金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

肩甲骨の位置による評価~小胸筋②~

2015-10-31 16:34:26 | 勉強
どうも(^_^)


最近悩み事が多いせいか、白髪が気になる男です(´・ω・`)


娘に、「パパも髪の毛なくなるの?~ちゃんのパパは無いんだって(^^)」


、、、パパは大丈夫!!!たぶん、、、


少しドキッとした娘の発言でした。笑


先生、いい養毛剤があれば、教えてください!その時がきたら、、、(T_T)笑






さて、肩甲骨シリーズの続きです。


前回は小胸筋について勉強しましたが、、、


今回も続けて小胸筋についてやって行こうと思います。






なぜなら、臨床上メチャメチャ重要な所だと私は考えるからです( `ー´)ノ




さあ、ここで得意のアナトミートレインの登場です(^^♪




小胸筋はDFAL(ディープフロントアームライン)に含まれます。







小胸筋➡上腕二頭筋➡橈骨骨膜➡母指球につながるラインです。


このラインが短縮すると、肩がどんどん前方へ出てきて、背中が丸くなっていく傾向があります。


いわゆる円背ですね。臨床上多く見かけますよね。


そんな方の肩甲骨の位置はどうなっているのか???


前回の話しも含めて考えることが出来ると思います(^_^)




少し肩甲骨から話しはそれてしまうのですが、、、


このDFAL(ディープフロントアームライン)はDFL(ディープフロントライン)とのつながりがあり、DFAL上肢のDFLと考えていいみたいです。


事実、私も臨床でこのラインの関係性を良く実感しております。



腰痛患者さんでも、こことの関連性がある人がとてもたくさん見かけます。


まあ、DFLと関係性があるのであれば、容易に想像できるのではないかと思います。


もちろん、DFLとの関連性から頸部とのつながりがあることも想像できますね(^◇^)





小胸筋てメッチャ大事!!!


小胸筋に負担がない状態では、呼吸の吸気の補助筋としても活躍します!


何処の疾患を評価する時にも、この小胸筋は何らかの形で影響を及ぼしているのではないでしょうか!?


あまり、小胸筋を診ていない先生は絶対診た方がいいと思います(*´Д`)






今回は以上です!


読んで頂いた勉強熱心な先生。有難うございます(*´ω`*)


もう少し肩甲骨のお話を続けたいと思います。


では、また次回。




おわり







肩甲骨の位置による評価~小胸筋~

2015-10-30 22:15:25 | 勉強
どうも(^_^)


明日飲みに行くため、嫁さんに送り向かいをしてもらわねば行けません。。。


ここは強気のマインドセットで挑んでみました!!!


私 「明日飲みに行くし、送り迎え頼む(・へ・)帰りは何時かわからん!」


と先制攻撃!


嫁さん 「あん!?<(`^´)>」


私 「、、、(´・ω・`)いや、、、お願いします。。。肩もみましょうか???(T_T)」


、、、このマインドセットは一生変わらないのではないでしょうか。。。


先生、どうすれば家でも強気になれるのでしょうか!?(T_T)





さて、肩甲骨シリーズの続きです。


前回は肩甲骨の位置を決める為に4本のベクトルがひときわ目立っているという話しをしていました。





今回はそのベクトルの、小胸筋ー僧帽筋下部繊維 について勉強して行きたいと思います。


まずは、小胸筋です。







こんな感じですね(^^)


作用は、起始が固定されていると肩甲骨の前傾、下方回旋、下制、外転に働きます。


停止が固定されていると(肩甲骨が動かない)強制的な吸気を補助します。



小胸筋と僧帽筋下部繊維との関係は、ほぼほぼ小胸筋が短縮し、僧帽筋下部繊維が伸長固定されているケースが多いでしょう。もちろん全てではありませんが。


この小胸筋の短縮は様々な影響を及ぼします。



この影響について考えてみましょう!臨床上、重要です(=゜ω゜)ノ



この肩甲骨の前傾に多くは胸椎の後弯を伴います。


つまり、円背傾向になるのです。


胸椎の後弯は、骨盤の後傾を引き起こす事もあり得ます。


更に、後傾は膝OAを引き起こす事もあり得ます。





反対に考えれば、これらの症状に対しても小胸筋の伸長手技は重要になってきます。



もう一つ、この小胸筋の短縮による肩甲骨の前傾は、肩関節の屈曲動作を傷害します。


まず、反対に肩関節の伸展動作について考えます。


肩関節が伸展する為には、インナーによる肩甲骨の固定が必要です。


その固定の仕事をするのが、前方からは小胸筋後方からは肩甲挙筋と菱形筋がその役割を担います。



この固定作用があって、効果的にアウターが機能します。


つまり、この小胸筋の短縮、つまり伸展への固定作用が過剰になると、、、


肩関節の屈曲が障害されてしまうというわけです('_')





上腕骨には付着せずとも、肩甲骨を介して密接に肩甲上腕関節の運動に関与しているんですね。


う~ん、、、あなどれない、、、重要な小胸筋(;´Д`)


更に言うと、頚の動きにも密接に関係しているんです。


やはり、小胸筋の治療手技は大変重要です!!!




