金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

想いを伝える~患者さんへ~

2015-11-29 17:44:38 | 思い
どうも(^_^)


2台の車のタイヤ交換を終え疲れ気味の男です(T_T)/~~~


「明日の仕事は筋肉痛でつらいな~(;´Д`)」


と、言っていたら、、、


嫁さん「明日は大丈夫やって(^^)年なんだから筋肉痛になるのは明後日以降やろ!」


「。。。(T_T)」


言い返せず、、、耐える男です(・へ・)笑





今回は、治療の事ではなく、「想いを伝えると言う事について勉強して行きたいと思います。


私達は、この「想いを伝える」と言う事がうまく出来ないとプロの仕事が出来ないと私は考えています。


患者さんへ


どうすれば症状が良くなるのか。

この治療にはどのような効果があるのか。

他との治療、効果の違い。

なぜ、自分の治療院に通院しなければならないのか。

どれくらいの頻度で通院すればいいのか。

日常生活で気を付けなければいけないことは何か。

なぜ、治療費はこの金額になっているのか。





今あげたことは、私たちは当然分かっている訳ですが。。。


患者さんはまるで分っていないのです。。。


私達と違い、患者さんには医療の詳しい知識がありません。


私達が、この治療方法を習得する為に、血のにじむ努力をしてきて、莫大な労力と、お金をかけてきたことなんて知らないのです


他の院より、どれだけ価値がある治療をしていたとしても、その違いが分からないのです。


よっぽど絶大な効果をもたらせば、違いは分かるかもしれませんが、全ての人に絶大な効果をもたらすスキルを持っている先生なんているのでしょうか???





ですから、この事を伝える努力をしなければいけないと私は思います。


この伝える技術のレベルが高い事がプロである一つの条件だと考えています。





そんなこと、もうやってるし!


という声が聞こえてきそうですが、、、


本当に患者さんは理解しているのでしょうか???




患者さんはウソをつきます。


別に患者さんの事を悪く言う訳ではないですからねΣ(゜Д゜)


理解できていないのに、先生に申し訳ないからと、理解したふりをします。


たいして痛くもないのに、たくさん治療して欲しいからと、大げさに痛みを訴える事もあります。


あまり良くなっていないのに、気をつかい、お陰様で良くなりました。と言う事もあります。






ちょっと、違う方向に話しが行きましたが、、、


何が言いたいかというと、、、


本当に患者さんは私達の想いを理解しているのか?


この事を初心に戻り考えてみるのもいいのではないでしょうか???





そうすれば、今までより問診、説明も違ってくるのではないでしょうか???


患者さんに医学用語ではなく、理解しやすい言葉を使う事を心がけるのではないでしょうか???


治療の価値を理解し、リピートする患者さんが増えるのではないでしょうか???


先生と患者さんの信頼関係もより深まるのではないでしょうか???





伝える努力を怠っているのはプロ失格だと思います。


私もこの事を肝に銘じて、患者さんに関わっていきたいと思います。




今回は以上です。






おわり

腰部脊柱管狭窄症(LSS)~治療②~

2015-11-28 20:57:48 | 腰部
どうも(^_^)


今日は娘二人を連れて銭湯へ行きました(*´ω`*)


すると、男湯に身長制限があるではありませんか、、、Σ(゜Д゜)


120cm以上の女の子は女湯へどうぞ!と、、、


うちの子はギリ大丈夫でしたが、、、もう少しで娘と入れなくなるかもしれない、、、


と、思うとなんか淋しくなった男です。。。(T_T)笑





さて、LSSシリーズを続けたいと思います。


今回も治療の事を勉強して行きたいと思います。


前回まで、腰椎の前弯増強が、LSSの症状を増悪させる事を勉強しました。






ここでポイントです。


腰椎の前弯増強と言う事は、骨盤は前傾になります。


腰椎の前弯を緩やかにしたいと考えるならば、骨盤を後傾位に誘導出来れば、LSSの症状を抑えられるのではないでしょうか???


では、どうやって、骨盤を後傾位に誘導すればいいのでしょうか!?


ここで、普通思いつくのは、殿筋の筋力増強訓練を行えばいいんだ!!!(^^♪





と、なるのですが。。。


殿筋の収縮は骨盤を後傾位にしますからね。





確かに筋が委縮していたり、MMTが2とか3レベルならそれは必要かもしれませんが、、、


そうでない場合に、筋力増強訓練を安易に行うのはどうだろう。。。


と、疑問が浮かびます。それで症状が改善されるのでしょうか。。。(;´Д`)





じゃあ、どうすんだよ!?<(`^´)>


って話しですが。。。


殿筋の出力を上げてやればいいんです


どうやって???


