金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

肩関節を知ろう‼️5⃣~靭帯~

2015-04-25 20:42:01 | 勉強
どうも^_^


最近は肩関節の勉強に熱心に取り組んでいます。


仕事場の勉強会でもこの肩関節について発表しています。


その勉強会の肩関節靭帯の部分のレポートも載せてみようと思います。



ここからです。


肩甲上腕関節を補強する靭帯は二つあると思われます。

1、烏口上腕靭帯

2、関節上腕靭帯


この二つは肩甲上腕関節の上方~前方~下方を補強します。



まずは烏口上腕靭帯です。





この靭帯は烏口突起の外側から起こり関節包と癒合し大結節束と小結節束に分かれます。





腱板疎部〔棘上筋腱と肩甲下筋腱の間〕を通って進み、ここで棘上筋と連結があると思われます。そして結節間溝の上を進みそこで二つに分かれます。



しかも人により靭帯や筋肉の走行は多少異なります。

これが本や文献によって記載が違う理由ではないかと思うのですが‥‥
上の図の様に必ずしもなっているとは限らないのです。


この靭帯は上腕の外旋を主に制限し、屈曲〔大結節束〕、伸展〔小結節束〕も制御しています。



そして強い靭帯で上腕骨頭を上方へ懸垂しています。

この靭帯が機能しなくなると肩関節脱臼が起こりやすくなったり、ルーズショルダーの原因となる事があります。



また、この烏口上腕靭帯の起始部で小胸筋との連結も確認されているみたいです。


臨床上、非常に重要な所です(・ω・)ノ



次に関節上腕靭帯です。





この靭帯は上、中、下〔前方、後方〕に分けられ、関節包の前面から下方を補強しています。



上関節上腕靭帯は関節窩の上方と関節唇部から起こり烏口上腕靭帯の下前面を通って解剖頸へとつながる比較的狭い靭帯です。



中関節上腕靭帯は上関節上腕靭帯のやや前下方から起こり小結節へと繋がる靭帯です。

関節前面で肩甲下筋と混ざる所を考えると両者の関連性が伺えます。


下関節上腕靭帯は関節下結節と関節唇部から起こり外科頸へと繋がります。

これは前方の事で後方にも存在し、二つを下関節上腕靭帯複合体と呼びます。
この靭帯はゆったりした靭帯ですが一番強く分厚い靭帯です。



この三つの靭帯は作用が異なります。



上関節上腕靭帯は外旋や伸展内転内旋位を制限します。

中関節上腕靭帯と下前方関節上腕靭帯は、外転外旋位や水平伸展外旋位を制限します。

下前方関節上腕靭帯の方がゆったりしている分、外転の角度を上げた方が緊張は高まります。



下後方関節上腕靭帯は屈曲内旋位や水平屈曲内旋位を制限します。




さあ、理解が難しくなってきました💦


でもまだまだ難しいお話しはつづきますので頑張って下さい😓




上関節上腕靭帯と中関節上腕靭帯の間に
解剖学的に弱い部分である、
ブァイトブレヒト孔というものが存在します‼️



この孔の部分から有名な肩関節前方脱臼が起こるのです(・ω・)ノ


じゃあなぜこんな弱い部分があるの❓


この弱い部分にも大切な役割があるのです‼️😳


それは‥‥


ここは重要です。


このブァイトブレヒト孔を通じて肩甲上腕関節の関節包と、肩甲下滑液包が交通しているのです。


どうゆうこと❓❓❓😓


ってなりますよね💦



まず滑液包とは⁉️😄



長くなってきたので次に書くことにしましょう(=゜ω゜)ノ



つづく

5人目⁉️の家族^_^

2015-04-21 21:32:34 | ^_^
どうも^_^


我が家に5人目の家族が仲間入りしました‼️😊


その名は「ガリぞう」君です✨








どうしても欲しくて買ってしまったのですΣ(゜д゜lll)


