
YAMAPのコースタイムの倍の時間をかけて山頂につきました。目の前にドント見えるのが羅漢山。それから左に鬼が城山あたりまではハッキリと見えていました。その左にある吉和冠山は木陰。
そのような風景を見ながらランチタイム。ランチタイムだけはゆっくりとしたいので、昼食の後のコースタイムもゆっくり楽しみました。この間に若い夫婦らしい登山者が登ってきました。
その日山で遭ったのは先に下山したtentenさんとその二人だけ、タカ長たちを加えても6名だけの登山者でした。


ランチタイムを終わって下山開始。コースタイムは1時間10分ですが、タカ長たちは2時間以上かかると思っていました。高齢者は下りが大変、急ぐことは出来ません。
カメラは封印して足元に集中することも心に決めていました。


カメラは封印ですが、坑道の一つだけは見ることにしました。その坑道ですが斜面に開いた小さな穴、イメージしたより小さいものでした。
お二人は中を見に入りましたが、タカ長は遠慮しました。中途半端に腰を曲げるのが辛いし、鉱山跡の歴史的な背景も知らないので、坑道のもつ意味もよく分からないからです。

しばらくするとお二人は出てきました。この間タカ長は道の上で待機していました。写真では分かりませんが、この左は深い谷になっています。
tentenさんはカメラアングルを変えた、いい写真をアップしておられました。しかし、足腰のあやしいタカ長にはそのようなことは出来ません。
そこからは、本当に本当にカメラを封印して歩きました。

登るときに撮ったヤマシャクヤクだけは撮りました。登るときは乙女のようだったヤマシャクヤクも、下るときにはすっかりおばさんになったように感じました。

足元に集中して、無事に登山口に下りてきました。転倒する人はいませんでした。

そこから車までの下り、間違いなく足に疲れを感じていました。
もう少し若かったら「丁度良い山」なのでしょうが、この歳になるとそのような強がりは言えません。ダメなったなぁ、と言う気がしますが、そのようには考えないことにしました。
足腰は弱くなりましたが、それでも登りきることが出来た自分をほめることにしました。もちろんお二人さんの足を引っ張っての結果ですから、手放しでは喜べませんが、、、、、、、
まぁまぁかたいことを言わないで、いい気持にさせてください。

車に帰って着替えをしていたら、「サルメンエビネがありますよ」と言う美耶様の声が聞こえました。
駐車地の近くにはキエビネなどの花があることは到着したときに気づきましたが、サルメンエビネには気づきませんでした。


自生のものではなくて、おそらく誰かさんが植えたのだと思いますが、本当に道のそばにたくさんありました。
近くにはシャクナゲも咲いていました。そのような花を楽しんでから帰りました。

当日の記録です。数字的には大したことはありません。それでもコースタイムの倍くらいかかったのはタカ長の足腰が弱っているからです。
写真では分かりませんが、登山道の右側(登りのとき)は深い谷です。うっかりして転倒すると、「痛かった」とか「ズボンが汚れた」では済みません。重大な事故になってもおかしくないところだらけです。
沢地形を何度か渡りますが、そこは技術的な問題はありません。しかし、万が一スリップしたら、100メートル落ちるか200メートル落ちるのか分からない谷です。
急登の山と言っても斜度ならわが裏山のジャイアントコースのほうが上だと思います。もちろん、距離では負けていますが、、、、、、、。
そのようなコースを歩くのですから終始緊張していました。そのために時間をとり、疲れもたまりました。
でも、出雲の守様と美耶様にガードされて無事に登山を終えることが出来ました。感謝の気持ちでいっぱいです。
有難うございました。