単純です。緩めて、筋の伸び縮みをしやすくさせる為に、長さを出してあげればいいんです


そんなに、MMTが低くない患者さんではこっちの方が効果が出やすいと思います。


そして、そんな患者さんほど、殿筋がタイトになっている事が多いです(・へ・)







どうしても、筋力増強訓練がリハビリ現場では主流になる傾向がありますが、、、


この様に、違った視点から、筋の機能をだしてあげるアプローチを考えるべきだと思います。


筋力は十分あるのに、それを発揮できていないケースもあると言う事です。






もちろん、このような部位にアプローチするのは、当然、短縮している部位をアプローチした後に行うのが基本なのは言うまでもありません。



ただ、何も考えずにマッサージするのではなく、目的と考えをしっかりと明確にして治療するべきです。







今回は以上です。


読んで頂いた勉強熱心な先生。いつも有難うございます(*´ω`*)


また次回。





おわり




腰部脊柱管狭窄症(LSS)~治療~

2015-11-27 22:17:48 | 腰部
どうも(^_^)


この間、患者さんに、、、


「先生はおいくつなんですか?(;^ω^)」


とよくある質問をされたので、、、合コン風に、、


「いくつに見えます?(^^♪」


と、返してみると、、、


「えーっと、、40、、41?42?、、、(*'ω'*)」


「。。。(T_T)マジで!?、、、Σ(゜Д゜)」


10近くも上に見られた、、、さすがに、、落ち込む、、、


イヤ、白衣着てるからね。。。うん、そのせいだ!そうに違いない!!


と、思い込みたい、老けてきた男です(T_T)/~~~笑






さて、またまたLSSシリーズです。


今回はアプローチ法について勉強して行きたいと思います。


前回までで、腰椎の前弯増強が、LSSの症状を増悪させることを勉強しました。





では、治療はどうすればいいのか???


単純に痛いと訴える場所をマッサージしますか???


それだけは、治療家としてやってはいけない事だと私は思います。。。


なぜなら、評価、診断、検査なき治療は、そこらのリラクゼーション専門のお店とやっている事が一緒であるからです!<(`^´)>


しっかりと、治療戦略を考えてアプローチしなければなりません。





シンプルに考えてみましょう!


腰椎の前弯増強で症状が悪化すると考えれば、、、


その腰椎を前弯させる因子を取り除けばいいのではありませんか?(・へ・)


腰椎の前弯とくれば、、、そう!


大腰筋が一番最初に思いつくのではありませんか???





ここをリリースする事により、腰椎の前弯が緩やかになり、脊柱管の圧迫も弱くなり、症状の改善につながっていくのではなかろうか。。。と、考えます。


実際に、私はその様なアプローチを行いますが、症状が改善する患者さんは結構います。


さすがに全ての患者さんに驚くほどの効果をもたらすことは出来ませんが、、、


やってみる価値は十分にあると思います。





更に言うなら、もっと効果を出しやすくするために、


ここでお得意のアナトミートレインの登場です(´艸`*)


大腰筋を含むライン。。。そう!


DFL(ディープフロントライン)です!





大腰筋だけでなく、このライン全体を解放する事が治療効果アップにつながると考えています。


斜角筋や、後脛骨筋は診ておきたい所ですし、アプローチもしやすい所ではないでしょうか。。。




ぜひ、臨床で試してみる事をお勧めします。


痛みを訴える所にばかり目を向けるのではなく、考えて治療する事が大切ですね(=゜ω゜)ノ




今回は以上です。


読んで頂いた勉強熱心な先生。有難うございます(*´ω`*)


また次回。




おわり

腰部脊柱管狭窄症(LSS)~病態~

2015-11-26 22:09:06 | 腰部
どうも(^_^)


最近寒くなりました。。。(._.)