これがあると靭帯、筋肉の走行や関節の動きがイメージしやすいんですよね😅


しかし‥‥‥


嫁さんには「気持ち悪い‥」と言われ💦


下の子は怖がって最初は近づかなかったです😓


でも段々慣れてくると珍しいのか嫁も子供も遊び出しました。笑






子供に壊されないか心配です💦


さあ、勉強しようっと(・ω・)ノ


おわり

思ったこと

2015-04-20 20:49:53 | 思い
どうも^_^


今回は最近思うことについてです。


私は毎日少しでもいい治療家〔セラピスト〕になる為に日夜、勉強、臨床に精一杯頑張っているつもりです( ̄^ ̄)ゞ


まだまだ超がつくほどの未熟者なのですが‥‥‥😓




最近勉強会〔クリニック内の〕をしていて思う事ですが、
以外と皆さん基礎的な解剖学やら運動学が理解できていないと思います。
自分も含めてですが‥💦


うちのクリニックだけではなく、この様なセラピストの人達がけっこういるのではないかと思うんです。


冷静に考えればこれってけっこうな問題ではないでしょうか⁉️


医療従事者として患者さん〔人の身体〕に対して施術して、その対価としてお金をもらってごはんを食べているのにもかかわらず、


患者さんの身体の構造を理解せずに治療しているという事です。


もちろん勉強して理解して施術されている立派な先生もいることでしょう。


しかし本当はそれが当たり前でなくはいけないのです‼️😠


でも圧倒的に前者のセラピストが多いのが現状ではないでしょうか⁉️




これにはセラピストの養成学校での指導に問題があったりするのか‥‥
それともセラピストになったあとの個人の問題なのか‥


これを解決する方法があると思うんですよ‼️😄


勝手に考えたのですが国家試験に受かった後でも免許に期限を設ければいいと思います。


車の免許の様に更新の時にはまた試験を行うのです😳


また更新の回数が増える程試験の難易度も上がっていきます。


ベテランになればなるほど勉強しなければいけないってことです。



こうすれば否が応でもセラピストのレベルは上がることでしょう‼️


不勉強なセラピストも少しは減る事でしょう‼️


何も努力していないのに威張り散らしている不勉強なベテランセラピストも減るのではないでしょうか❓😓


まあ、こんな風になるのは無理なんでしょうが‥


しかしこの制度は柔道整復師だけでいいと思います(・ω・)ノ



なぜなら公に開業権が与えられていて、
なおかつ保険請求も行えるのは柔道整復師だけだからです。


本来なら一番勉強しなければならないのは柔道整復師だと思うのですが‥


現状は保険請求にあぐらをかいて、不勉強な柔道整復師が多いと思います。


実際すごい勉強されている先生もいるのですが、不勉強な人達の方が圧倒的に多いのではないでしょうか❓


それに私が本や論文、ブログ等を拝見してもすごいな~と感心するのはPTの先生ばかりです。




私の養成学校の学生時代に聞いた話しがあります。
その養成学校の先生〔医師〕が柔道整復師に向かって

「知らぬ〔知識がない〕は犯罪だ‼️」

と言って怒っていたらしいです。


まあ、犯罪とまではいかないでしょうけど💦

しかしなんだか重い言葉です😓



私なりにその言葉を変えるとすれば


「知らない〔知識がない〕ことを自分で分かっているのにそのままにしておく事はセラピスト失格だ‼️」


ですかね(・ω・)ノ




なんかまとまりがない文でしたが、
思ったことを書いてみました。




終わり




肩関節を知ろう‼️4⃣~靭帯~

2015-04-18 07:43:19 | 勉強
どうも^_^


肩甲上腕関節の靭帯のお話しです。


肩甲上腕関節を補強する靭帯は、

1 烏口上腕靭帯

2 関節上腕靭帯


があります




まずは烏口上腕靭帯からです。


名前の通り烏口突起の外側の方から起こり関節包の上方を覆い関節包に癒合して、そこから大結節後部線維束と小結節前部線維束に分かれます。
棘上筋腱と肩甲下筋腱の間の腱板疎部を通ります。
棘上筋と連結していると思われます。


この靭帯は上腕骨を上方へつりあげ補強しています。
これが緩むと脱臼しやすくなります。


上肢の屈曲〔大結節束〕伸展〔小結節束〕を制限し、主に外旋も制限します。





そして関節上腕靭帯です。


これは関節包の前部を補強し上、中、下に分かれます。




烏口上腕靭帯の下前面にあり関節窩上方、関節唇から起こり解剖頸につく狭い靭帯。



上の靭帯の前方部分から起こり斜めに走り小結節につく。



一番強く分厚い靭帯。弛緩しており、関節唇の下方部分から外科頚へつく。
前部と後部に分かれ下関節靭帯複合体と呼ばれる。


主に外転や外旋を制限します。




すごく肩関節とは難しいものですね。
やはり基礎が一番大事です‼️😠


分かっているつもりでも分かっていませんでしたΣ(゜д゜lll)


もう少しこの詳しい基礎の勉強を続けたいと思います。



つづく

肩関節を知ろう‼️3⃣~関節包~

2015-04-16 07:32:26 | 勉強
どうも^_^


前回の関節包の勉強のつづきです。


これを書きながら自分自身でも勉強しています(・ω・)ノ


骨頭の容積の二倍もある関節包。


前回は上肢が下垂時には陰圧となっていて、挙上時には陽圧となることを書きました。


もう少し関節包について書きます。



関節包の前方、下方は分厚くなっていて逆に後方は薄くなっているようです。


さらに前方、下方は弛緩しており、下方はもっともゆとりがあり弱い部分です。


腋窩陥凹とか言うみたいです(・ω・)ノ



その関節包の内側には滑液が存在し、
その滑液を関節腔内に分泌し、関節面を潤し、動きを滑らかにします。


そして滑液は関節軟骨に栄養を供給しているのです。
関節軟骨には血液の供給がないですからね(>人<;)





また内圧の話しに戻りますが、関節包に問題が生じ内圧が変化することもあります。


関節包内に炎症が起こり滑膜の増殖により関節腔内の容積の減少。

または関節液が増えることにより、関節腔内の容積が減少する。



こんなことが起こると少しの運動でも簡単に内圧が上昇してしまうのは想像できますね。







そして関節包の張力がほぼ全て一定になる角度があるみたいです。


外転45度くらいで肩甲骨が向いている方向に上腕長軸が一致する内、外旋の中間位がそうみたいです^_^


最もゆるむ位置ではなく、関節包の張力が一定になる位置です。


これは非常に大事だと思うので覚えておきましょう。



以外に知っていたつもりでも全然理解できていなかったみたいです(T ^ T)


もう少し詳しく勉強しようと思います。


次は靭帯についても勉強したいと思います。




つづく