今回はここまでにします。


次回はもう少し小胸筋について勉強して行きたいと思います。




読んで頂いた勉強熱心な先生。有難うございます(*´ω`*)


また次回。






おわり














肩甲骨の位置による評価~菱形筋と前鋸筋~

2015-10-29 22:09:51 | 勉強
どうも(^_^)


本日、リハビリスタッフの後輩の女の子を泣かした男です(T_T)笑


いやね、誤解しないでほしいのですが、、、私はそんな嫌がらせをするだとか、性格悪いとか、そんなたぐいのやつではないんですよ。。。たぶん、、、


私は、、、本日の勉強会で、、、


「ここの筋肉を緩める時にはそうじゃなくて、、、こうして、、、こうしたほうがいいんだよ(^^)」


と優しく、ソフトに教えたつもりなのですが、、、


(T_T)/~~~


泣かれてしまいました。。。笑


後で聞くと、、、


自分でいろいろと勉強して自分なりに実践していることを、私に否定された気がして、、、らしいんですよ。


う~ん、、、


じゃあ、自分の思う通りやってみたらいいんだよ(^^)v


言ってあげました!!!


その子には、その子なりの向上心があるのでしょう。いい事です。


ただ、、、まあ、何を勉強するのも自由だし、好きにさせるのが一番でしょう!!!今は、、、


そのうちに、解るでしょう!!!






さて、今回はまた肩甲骨シリーズの続きを勉強したいと思います(^^)


前回は肩甲骨の、正しい位置と上肢との密接な関係について勉強しました。


今回はその、肩甲骨に付着している筋について考えてみたいと思います( `ー´)ノ







こんな感じですかね。


少し文献によっては違う所もありますが、、、大まかにはこんな感じでしょう。





この、肩甲骨の動きですが、、、上の図にある、


挙上、下制   外転、内転   上方回旋、下方回旋


この他にも、   外旋、内旋   前屈、後屈


の動きもあります!





たくさんの筋が付着している肩甲骨。様々な方向へのベクトルが働いています。







こんな感じで(=゜ω゜)ノ


得意のアナトミートレインからの引用です。


さらに、この中の4本のベクトルが肩甲骨の位置を決定する為に、ひときわ目立っています。


それは、


菱形筋と前鋸筋   小胸筋と僧帽筋下部繊維です!



菱形筋と前鋸筋の筋膜接続は強く、SPL(スパイラルライン)では一緒に機能しますが、AL(アームライン)では、肩甲骨の位置を決定する為に、相反的に作用します。


菱形筋が短縮すれば、肩甲骨と棘突起の距離が近づき平背傾向になります。


前鋸筋が短縮すれば、肩甲骨と棘突起の距離が離れ、円背傾向になります。




いずれも、短縮している方にアプローチする必要があります。



前鋸筋が短縮すれば、肩甲骨は外転、外旋、上方回旋、と動くと思われます。


起始部を固定した場合です。



菱形筋が短縮した場合、内転、挙上、下方回旋となります。


普通は、菱形筋のマヒより前鋸筋のマヒの方が上肢の機能をより強く傷害します。


この二つは直接的な拮抗筋の為、例えば、菱形筋の短縮には前鋸筋の筋力低下が伴っていることが多いです。





今回はここまでにします。


読んでくれた勉強熱心な先生。


有難うございます(*´ω`*)






また、次回に続きます。





おわり

肩甲骨の位置による評価~上肢との関連~

2015-10-28 22:02:47 | 勉強
どうも(^_^)


私は独立する為には、自分の中でのマインドセットを変える必要が絶対必要と考えています。


しかし、どうしても変えられないマインドがあります。。。


それは、、、恥ずかしながら、、、


嫁さんへのマインドセットです(´・ω・`)笑


今日は強気で言ってやろう!と、思っても、、、どうしても勝てる気がしません。。。


先生、私はどうしたら嫁さんへのマインドセットが出来るのでしょうか、、、???


