大府市議会議員 たかばとくこ の日々

2007年、政治の素人が議会に飛び込んでみました。

【視察報告】住民に公開した外部事業評価の手法と実践 その3

2011-11-27 23:23:11 | 政務活動費(政務調査費)
【その2 に引き続き、政務調査費使用報告として議長に提出したものから転載】

《大府市への反映》
 外部評価をすることのメリットについて、「自己評価は自分たちだけの満足度で、内部だけだと見方が片手落ちになる。素人に何がわかる、との見方もあるが、常識ある市民にいわれていると受け止めるものである。(事業説明テクニックについて言われるが)外部評価を受けて説明しきれれば(その事業は)大丈夫だと考えることができる。」との秦野市職員の言葉が印象に残っている。多方面でよく耳にする外部評価しない理由を、行政職員の言葉でそうではないと否定していただいたように感じた。この考え方を当市でも謙虚に受け止めていただきたい。
 公開で行うことについて「事業の評価が第一目的だが、市政情報を提供しご理解いただく機会であり、市民に関心を持っていただくPRにもなる」とは町田市でお聞きした言葉である。2回の仕分けを経て、説明するために職員自身が業務への理解を深めることや、それを的確に説明する力を磨くことができたとの実感も語られた。ぜひとも当市でも取り組んで、そうした経験をしていただきたいと思う。
 外部評価を行ってからも手法など改善を繰り返している先進市事例を拝見し、まずは外部事業評価の導入を早々に検討するよう、積極的に求めていきたい。そして、公開していく姿勢やそれによる効果についても理解をもとめ、より効果的な形で実現するよう提言してまいりたい。

【このテーマでの報告は今回で終わります】