うちの二人の娘は夜中寒いのか、足だけ私の布団の中に入れてきます。


嫁さんに至っては、冷え性なので冷たい足を、直に私のお腹にくっつけてきます。。。(T_T)


家族のこたつの役割を担っている、忍耐強い男です<(`^´)>笑






さて、LSSシリーズを続けていきたいと思います。





今回は、なぜ、腰部脊柱管狭窄症が出来上がるのかを勉強して行きたいと思います。


以前に、LSSの分類を勉強しました。


まずは、その病態のおさらいです。



この、神経根の部分が圧迫されるのか、馬尾の部分が圧迫されるのか、または、どちらも圧迫される病態なのか、、、


この部分の圧迫は腰椎の前弯が強くなる事にによって増強されるのです。






つまり、腰部の後屈により症状が増悪するのです。


間欠性跛行が出現したりします。


しかし、腰椎の後弯、つまり腰部の前屈により圧迫されていた部分が解放され、症状が改善します。



脊柱管は、腰部の前屈により広がり、後屈により狭まるのです。



LSSは、腰椎の前弯増強が症状の悪化に関連があると言えるでしょう(・へ・)




でもでも、うちのクリニックでは腰椎の後弯が強い人でも、腰部脊柱管狭窄症の診断名がつけられ、リハビリテーションに送られてきます。。。


なぜでしょう???


まず、一つ考えられるのは、本物のLSSではなく、トリガーポイントなどの影響から、間欠性跛行の症状が見られ、誤診されている可能性。


これは、我々にとっては待ってました!ですね(´艸`*)


徒手療法で改善する事が出来て、尚且つ、脊柱管狭窄症が治せるなんて思われたりするんですからね(笑)


ホントはLSSからくる症状ではないのに、、、


そして、


腰椎後弯でも本物の脊柱管狭窄症のケース。


最初は腰椎前弯の為にLSSの症状を呈していたのが、疼痛を回避する姿勢を長い間続けたがために、後弯変形を呈してしまったケースもあるのではと考えます。




こんな事を考えると、教科書通りのLSSの患者の方がむしろ、少なく感じます。



次回は治療の事を勉強して行きたいと思います。




おわり

腰部脊柱管狭窄症(LSS)~鑑別~

2015-11-25 22:37:51 | 腰部
どうも(^_^)


お金の計算をしていると、いつも決まってお金が足りません。。。


一体、何処へ消えているのか、、、


自分の無駄遣いは記憶にない男です(´艸`*)笑


イヤイヤ、無駄遣いというか、私が使うのはほぼ、勉強関連のものばかりで、、、


ただ、欲しくなるとそこに関しては、見境なく使ってしまうんですよね。。。


このままでは、ビール代にも影響が、、、Σ(゜Д゜)


気を付けなければ。。。(・へ・)





さて、LSSシリーズです(^^)


前回はLSSの分類まで勉強しました。


この疾患を診る時のポイントは、、、


私達、セラピストが介入出来るケースか見極める事!


これが、ものすごく大事だと思います(=゜ω゜)ノ




はっきり言って、陰部感覚の異常や、膀胱直腸障害なんかが見られるケースなんかは観血的療法の適応になる事が多いと思います。


治療院で無理にこんなケースを何とかしてやろうと、ずっーと施術してても良くならないでしょう。


これは管轄外として、速やかにドクターへお任せしなければいけませんね。





悔しいですが、徒手療法にも限界はあります。。。


そこを、見極めて対診させる勇気も必要だと考えます。




診断力!!これですね<(`^´)>



ではでは、このLSSに似た、しっかり鑑別しなければいけない疾患を勉強して行きたいと思います。


それは、ズバリ、、、お分かりかもしれませんが、、、


ASO!!下肢の閉塞性動脈硬化症です!!









ASOには、LSSと似たような間欠性跛行が現れます。


この事が誤診を招くことにつながるみたいです。


新人の頃、うちの院長にしつこく言われたのを覚えています(;´Д`)




この二つを鑑別するポイントは、、、


まず、姿勢による症状の変化があるかどうかです。


LSSでは、腰を反らすと痛い、曲げると楽。


しかし、ASOでは姿勢による症状の変化はありません。


ここが一つ、重要なポイントでしょう!!



そして、動脈の拍動です。


ASOでは足背動脈や後脛骨動脈が振れません。


気を付けなければいけないのが、足背動脈は、先天的に欠損している場合があるらしいので、後脛骨動脈の方が確実らしいです。





ついでに、他にもLSSの特徴として、自転車には長く乗っていられる。


あおむけで寝れない。横向きで寝ると楽。


手押し車を押してなら、長く歩けるといった特徴があります。


これも姿勢による変化ですね。






この様な事をしっかり覚えておかねば鑑別は出来ませんね。


特にMRIなどない、治療院では所見を詳しくとり、診断するしかありません。


誤診の無い様にしなければなりませんね('ω')ノ





今回は以上です。


読んで頂いた勉強熱心な先生。有難うございます(*´ω`*)


また次回。





おわり