と、悩んでいる男です(;´Д`)




さて、今回は肩甲骨にフォーカスを当てて勉強して行きたいと思います。


肩甲骨、、、





それは、、、、


上肢の土台と言ってもいいのではないでしょうか???


下肢の土台が骨盤なら、上肢の土台は肩甲骨でしょう!!!






しかも、肩甲骨の位置を評価するだけである程度、どこの筋が短縮傾向にあるのか予測することが出来ると思います。


まず、正常な肩甲骨の位置を知らねばなりませんね。







第2~第7肋骨間
棘突起から約5~6cm離れている。

下角は7~8cm

前傾約10°、上方回旋約5~10°



こんな感じです(=゜ω゜)ノ


ここで気を付けなければいけないポイントは、、、


その評価した姿勢が、立位なのか、坐位なのか、腹臥位なのか、と言う事です。



これによって肩甲骨の位置は変わります。


坐位と、立位で肩甲骨の位置が変わると言う事は、、、


明らかに、骨盤か、下肢からの影響を受けていると言う事でしょう。


つまり、治療戦略に上だけではなく、下にも目を向けなければいけません。


評価するときは必ず同じ肢位で行いましょう(^O^)/




先ほども言いましたが、上肢の運動と肩甲骨は密接に関わっています。


肩甲上腕リズムという言葉があるくらいですから。


そのことに少しだけ触れておきます。


上肢のみ、肩甲上腕関節だけでは、肩甲骨が固定されると、自動運動では90度、他動運動でも120度しか動きません。


特に、内旋位での外転においては、60度しか動きません。


ですから、肩甲骨の可動性というのは、上肢の運動に多大なる影響を与えているのが分かります。


肩関節周囲炎でもまさか、肩甲上腕関節しか診ないセラピストはいないでしょうが、、、


肩甲骨の評価が大切になってくるのは言うまでもありません。





今回はここまで。


次回からも肩甲骨シリーズのお話を少しの間続けていこうと思います。





読んで頂いている、勉強熱心な志の高い先生。


有難うございます(*´ω`*)


お互い患者さんの為に成長出来るよう頑張りましょう!!!!



おわり





変形性膝関節症へのアプローチ方法

2015-10-26 21:26:49 | 勉強
どうも(^_^)


このブログを始めたきっかけは、自分の成長を確認する為、自分が勉強した事、経験した事の記録、アウトプットの場としてでした。


しかし、最近よくこのブログを見てくれている勉強熱心な先生が多いみたいで、、、


同じ志を持った意識の高い、同志がいるような気がしてうれしく思っている男です(^^♪





さて、今回はこれまた臨床の場で見かけることが多い、膝OAについて勉強して行きたいと思います。








以前に少し膝OAについて書きましたが、、、


一般的な膝OAは膝の内側に疼痛が出る事が多いと思います。


しかし、そのほとんどが、、、


膝自体に原因が無い!!!ということです!





じゃあどこが原因なんだって話しですが、、、(;´Д`)


その原因で最も多い所を勉強して行きましょう。




それは、、、ズバリ、、、



殿筋群です!!!( `ー´)ノ







その理由について考えていきます。




股関節に注目して観てください!





骨盤に対して大腿骨が、伸展、外転、外旋位になっています。


つまり、殿筋が短縮しやすい肢位になっているのです。



筋に対してアプローチする時には、短縮している部位からアプローチしていくのは基本ですね(^^)




さあ、殿筋が出て来たと言う事は、、、


アナトミートレインを愛用する私ですから、、、(*‘∀‘)


このラインを診るのは必然です!




そう!ラテラルラインです(=゜ω゜)ノ





このラインも当然、評価したい所ですね。




さあ、肝心の殿筋をどうアプローチするかですが、、、


こんな大きい筋を普通にマッサージしていては指がもげてしまいます。。。


どうしたら、殿筋が緩むポジションになるのか考えて、そのポジションでアプローチするようにしましょう!





どうしても、患者さんが痛がる部位にアプローチをかけたくなるのですが、、、


あまり、いい結果が出る事は少ないので、、、


違う場所を診るようにしましょう。


絶対にそっちの方がいい結果が出ます!


どうしても、膝を診たい人は、近位脛腓関節を診ることがいいでしょう!


そこにアプローチをかけてみましょう!




今回は以上です(^^)


読んで頂いた勉強熱心な先生。


有難うございます!




おわり