見つけたい写真の話題です。
これは女房殿との、と言ってもそのときは結婚前でしたが、とにかく、女房殿と信州の高原をめぐる山旅の最後、野辺山高原で撮った写真です。大きなキスリングには空きが出来て、その性格丸出しのパッキング、くずれたキスリングを力任せに担いでいる感じですね。
そのときは美ヶ原や菅平など信州の高原を歩く旅でした。
菅平に着いたとき山は大荒れで、北アルプスでは遭難事故が多発しました。菅平高原も強風が吹いてご覧の状態になりました。テントを張るところを間違っていたらタカ長たちも遭難したかも?
でも、嵐が去ったあとは快適な高原歩きが出来ました。白樺のある風景は新鮮でした。
四阿山にも登りました。山頂から見る群馬県の山は一面の雪だったことが記憶としても残っています。
そのような高原歩きの最後に訪ねたのが野辺山高原でした。野辺山駅の近くには何もなかったように記憶しています。
テン泊の旅ですから大きなキスリングを背負っての旅になります。そのキスリングを上手にパッキングすることも登山技術のひとつでした。タカ長たちの技術がどの程度のものか、自分たちには分かりませんが、少なくとも最初の写真よりは背負いやすいパッキングをしていたように思います。
その時の山旅では、後ろからは頭が見えないような、大きなキスリングを背負って歩いている女房殿を撮った写真があります。旅の最初、美ヶ原で撮った、遠くに白い北アルプスが写っている写真です。あの写真を見れば女房殿もシッカリした登山をしていたことが分かるはずですが、冒頭の写真だけではずいぶんいい加減な登山者のように見えます。
だから、女房殿の名誉回復のためにも、あの時の写真、記憶にもハッキリと残っているあの写真を見つけたいのです。