如何でしょう???







今回は以上です。



読んで頂いた勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。






おわり